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SSDとHDDは両立して使えるの

このたびはzigsowさまのプレミアムレビューをさせていただけることになり、 せっかくの機会なので古くなった自作PCのチューンナップを図ってみようと思い立ち、Intel X25-Mをもう1枚自腹で購入してRaid-0を組んでみることにします。 今回組み付ける対象の自作PCスペックは以下。 Mother: ASUS P6T Deluxe CPU: Intel Core i7 920 Mem: G.Skill DDR3-16000 HDD: WD3200AAJSB4A×2(Raid-0)→これを交換します。 Case:Thermaltake Armor+ Intel X25-Mは2.5インチサイズの小型ストレージ。 MLC Flashを採用したタイプで容量は80GB。 安価かつ高速、さらに容量もたっぷりなSSDとして、巷でも大変人気のある製品です。 というわけで、写真にあるように 茶箱(バルク品)と製品版の2種類が手元にそろいました。 中を開けてゆくと、 ●SSD本体 (80GB) ●説明書 ●シール ●(リテール版のみ)3.5インチ変換マウンタ が入っていました。 このSSDは2.5インチと大変小型なため、 普通のATXサイズPCケースに装着するためには3.5インチ変換マウントキットが必要になりますが、 バルク版(茶箱)にはついてきませんので、購入したはいいが、帰ってきてから装着できなかった、なんてことのないよう、購入前に十分注意を払いましょう。 取り付け自体はなれた人がやれば5分10分で終わるレベルだと思います。 厚みがない分、HDDよりも付け外しがしやすかったです。 3.5インチマウンタにミリネジでSSD本体をねじ止め4か所して、ケース内に収めました。 ここでワンポイント。 Intel X25-Mの場合だけかもしれませんが、ケース本体にリムーバブルフレームがついているタイプの場合(ケースを正面として、横にHDDを取り付けるタイプ)、L字型SATAケーブルでないと、コネクタが干渉してうまくおさまらないかもしれません。 次にOSをインストールしていきます。 Raid-0を組むため、BIOSでCTRL+Iキーを押しICHのRaid Biosを呼び出しました。 Intel SSDを2つ選択し、Raid Volumeを作成します。 それが終わったら次に Windowsのインストールディスクを挿入し、セットアップ開始。 Raidドライバをディスクに統合していないため、F6キーでフロッピーからRaidドライバを読み込ませてインストールを終えました。 そして気になるベンチマーク結果ですが…… 添付写真をご覧ください。 うーん、驚異のスコアとしか言いようがありません。 シーケンシャルRead/Writeも目を見張るものがありますが、なんといってもランダムRead/Writeの速さときたら。 2-3時間かけて一通りアプリケーションのインストールと設定をやりましたが、HDDで作業していた時と比べて、どういったシチュエーションでももたつくことがなくなり、今までストレージがいかにボトルネックになっていたかということを痛感しました。これはランダムRead/Writeが異常なまでに高速化されているために感じられることです。 SSDは容量が少ないのがネックですが、 私のように起動ドライブをSSD×2のRaidで、データドライブとしてHDDを使えばその問題は解決します。 このように、SSD+HDDの”ハイブリッド”な仕様が、現状では一番扱いやすいパターンですね。 また、MLCということで敬遠される方もおられるのでしょうが、HDDと比べても寿命にそん色なく、 軽くて、消費電量が少ない上に、速度もケタ違いときたら、購入せずにはいられないのでは? 仮に書き込み限界回数が来てしまったとしても、データの読み出しはできますので 事実上HDDよりも寿命が長いといえるのではないでしょうか。 価格も安いですし、強くお勧めしたい一品です。 もう少し値段が下がってきたら、次はさらに早いSLCタイプを使ってみたいと思いました。 最後に、X25-Mのメリットとデメリットをお伝えしてレビューを終わらせていただきます。 Intel X25-Mの良い点 ●値段が安い ●そのうえ速い ●プチフリを起こさない ●なんといっても安心と信頼と高性能でおなじみ”Intel"ブランド! 悪い点 ●見当たらない… ●しいてあげれば、Writeが弱いのがネック(70MB/sec)ですが、Raidにすることで解決です。
この度、80GBのレビュアーとして選定されました。 Intel、zigsowの各ご担当者様、お選び頂き有難うございます。 至らぬ点は多々あるとは思いますが、以下にレビューをさせて頂きましたので、今後ご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。 さて、私は今現在Seagateの500GB/7200rpm(恐らく250GBプラッタ)のHDD2台を使って、RAID0環境にてシステムを走らせています。 そこで、今回はこのシステムとの比較を行ってみたいと思います。 テストは以下のシステムにSATAで接続した状態で行いました。 CPU:Intel Core2Duo E8400 M/B:Gigabyte GA-EP35-DS4 Mem:Patriot PC6400 4GB まず、RAID0 HDDの最高速度が出るパーティション。 (HDDはパーティションを分けると、プラッタの外側から順番にパーティション毎に使用領域が割り振られるので、最初に分割したパーティションが最も速度が出ます。) Crystal Disk Markの500MBでテストしたところ、 ●シーケンシャル 読込 188.5MB/s | 書込156MB/s ●ランダム[512k] 読込 39.96MB/s | 書込 76.97MB/s ●ランダム[4k] 読込 0.566MB/s | 書込 1.687MB/s RAID0だけあって、シーケンシャルはRead/Writeともにかなり速く、個人的には、現状ではディスクの回転音の他には特に不満は無いです。 また、特徴としては、読み込み/書き込みでも同等とは言わないまでも、そこそこ速度が出ること。 頻繁にデータを書き換えるストレージには最適でしょう。 賛否両論ありますが、デフラグを行うことで、常にある程度のパフォーマンスを維持することができます。 対するSSD。自作機としては初導入で、しっかりとしたテスト環境ではないかもしれませんが、NTFSでフォーマット後、同じくCrysta Disk Markの500MBでテスト。 ●シーケンシャル 読込 248.2MB/s | 書込 81.93MB/s ●ランダム[512k] 読込 165.1MB/s | 書込 80.72MB/s ●ランダム[4k] 読込 22.29MB/s | 書込 40.11MB/s ご覧のように殆ど公称通りの速度が出ています。 またHDDのRAID0と比較して、シーケンシャルの書込みだけは劣ります。 Intelが対策を講じているとはいえ、SSD特有の書き込み回数の限界問題もありますので、 あまり頻繁に書き換えるデータ用に使うよりも、スタティック(気味)なデータを置く場所として使ったほうが良いのかな?と思っています。 フォーマットも具体的には比較していませんが予想外に速い印象。 (再インストールが多いWindows使いには嬉しいですね。) 電源を入れても当然ながら音もせず、目に見える変化がないため、SSDに電源が入ったかどうか分からないくらいです。 オマケに軽くて、小さいので、自作派には取り付けが簡単で嬉しいパーツなのではないでしょうか。 さて、今回RAID0のHDDと勝負をさせてみましたが、やはりSSDの魅力はその速度。 RAID0も当然ながら非常に速度が出ますが、RAID本来の目的である冗長性を無視してる為、かなり信頼性では劣る使い方です。それ故いつクラッシュするか心配しながら使うことになります。 その点、SSDは単体でもこの速度が出ますし、稼動部品が無いために衝撃に強く、クラッシュの心配もありませんし、省電力で静か、と良いこと尽くめです。 GB辺りの単価はまだまだ高価ですが、それを逆手にとって、OSとアプリケーションはSSD、それ以外の例えば写真や音楽、動画などのデータはHDDに入れて、頻繁にバックアップを取る使い方がお勧めです。 何せ、データのバックアップは簡単ですが、OSやアプリケーションのバックアップは恐ろしく面倒です。 【バックアップが簡単で大容量のデータ類】はHDD、 【バックアップが面倒で、容量は少ないOSやソフト類】はSSDに入れてしまえば、 速度の面でも、メンテナンスの面でも、価格の面でもお互いのメリットを享受でき、まさに鬼に金棒と言えるのではないでしょうか。 終わりに、個人的には読込速度においては、シーケンシャル、ランダム全てでSSDが圧勝しているのに(予想はしながらも、改めて)感服しました。 まだOSを入れていない状態ですので、Windows XPを入れてみた後で、さらにベンチマークを測ってみたいと思います。 スクリーンショットなどの画像もその時に改めてアップをしますが、新しいマシンを組むのは少し時期が経ってからになる可能性もある為、折角ですので「zigsow一息の長いプレミアムレビュー」を目指します。 というわけで、コメント欄にはみ出しながら、レビューは続く予定ですので、 是非とも末永くお付き合い下さい。
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