ネットワークからの攻撃であれば、アンチウイルスソフトウェア。
BIOS等、ハードウェア改鋳に関してはIntel TXTを使用すれば盾と鎧をつけた状態。
ただし、もし紛失した場合、データの保護を行うにはどうすればいいだろう?
Windows Vista や7のUltimateであれば、BitLockerを使用することにより
ハードディスクの暗号化を行い、他のPCからのアクセスを拒否し
中のデータを読み取ることを防止することが出来るが、
実際にそのPCそのものでアクセスすれば、そのOSを上からファイルを取り出すことが出来る
という弱点がどうしても残る。
OS上でも、指紋認証による保護や、パスワードロックを掛けることが出来るが
BitLockerを使用していない限り、データを取り出すことが他のPCで出来てしまう。
あとは兜と、小手をつけてしまいたい。小手がBitLockerなら
兜は、Intel ATと言えるだろう。Intelテクノロジーによる最強装備がここで出来上がる。
■ 最強装備「Intel AT」を有効にする。
Intel AT自体を操作するのはそのPCではあるが
ATに司令を送るのはクラウドサーバーとなる。
そのサーバーから指示を送り、PCの動作を停止させる。
そのサーバーはPCで行わなくても、セキュリティソフトの機能で行うことができる。
ではその手順を紹介したい。
Intel Anti-Theft Discovery App をインストール。
このソフトは、Intel ATをを有効にするための補助を行うソフトと思えばいい。
英語のソフトウェアではあるが、インストールを行えば日本語で進めれる。
インストールが始まるが気にせずに待とう。
無償トライアル版が、McAfeeで行うことが出来る90日間無料である。
試すを押して次へと進もう。
アカウントを登録する必要があり、そのアカウント自体が
Intel ATを管轄するサーバーの役割となる、
パスワードやそういった面も慎重に行うようにしたい。
アカウントを持つことに意味があるので、やり方次第では
ライトユーザーでも使いこなせる機能はたくさんある。
ダウンロードを行い、次のステップに進もう。
何か確認してますね、まぁ気にせず待とう。
インストールを行うため、ダウンロードが始まるので待ちましょう。
セットアップを開始するを押せば、Intel ATの設定へステップアップ。
アカウントの保護を行うために色々設定しましょう。
自分自身の証明のためですね。
ここで決めるパスワードはPCを保護した時、それを解除するためのパスワードを
入力する項目です。またメールアドレスはアカウントメールアドレスではなく
PCを保護モードにしたりした時の連絡メールアドレスである。
まだデバイスの現在位置の追跡は
現在そのPCはどこにあるかを調査する機能である。
ローカルネットワークが繋がってあれば、大体の場所を検出することが出来る。
GPSが搭載してあれば、現在地点を詳細で摘出することが出来る。
Intel ATの動作ロゴがPCのタスクバーから確認出来るようになります。
ご覧のとおりです。
こういった感じで最初のアプリケーションで
保護したという報告を受けるが。。。これで終わりではない。
■ ノートパソコンにATを装備する。
現段階ではATを使用する権利を得て、アイテムボックスにATが存在するだけと思いたい。
ここからは、そのデバイスに併せて設定していきましょう。
使用するデバイスは、デスクトップPCでもよかったのですが
せっかくなので、ウルトラブックでどれほどにセキュリティを強化出来るか確認したい。
まず同期ボタンを押し、端末の追跡、及び保護をONにしておきたい。
それから、インテルアンチセフトサービス WEB 管理コンソールへアクセスしよう。
現在、ウルトラブックであるU310が保護モードに入っている。
個人情報の関係上、モロに自宅周辺だったためモザイクをかけている(笑)
で、そのPCがネット接続状態であれば、どこにいるか大体把握出来る。
GPS内蔵であれば更に詳細に分かる。
紛失してから、その盗んだ人物がインターネットアクセスを拒んでいた場合に有効である。
もともとWi-MAXや3Gネットワークを介してあればすぐに停止を促すことも可能だが
その部分を改造して使えないように出来るのがハードウェアの盗難なので
結局活躍する機能ではあるだろう。
では、実際にPCの停止を促し、ATでPCをロックしたいと思います。
デバイスを保護するボタンをクリック。
ステルスモードとデバイスをロックするの2種類で分けており
現在位置の追跡を行うのは、落としたPCの行方を探すのに有効で
もし、PC自体が起動していれば、即座に場所を把握することが可能だ。
また、ファイルがロックされれば、中のファイルを確認することも不可能になります。
そうなれば、PCを外部からアクセスしても暗号化になり
まともにデータを取り出すこともできなくなります。
ステルスを使いましたが、これはPCを監視する上で役にたちますね。
PCを実際にロック掛けてしまえばまずはメールが届きますね。
メールで緊急確認出来るのは大事ですね。
実際に使用すれば、こういった感じでPCをロックできます。
間違ってもOSは起動しませんし、BIOSにすら行くことはできません。
これにてATの説明は終わらせて頂きます。
■ 総評
PCのデータが守られて、なおかつどこにPCがあるか分かるようになる。
すごい時代です。まるで近未来のSF映画に出てくるような機能。
それを個人で使える時代に来たこと。これは凄く夢が広がりますね。
と、ありますが。やはりPCは失くさないこと。これが一番大事です。
このテクノロジーを持って、よりPCを大切に扱って行きたいところだと思いました。
■おまけ■
インテル® アンチセフト・テクノロジーをギャルゲー風に表現してみた