出落ちかもしれないが、こういうことである。
PCの電源が切れているときは、キーボードをさわろうが
マウスを弄ろうが、コントローラーを弄ろうがうんともすんとも言わない。
つまりPCは何もしてくれない。もちろんそうだ。
人が寝ている時、勉強を教えようが、仕事を命令しても寝ていては何もしてくれない。
じゃあ諦めよう。家に帰って、自分からPCの電源を入れなければ何も出来ない。
リモートデスクトップも、PCの電源を入れっぱなしで外出しなければ使うことも出来ない。
そういった時に、Intel アクティブ・マネジメント・テクノロジーは機能する。
予めPCをAMTが機能するように設定しておけば
外部のコンピューターから起動を促すことが出来る。
基本的にLAN経由での情報伝達なのでやり方次第では
ネットワーク圏内からリモートで起動することも可能なのである。
PCを常に起動しっぱなしのサーバー機であれば
この技術は不要だったりするのかもしれない。
だが、このAMT技術はただ単にクライアントPCを弄るだけの機能ではない。
■ BIOS画面を弄ることが出来るのが最大のメリット
例えば、たくさんのPCを管理するユーザーとしよう。
一つのコンピューターでたくさんのPCのBIOSを管理することが出来れば
一つのPCに障害が発生し、HDDが起動しなくなった。
その時にBIOSにアクセスし、予備のHDDブートに変更したりする……
そういった感じで、わざわざ変更したいPCに向かわずに
手元のPCで変更するように出来るのが、このIntel AMTで実現できる技術なのだ。
■ セキュリティをきちんとしないと、外部からの攻撃の脅威になる
ネットワークの設定をつかうので、やはり設定もきちんと行う必要がある。
それを誤れば、自分自身で起動出来なかったり
第三者が勝手に起動して弄れる危険な状況になったりしてしまう。
なのできちんと設定は行うようにしたいところだ。