「屋外でPCを使うなんて、ちょっと怖い。」
屋外でPCを利用するということは、気を抜いた隙に紛失、盗難が起こる可能性がある。
PCに顧客情報などが入っている場合、そのPCを紛失、盗難した場合に訴訟や信用問題など、様々なデメリットが存在している。
しかしながら、今の時代ではPCは非常に便利なものであり、武器になりえるものだ。
それをいかに屋外で安心して利用できる環境を作れるか、それは大きなことだと思う。
「どうしたら安心して屋外でPCを利用できるか。」
では、どうすれば安心して利用できるのか。
簡単なのは、PCにパスワードを設定することだと思う。
だが、その方法だとどこかでパスワードが漏れたりする可能性だって否定できない。
漏れた状態で紛失や盗難すれば、何の意味もない。
ではどうすればいいのか。
そこで、PC自身にセキュリティ機能を持たせたのがIntel ATである。
「Intel ATとはどのような機能なのか。」
では、どのように紛失や盗難を検知するのか。
実際に紛失や盗難をしたところで、その状態が検知できなければ意味はない。
Intel ATには2通りの機能がある。
1.所有者が管理サーバーからネットワーク越しにロックをかける機能
2.ネットワークに一定期間接続されなかった場合、紛失や盗難と判断し、自身でロックをかける機能
この2つだ。
と、いうことは拾った人や窃盗犯がどうあがこうが、そもそも起動させてもらえないのだ。
Intel ATの紛失盗難検知機能はこの2通りだが、Intel ATはIntel TXTと同じくCPUに内包された機能である。
つまり、Intel ATもIntel TXTと同じく、ハードウェアロックをかけることができる。
Intel ATは紛失や盗難を検知した場合、CPUの中のマイクロコンピュータがすべてのシステムを無効化させ、HDDを入れ替えて回避しようとしても起動できなくさせることができる。
さらに、Intel TXTの機能ではTPMチップに暗号鍵を保存しますが、Intel ATの機能でその暗号鍵も削除することができるので、紛失盗難したPCのHDDデータの流出を防ぐことができる。
だが、この2の機能にとある事情で引っかかってしまった場合、それだけでそのPCは鉄クズになってしまう可能性が否定できない。
その為Intel ATでは、管理サーバーからパスワードを排出することにより、それを利用してロックを解除することが可能だ。
つまり、所有者自身は安心して利用でき、且つ、紛失盗難時は非常に強力なセキュリティになるのがIntel ATということだ。
感想およびまとめ
紛失や盗難をしたときに非常に大きな影響が出るのがPCというもの。
それをこの機能で守れば、安心して屋外でもPCを利用することができます。
vProの機能は企業向けのものが多いですが、これは個人使用でも非常に役に立ちそうですね。
今回のレビューでは、できるだけ簡単にわかりやすくまとめてみました。
やはり本来の趣旨とはずれている気がしますが、自分はIntel ATを理解することで手いっぱいだった現実が若干悲しいです。
最後の謎が近いので、頑張っていきたいと思います。