今回の5つの謎解くヒントとして受け取ったアイテムが、この2つ。
- インテル® Core™ i7-3770
- Intel マザーボード Q77 Expressチップセット LGA1155 BOXDQ77MK
この2つのアイテムを使えば、ハードウェア・ベースの仮想支援機能の効果を確認出来るという事ですね。
まず、1.のインテル® Core™ i7-3770ですが、なぜ3770Kでは無く3770無印なのか?
それは、3770Kがインテル® バーチャライゼーション・テクノロジー(以下、Intel VTと略します)に対応していないからですね。
続いて、2.の Intel マザーボード Q77 Expressチップセット LGA1155 BOXDQ77MKですが、こちらもQ77 Expressチップセット がIntel VTに対応しており、Z77やH77が対応してないからです。
つまり、CPUとMB(チップセット)の両方が、Intel VTに対応している事が、今回のレビューの必須条件なのです。
なーんて、長い説明は軽く読み飛ばして下さい。
◆ インテル® バーチャライゼーション・テクノロジーを検証してみよう♪ ◆
では早速ですが、Intel VTの検証をしてみようと思います。
色々な検証方法があると思いますが、私はWindows8をベースに使ってみました。
なぜ、Windows8なのか?それは、Windows8にはHyper-Vという仮想化システムが組み込まれているので、それを活用してみました。
Windows Server 2012が使いこなせなかったからだなんて、手が滑っても書けない・・・
そして、Intel VTの効果の有無を検証する為に、Intel VT非対応の仮想化システムであるVMware Playerを比較対象としてみました。
今回の検証で使ったベンチマークは、zigsowではおなじみのCrystalDiskMark(以下、CDMと略します)です。
Windows8に標準搭載の、エクスペリエンスインデックスが実行出来れば良かったのですが、私の環境では実行出来ませんでした。
◎ Windows8でのCDM結果 ◎
◎ Hyper-V上のWindows8でのCDM結果 ◎ ※Intel VT対応
◎ VMware Player 上のWindows8でのCDM結果 ◎ ※Intel VT非対応
実際に検証してみるまで、CrystalDiskMarkで違いが現れるのか心配でしたが、誤差では無い結果が出ました。
特に、Intel VT非対応のVMware Playerでは4Kに関してはかなりのパフォーマンスダウンが見受けられます。
つまり、仮想環境でもなるべくパフォーマンスを落とさずに使用する為に、Intel VTは有効な仮想化支援機能であるという事が分かりました。
簡単ではありますが、以上がIntel VTの検証結果の報告となります。
◆ 今回の検証マッスィーン ◆
CPU:インテル® Core™ i7-3770
MB:Intel マザーボード Q77 Expressチップセット LGA1155 BOXDQ77MK
SSD:Samsung SSD 830 ノートパソコン用キット 256GB MZ-7PC256N/IT
メモリー:G.Skill F3-12800CL9D-8GBSR2
DVDドライブ:BUFFALO DVSM-724S/V-BK