やってみよう!SSD > 1. まずは交換に必要なものを揃えよう! > 2. HDDからSSDに起動ドライブを交換! > 3. SSDの特性を理解して快適な環境を作る

1. HDDから起動して交換の準備

いつも通りPCを起動。この時に起動に掛かる時間を計っておくとSSDに交換した後でどのくらい速くなったかが実感できる。「Crystal Disk Mark Nano Pico Edition」を使ってPCの速度を測定しておくのもいい。

HDDから起動して交換の準備

2. HDD内を整理してデータ移行する準備

余分なデータを消去したり、残しておきたいデータは別のメディアに分けて保存するなど、HDD内を必要最低限にしておこう。普段なかなかできないデータの整理をするにはちょうど良い機会だ。

HDD内を整理してデータ移行する準備

3. データ移行ソフトの準備

HDDからSSDへデータを移行する時には、最小限の手順でOSをはじめPCに保存してあるすべてのデータを複製できるインテル® SSD専用のソフト「インテル® Data Migration Software」を使うと便利。

ダウンロードの方法ダウンロードの方法

インテル®ダウンロードセンターにアクセスし「Intel_Data_Migration_Software.exe」の右端「ダウンロード」をクリック。「インテル ソフトウェア使用許諾契約」の文言を確認し「使用許諾契約の条項に同意します」を選択すると自動的にダウンロードがスタート。

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インストールの方法インストールの方法

「Intel_Data_Migration_Software.exe」がダウンロードされたらダブルクリック。「ユーザー アカウント制御」が開いた場合には「はい」で変更を許可して次へ進む。

①インテル® Data Migration Softwareが表示されたら「Intal® Data Migration Softwareのインストール」をクリックするとインストールが始まる。この時にインテル®SSDが正しく認識されていない場合にはインストールが継続されないので、接続などを再度確認する。

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②認識されていると「Intel Data Migration Software セットアップへようこそ」画面になるので「次へ」でライセンス認証画面へ。

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③「使用許諾契約」では「同意する」をチェックし「次へ」。

④「Acronis カスタマ エクスペリエンス プログラム(ACEP)」では参加・不参加を聞かれるので、任意で選択をしてチェックしたら「次へ」。

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⑤「セットアップの種類」では一番上にある「標準」をクリック→「次へ」。

⑥「管理者オプションの選択」が現れた場合にはそのまま「次へ」で次画面へ。

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⑦「Instal Data Migration Software」ではインストールオプション確認画面になるので、内容を確認したら「実行」をクリック。

⑧インストールが終わったら結果表示画面になるので、「閉じる」をクリックしたらインストールは終了。

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4. SSDをPCに接続

SATA~USBクレードル、SATA~USB変換ケースまたは、インテル® SSDリーテール版に同梱されてSATAケーブルを利用してSSDをPCに接続。接続したらPCに認識されているかの確認は必ず行いたい。HDD取り外す前にSSDへデータ移行を行うのは、SSDをPCに組み込んですぐに起動できるばかりか、入れ替え作業時にHDDのデータが損失した場合でも複製が残っていればリカバリーできるなどのメリットがある。

SSDをPCに接続

コラム:フォーマットとは(SSDを外付けで使用する場合)

可動部分がなく衝撃に強いSSDは、USBメモリのように外付けのドライブとして使用することも可能だ。しかしドライブを接続しただけではディスク領域が認識されない場合がある。このようなときは次のようにしてディスクのフォーマットをしよう。なおこの作業を行うと、SSD内に保存したデータはすべて消去されるので注意してほしい。

WindowsWindows

PCにSSDを接続してもドライブアイコンが表示されない場合は、以下の手順でパーティションの作成を行う。

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「コンピューター」を右クリックして「管理」を選択(デスクトップにアイコンがない場合はスタートメニューの「コンピューター」で右クリック)。「コンピューターの管理」が起動したら左メニューの「ディスクの管理」をクリック。

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該当するドライブで右クリックをして「新しいシンプルボリューム」を選ぶ。すでにパーティションが存在している場合は「ボリュームの削除」を先に行う。

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ボリュームサイズなどの値は最初のまま変更せず、そのまま「次へ」進む。

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これまでの設定内容を確認する画面になるので、「完了」をクリックするとドライブのフォーマットが始まる。

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フォーマットが完了するとドライブの情報が表示され、使用可能になる。

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MacintoshMacintosh

① Mac の場合、接続時に初期化(フォーマット)を促すダイアログが出る。「初期化」をクリックすると ③ に進む。「無視」をクリックした場合は ④ の手順で、ユーティリティを起動する。

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ディスクの初期化には「ユーティリティ」の「ディスクユーティリティ」を用いる。SSDを選択し、「パーティション」タブを選ぶと情報が表示される。「+」をクリックしてパーティションを追加する。

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フォーマットが完了すると使用可能な状態となる。

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5. データをHDDからSSDへ移行

WindowsWindows

PCにSSDを接続したら、インテル® Data Migration Softwareを起動。
「Typical」インストールならデスクトップにショートカット「Intel® Data Migration Software Powered by Acronis」が生成される。
「ユーザー アカウント制御」が表示された場合には「はい」をクリックする。

①アクロニスへの登録
(ユーザー登録)ウィンドが表示されたら必要事項を入力して「今すぐ登録する」 、もしくは「後で登録する」をクリック。

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「Intel® Data Migration Software」画面で「開始」をクリック。ポップアップウィンドウが出たら「今すぐクローンを作成」をクリック。データ移行に必要な容量の計算が行われて移行作業がスタート。

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「再起動する必要があります」と表示されたら「再起動」。OSの再起動が行われデータの移行が完了したらキーボードで任意キーを押してPCをシャットダウンさせてHDDからSSDへの換装作業に移る。

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MacintoshMacintosh

①SATA~USBクレードル、SATA~USB変換ケースまたは、インテル®SSDリテール版に同梱されているSATAケーブルを利用してSSDをPCに接続し、SSDが認識されているのを確認。

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HDDの複製に備えるためSSDを初期化する。SSDを接続すると「セットしたディスクは、このコンピューターでは読み取れないディスクでした。」とアラートが出たら「初期化」をクリック。「ディスクユーティリティ」が起動したらSSDを選択して「GUIDパーテーションテーブル」をチェックして「OK」。

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HDDのデータをSSDにコピーするためフォーマット&パーテーションの作成が終了したら、「ディスクユーティリティ」で「復元」をクリック。ポップアップ枠の中段にある「ソース」にHDDをドラッグ&コピー、「復元先」にSSDをドラッグ&ドロップして「復元」をクリック。ダイヤログでSSD内のデータを消去してHDDの内容で置き換える旨のアテンションが出たら「消去」をクリックするとHDD内のデータ複製がスタート。ステータスバーが消えたらコピーが終了。(収容するデータの容量によっては多少時間のかかることも)

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6. HDDを取り外してSSDへ入れ替える

データ移行が無事に終了したらHDDをPCから取り外してSSDへの取り換えを行う。この時、ノートPCならバッテリーを取り外し、デスクトップPCなら電源ケーブルを抜いておく。さらにパワースイッチを数回空押しして内部に残っている静電気を抜いてから次の作業へ。

7. SSDからPCを起動

データ移行、HDDとの入れ替えを経たらSSDからPCを起動してみよう。OSをはじめすべてのデータが移行されているのでこれまでと同じように立ち上がるのだ。SSDはHDDに比べて処理速度も速く、起動時間も極めて短くなっていることが体感できる。ストップウォッチを手元に置いて計ったり、「Crystal Disk Mark Nano Pico Edition」を使ってPCを実測すると読み込みと書き出しの速度の違いを数値で確認することができる。