セカンドミッション「OPERATION SWORDBREAKER」の「バイパー隊を捜索せよ」は、地上のチャッフィンの救出を行う仲間の兵士たちをビルの屋上から援護するシーン。道路を挟んで斜め左前に立つビルの上階に現れる敵スナイパーを発見して攻撃した後、道路脇に置かれているドラム缶や車両の陰に隠れている敵の仲間をやっつける流れになる。屋上に立ち、あたりを見回していると銃弾が飛んでくるのだが、どこから撃ってきているのかを探し出すのに時間を取られる。上下左右のあらゆるところに視野を移動して探している間にも次の銃声が聞こえてくるからつい焦ってしまうのである。
今見ている景色をそのままに、左右に1台ずつディスプレイを追加接続して目線の移動だけでワイドに見渡せたらどんなに便利だろうか。これがPCならではの3画面を使ったマルチディスプレイなのである。展開と動きの速い敵が多く登場するゲームの中では、大きく視点を移動することなく隠れていた敵を次々に探し出せて同じ位置から短時間に1人、2人と連続して攻撃できるのはプレイヤーにとって有利な条件になる。先の例のように間髪入れずに聞こえてくる銃声の発生先を探す時、マルチディスプレイなら地上の道路脇、物陰に隠れている敵も視線を移動するだけで比較的早くに発見できるのだ。
「バトルフィールド1942」(2002年)から数えて9作目、近代戦をテーマにしたシリーズ最新FPS (First Person Shooter) 超大作。 リアル感のある描画はエンジン Frostbite2 を最大限に活用。 破壊シーンや立ち上る煙、宙に舞う埃などビジュアルディティールを忠実に表現している。 また、戦場をバーチャル体験できるスムーズなアニメーションは FPS の中でも秀逸だ。 PC版では最大64人のマルチプレイが可能。
ドイツのケルンで開催された Gamescom2011 で「Best of Gamescom」をはじめ数々の賞を受賞している。