見た目で他のPCを圧倒する Ferrari One だが、性能面でも妥協はない。
CPU に低消費電力デュアルコア CPU である AMD Athlon™ 64 X2 L310を採用してる点にも注目してもらいたい。
CPUはまさに Ferrari のエンジンにあたる部分。
このCPUは薄型、軽量のシャーシに収まるような低消費電力設計と Ferrari の名に恥じないようなパフォーマンスを発揮させる為にAMDが特別設計したCPUでこだわりを感じられる。
尚、AMDはこの特別仕様のCPUをAMD Athlon™ NEO X2 L310というネーミングで発表しているが、同じCPUを指しているようだ。
メモリーは標準で 4GB を搭載。
OS には Windows 7 Home Premium 64bit版を採用しているため、メモリーをフルに生かすことができる。
フルHD動画も非常にスムーズに再生された。
CPUの利用率も 10% 前後と非常に低い。
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チップセットには AMD M780G を採用し、ATI Radeon™ HD 3200グラフィックス が内蔵されている。
AMD M780G には動画再生支援機能である「UVD テクノロジ」が搭載されているため、CPU に負荷をかけることなくフルHD動画を再生できる。
試しに EOS 5D Mark II で撮影した動画 (H264, 1920x1080, 30FPS, 42.82Mbps, 410MB) を Windows Media Player で再生したところ非常にスムーズに再生され、CPUの利用率も 10% 前後と非常に低い値であった。
「VISION」とは?
AMD の「VISION」は、エンドユーザーに対してそのPCがどんなことをできるのか、を分かりやすく伝えるための AMD のテクノロジー・ブランドだ。
用途に応じて「VISION (Basic)」「VISION Premium」「VISION Ultimate」の3段階のレベルのロゴが定義されており、PCの詳細なスペックを一つ一つ見なくても目的に応じてPCを選ぶことができる。
ディスプレイは 11.6型液晶 (1366x768ドット) に LEDバックライトを採用し、従来の製品よりも30%もの省電力化が図られており、フルHD動画を長時間見る用途にも向いている。