レビューメディア「ジグソー」

UEFI BIOS化されたおかげで起動が早くなりました (U1Hの画像追加)

まず、zigsow運営事務局、日本ギガバイト株式会社様、CFD販売株式会社様、他関係者の方々に板祭Vol.02レビューの機会をいただけたことに感謝いたします。

今回レビューするGIGABYTE GA-Z68X-UD3H-B3/G3 は、Intelの最新プラットフォームLGA1155で、デスクトップ系最強、なんでもありのZ68チップセットを搭載したマザーボードです。
Hybrid EFIと言われる UEFIとは異なるBIOS設定の確認と、ベンチマークによるレビューを行っていきます。

マシンを新規で作成するのではなく、メインマシンのリプレースでできるだけローコストなレビューを考えていましたが、当初予定していた電源(ANTEC NeoPOWER 550W)では12V系が容量ギリギリになるため、新調することにしました。

これが今回の材料です。


比較対照とするメインマシンとの比較表はこちら



お品書き
・眺めてみた!
・組み立てしてみた!
・BIOS設定してみた!
・インストールしてみた!
・評価してみた!
・総括してみた!

さぁレビュー開始です。


まず外箱


マザーボードと付属品です


ピンヘッダやコネクタを見ながら、機能、使われているチップ、接続を解説します。

・COM1
懐かしい RS232Cですね。PCHにLPCバス接続された iTE IT8728 (Super I/O というか LegacyIO)につながっています

・FAUDIO
フロントオーディオ端子(HDAUDIO)です。

・USB2.0 (黒) x3, USB2.0端子 (赤) x1
 PCHへ接続されています。

・USB3.0
 Etron EJ168チップを使っていて、PCIe接続されています。

・IEEE1394a(灰色カバーつき)
 VIA VT6308Pコントローラです。これまでTI製のものはみましたが、初めて見ました。後述するPCIe-PCIブリッジに接続されています。

・PCI Express スロット (x16, x8 各1, x1 3スロット )
マニュアルに追補されてますが、x16スロットはSandyBridgeでは2.0, 22nm世代CPUでは 3.0準拠となります。
SandyBridgeやIvyBridgeでは、グラフィックス用のPCI-Eバスについては、CPUに統合されているノースブリッジから伸びるので、CPUによって仕様が変わるわけです。
x8仕様のもう一つのバスもそうだと思いますが、 それ以外のPCI-EはPCH側にありますので、2.0仕様固定になります。

・PCIスロット (33MHz 32bit 2スロット)
P67,H67,H61,Z68には PCI native接続がサポートされていません。(Q67はサポートされてたはず)
PCIe-PCIブリッジによって PCHへ接続します。

・SATA3.0 (白PCH接続 x2, 灰Marvellチップ接続 x2)
白はPCH接続で RAID0/1を構成できます。
灰はMarvell 88SE9172でPCIe接続です。RAID0/1を構成できます。

・SATA2.0 (黒PCH接続 x3)
RAID5を構成できます。

次に背面コネクタを見ながら説明します。


・PS/2キーボード or マウスコネクタ
LPCバス接続です。1個しかないのは仕方ないですが、不便ですね。

・USB2.0 (赤) x4
PCH接続です。

・ USB3.0 SuperSpeed (青) x2
内部と同じく、3.0側は Etron EJ168チップを使っています。

・アナログRGB(HD15), DVI, DisplayPort, HDMI, デジタル音声出力(光)
Z68らしい映像出力ですね。

・eSATA x1
PCH接続のSATA2.0仕様です。

・IEEE1394a x1
1394を使用するユーザーは少ないと思うのですが、搭載されています。

・GbE (RJ45) x1
Realtek 8111Eです。できればこの石は使ってほしくないのですが…

・HD Audioの音声 6個
入出力方向設定可能な6個です。
Realtek ALC888を使ってますね。



SATA 3.0G/6.0Gケーブル x4 (Lコネクタx2, ストレートx2)
SLIケーブル x1
バックパネル
日本語マニュアル
ISRTインストールガイド
マルチリンガルインストールガイド
となってますね。


個別のものについては、既にもちもの登録していますので、そちらを参考にしていただけると幸いです。

・CPU
Intel Core i5-2500K


・CPUファン


・RAM


・電源


・PCケース


・HDD


・光学ドライブ


・GPU
Intel HD3000

グラフィックスカードについては、板祭Vol.02では一枚提供されていますので、そちらのレビューで取扱い、本レビューではオンボードビデオを使用します。
実は初めてSandyBridgeのオンボードビデオを使います。
それも楽しみですね。

まずケースと電源です。両方ともANTECですが、色目は少し違います。
また一部のケーブルは若干裏配線するには余裕が少ないです。



マザーボードが収まる部分のアップです。
XL-ATXが入りそうなケースばかり使っているとこのケースは小さすぎて取り回しがつらいです。
5インチベイの中段にファン増設できるポイント(画像右端)がありますが、狭いので取り外します。


見てわかるように、ファンの電源は4pペリフェラル電源コネクタで、回転数センサーなどありません。
回転数は制御できるので困らないという考えなんでしょう。

次はマザーボードです。既にCPUは取り付け済み、メモリは仮取り付けです。
LGA1155もこれで3枚目になります。


CPU近傍です。一時期に比べ電源回路設計、部品の進歩により綺麗なレイアウトになっています。
UltraDurable3 と書かれたヒートシンクはMOSFET + PWMIC一体型のDriver MOSFETによる電源回路の冷却用ですが、Core2世代よりさらに電源制御が賢くなってますね。


CPUファン KABUTOです。ごついですねー。


ARCTIC SILVER5をCPUに塗り、ヘラで薄く延ばします。(この写真では厚く見えます)


ファンを固定します。
KABUTOは上が開いていないので、LGA1155のヒートシンクの固定ピンは回すのが困難です。
マザーボードとの組み合わせもあまりよくないです。
Ninja miniのように上から締められるといいのですが…



あとは、マザーボードをケースに取り付けて、DVD-R/Wドライブを取り付けて終わりです。

電源ケーブル周りの配線はこれからなので、内部、背面配線はぐちゃぐちゃ…
取り急ぎの写真ですが、

前面
前面

 

上面
上面

 

CPU付近 + GPU実装済
CPU付近 + GPU実装済


CPUファンデカすぎですね!


GIGABYTEマザーは、従来型のAWARD Modular BIOS 6.0 に EFIディスクから起動するためのEFI Loaderを組み合わせた Hybrid EFI です。
また、他社のUEFI BIOSとは異なりグラフィカルでもありませんし、EFI Shellもありません。

起動画面です。


このあと、SATAのドライブがあることを認識すると、
AHCIにするか、IDEモードで続行するのか って聞かれる親切仕様になっています。
マニュアルにも記載されていますが、Yes or No で答えないと、10秒ぐらいでそのままIDEになりますが、再起動するたびに聞かれますので、AHCI対応OSをインストール・使用するなら「Y」にしましょう。

PATAはついていないので AHCIで使用するのが正しいのですが、OSがサポートしていないなどの理由がある場合には 「N」でよいと思います。

AWARDの起動部分が終了すると Intel AHCI BIOSが呼び出されます。
Momentus XT を認識してますね。


AWARD BIOSなので、「DEL」キーでBIOSに入れますので、設定していきましょう。

●MB Intelligent Tweaker(M.I.T.)
BIOSバージョン、ベースクロック、CPUクロック、メモリクロック、メモリ量、CPU温度、コア電圧、DRAM電圧が分かります。
BIOSバージョンが、F8ですが、最新F9がありますので、バージョンアップしておきましょう。

MIT
MIT


M.I.T Current Status では CPU名, CPUIDなどと、
コアごとの定格倍率、TB倍率、およびその周波数、コア温度が分かります。

さらに、どのスロットにメモリが実装されたか、教えてくれます。
この配置では、シングル動作になります。Windows エクスペリエンスインデックスの値が Dualとどう違うか示します。

MIT Current Status
MIT Current Status


次は、Advanced Frequency Settingsです。
ここでは、コア倍率、GPUクロックの変更、メモリ関連の設定ができます。
メモリはPC3-1333で定格運転しますので、 SPD は[Auto]のままです。


次はAdvanced CPU Core Featureです。
ここでは、CPUクロックの変更や、Turbo Boostに関連する設定などを行います。
オーバークロックについては、安定環境が構築できてから少しずついじりますので、
今回はそのままにしておきます。


次は、Advanced Memory Settings です。定格動作ならスルーで。


次は、Advanced Voltage Settings です。
コア、VRAMの電圧を盛ったり、下げたりするのならココで行います。定格動作ならスルーで。


次はMiscellaneous Settings。Windows7でXPモードを使うなら、ここで Intel VT-x の設定を Enableにしましょう。VT-xサポートがないCPUの場合には、ここは変更できません。



●Standard CMOS Features
AHCIでしか使わないのであれば、 IDE 周りはすべて None にします。
これで起動時間が短縮されます。


でもせっかくなんで IDE Channel 0 Master だけ覗いてみましょう。
旧来のAWARD BIOSそのまんまでした。


●Advanced BIOS Feature
ハードディスクの起動順序や、Quick Boot設定、EFI CD/DVD Boot Option などがありますね。
S.M.A.R.T.については、AHCIのとき Enable にする意味はないと思っていますが、資料が見当たりませんでした。
重要なのは、Onboard VGA、Init Display First ですが、グラフィックカードを使うときに説明します。


Hard Disk Boot Priorityに入ると懐かしい表記が見えます。
BIOSが標準的に扱えるのはIDEだけで、他の方法はモジュラーBIOSの中、またはカード上のBIOS ROMに依存し、昔は該当するものがSCSI HDDのみだったので、AHCIも SCSI 扱いということですね。


●Integreted Peripherals
ここでは、オンボードデバイスの設定を行います。
使わないデバイス(Onboard H/W 1394)はまっさきにオフします。
USB3.0デバイスはフロント用とリア用が別々のチップなので、必要ないなら止めておくのもよいでしょう。
XHDは Z68チップセットに統合されたSATAコントローラを使った RAIDです。
GSATA3 はMarvell 88SE9172のことで、IDE or AHCI or RAIDモードで使用できます。今回は接続するデバイスがないので、Disableにします。


●Power Management Setup
HPETは高精度イベントタイマーでOSから利用します。
Vista/7でOSが32bitなら32bit, 64bitなら64bitに設定します。

私はKVM切替機を使う関係で Power On By Mouse, Power On By Keyboard を Enable にすると、うっかり電源復帰とかしちゃいますので、Disableで運用しています。

このマザーで注目できる機能に ACPI S5(シャットダウン)状態のときに、スタンバイ電力を1W以下にするErPがあります。これを設定すると、キーボードやマウスから復帰したりはできなくなりますが、エコにはなりますね。

 



今回は 評価目的のため Windows7 Enterprise 90日評価版を使用します。
isoファイルをダウンロードして、DVDに焼いておくことが違うぐらいで、
後は何も考えずに Windows7 をインストールしていけば、さっくり終わります。
あとは、マザーボード添付のメディアで付属アプリをインストールします。

Xpress Install で、
チップセットドライバーで
・INF Update Utility
・Intel Graphics Media Accelerator Driver for Vista X64/Win7 X64
・Realtek HD Audio Driver
・Realtek 8111/8168 LAN Driver for gigabit (Windows 7)
・Intel RAID Storage Technology driver
・Etron USB driver
・Intel Management Engine Software
・ON/OFF Charge
を選択して、Xpress Install total installを押すとインストールが始まります。

ディスプレイ解像度がちゃんと安定し、ネットワークもつながるようになったら、
Windows Update をすべて完了させましょう。

次に、ソフトウェアアプリケーションで
・@BIOS
・EasyTune 6
・TouchBIOS
をインストールします。

Z68のSSDによるHDDキャッシュ機能を使うには、Smart Response を
3TB HDDを使うには 3TB+Unlock を
インストールするようです。

私はIRST 使わないので、3つだけインストールしました。

・@BIOS
GIGABYTEのWindows上からBIOSのアップデートを行うユーティリティです。
サーバーからファイルを取得して、BIOSをアップデートします。


ファイルからの書き込み、ファイルへのバックアップ機能もあります。
ずいぶん前から@BIOSを使っていますが、BIOS書換で失敗しないので安心して使えますよ。

・EasyTune6
クロック設定、ハードウェアステータス等を取得できる EasyTuneもいつのまにか6になりました。
搭載しているCPUの表示です。i5-2500K が 38倍で動作中であること、BIOSバージョンなどもわかります。
なんとなくCPU-Zを彷彿としますね。


SPDから必要な情報を取得して表示してくれます。


オーバークロックをお手軽にやってみたいのなら、QuickBoostモードで、もっと細かく行うならAdvanceモードでパラメータを設定できます。 現在は Level1 (3.6GHz)で動かしていますので、緑色が明るいですね。


オンボードやグラフィックカードのクロックが変更できます。
既にもう一つのビデオカードを取り付けてありますので、2つ表示されています。


スマートファン制御タブです。ここでは、温度によりCPUファンを制御する際のパラメータを決定できます。


HW Monitorの電圧変化です。CPUはOSによる制御で電圧が変動してますが、それ以外は変動していないことが分かります。


HW Monitorのファンと温度表示です。回転数センサーがつながっているのはCPUファンのみです。



・TouchBIOS
TouchBIOSはこのマザーの目玉の一つで、DOS風のBIOS画面ではなくWindows上からGUIで設定できるものです。


オーバークロックタブです。BIOSでの MITに相当します。

 

 


起動ディスクタブです。BIOSの Advanced BIOS Features に相当します。


PCスタータスタブです。BIOSの PC Health Status に相当します。


統合ハードウェアタブです。BIOSの Integrated Peripherals に相当します。


電源管理タブです。BIOSの Power Management Setup に相当します。



BIOS情報へのアクセスに時間がかかるためなのか、動作はもっさりぎみですが、再起動タイミングでやらなくてもいいので、ブラウザで情報見ながら設定といった使い方ができますね。

 


1.Windows エクスペリエンスインデックス
シングルとデュアルチャンネルの結果をそれぞれ示します。

Single Channel
Single Channel


次に、

Dual Channel
Dual Channel


メモリが0.1up, グラフィックスが1.5upでした。
オンボードでAeroを使うのなら、Dual Channel で使うのがよさそうですね。

2.CINEBENCH 11.5
Z68 vs H67 定格の結果発表!

i5-2500K + Z68 定格
i5-2500K + Z68 定格

 

i5-2500K + H67 定格
i5-2500K + H67 定格


定格でもZ68の勝ちです!
QuickBoost で Level 1にして計測すると、

i5-2500K + Z68 x36
i5-2500K + Z68 x36


CPUの値はちゃんと上昇します。

これだけでもZ68の意味はありますね。

3.Windows7の起動時間
起動時間を評価する前に、使用しているHybrid HDDのベンチマーク結果を上げておきます。


2.5インチでこの速度なら立派だと思います。

このマシンは EFI BIOSではないため、ブートローダーの読み込みからOSがNative Driverに切り替えるまでの間が遅くなります。これがどれくらい影響するのか興味があります。

起動時間ですが、使用するアカウントのパスワード画面をスキップしておいて、電源ボタンを押してから、砂時計アイコンが終了するまでの時間を測定します。
既に50回以上再起動しているので、キャッシュの学習は十分であると判断しています。


Seagate の Momentus XT デモでは、Intel UEFI 搭載マザーを使い、「Windowsを起動しています」 まで12秒、全部でも40秒で起動していますが、60秒でも十分速いと思います。
SSDを使って比較してみたいところです。

4.オンボードサウンドのノイズ


ALC888は少し硬い音がするものの、ローノイズなサウンドコーデックです。
GIGABYTEのマザーボードは Pentium3 / 815Eの AC97コーデック以来、
電源負荷変動、オンボードビデオからのノイズ耐性が高い傾向があり、
良くできたオンボードサウンドといえます。

しかし、フロント端子には無音時には聴くに耐えない特徴的なノイズがあります。
ケーブルの位置を多少変えたぐらいでは改善しませんでしたが、
NineHundred Twoのフロント端子&ケーブルの問題の可能性があります。
フロント端子はケース内の取り回しが面倒なので接続しなくてもよいと思います。


GA-X68X-UD3H-B3/G3 を使ってマシンを組み立てて、短期間ではありますが、使用感を確認しました。
まだ、このマザーのいいところを十分に生かせていませんが、今後、USB3.0の利用、充電機能、オーバークロックやVirtuの利用等を進めていきたいと思っています。
成果があるときには、補足などおこなっていきたいと考えています。

短期間ではありますが、良い点、改善してほしい点、今後のマザーで改善してほしい点、感想とわけてまとめてみました。

★良い点
・Dual BIOS、電源回路、基板の出来がよく、長期使用に有利である
・BIOSに慣れた人間には今までの感覚で使える
・SATA3 が4系統あるので、ディスクサーバーにも使える
・Virtuが使える(ライセンスあり)
・オンボード音源のI/Oパネル側出力にはノイズがほぼなく、こだわりがすくないユーザーなら十分である

◆改善してほしい点
・UEFIに移行してほしい。
 →ストレージから起動コードを読みだす時間が長いので是非!
・TouchBIOSのレスポンス改善 (B.11.1201.1 で改善を確認しました)
 →かなりもっさりしてます。また、スナップショット機能は特にもっさりです。
・EasyTuneを分かりやすくしてほしい
 →モニタリングソフトについては見やすく、設定に関してはわかりやすくしてほしい

●今後のマザーで改善してほしい点
・BIOSでのオーバークロック関連の設定が分かり辛いです。ASUSのように自動チューニングがあると便利。
・LANはRealtek 8111系ではなく、Intelチップにしてほしい。

■改善の必要はないが、気になる点
・アナログRGB15ピンの画質が1680x1050x60Hzで少しエッジボケしているようです。
FOXCONN G41MX-F よりは良いのですが、板祭ビデオカードで試すと差は歴然でした。
 但し、今後 RGB15ピンで高解像度出力を行うことは減りますので、改善の必要はないと思います。


i5-2500K→i7-2600Kにアップグレード (2012/05/17 追記)

i7-2600K に乗せ変えたのですが、4.5GHz/BCLK 100MHz x45 で Core温度が47 - 76度とかなり高めになっています。(室温28度)

KABUTOの固定状況が悪い可能性もありますが、ちょっと微妙ですね。
サイドフローに取り替えることも検討します。

またメモリを DDR3-1600 に取り替えていますので、Windowsエクスペリエンスインデックスを更新しました。



あと、改善希望だった点ですが、
・Z77からはUEFIに移行しています。
・LANチップは、GA-Z77X-UD5Hでは IntelおよびAtherosになっています。
・最新のTouchBIOS B11.1201.1 を使ったところ、もっさり感はすべて解消しました。
まぁまぁ進歩していますね。

CPUクーラーの交換 (2012/8/27 追加記事)

温度が高めになっていた件ですが、KABUTOがちゃんと固定できていなかったようです。

取り付けが大変なので、サイドフローのCoolerMasterの HyperTX3 EVOに入れ替えました。

入れ替えた結果、室温29度で通常37前後になり、100x44フルだと64度ぐらいです。

ケースファンはLで動かしているので、こんなもんでしょうね。

KABUTOとこのマザーと、このケースはとてもつけにくいので他のファンをお勧めします。

 

UEFI BIOSが出たー (2012/8/27 追加記事)

GA-Z68X-UD3H-B3 Rev1.3にも UEFI  BIOS (U1h)が出ました。

BIOSメーカーがAWARD/Phoenix から変更されるため、

  1. 自分では元に戻せない
  2. DOS版ユーティリティによってしか変更できない

というなかなか厳しいしばりがあります。

また、Smart6, Dynamic Energy Saver, Smart TPM, Touch BIOSは使用できなくなるので、アップデート以前にアンインストールする必要があります。

 

USBブート環境を作る方法はいろいろありますので、お調べください。

UEFI u1hに切り替えた後の起動画面です。

GA-Z77X-UD5Hなどで見るUEFI画面とほぼ同じです。

写真はありませんが、この画面の後に IRSTの拡張ROM表示が出ます。

BIOSセットアップに入ります。

Z77マザーのような、3D BIOSはなくシンプルなメニューです。

M.I.T.

システム

BIOSの機能

周辺機器

電源管理

保存して終了

 

今のところOS再認証要求もなくて安定して動作しているのと、

電源ON→Windowsの起動メッセージが出るまでの時間が、

TouchBIOS 28.5秒 → UEFI 16.31秒と時間が10秒以上短縮しました。

このマザーボードはIvy BridgeのCPUを使えば PCIe 3.0で接続できますので、SocketH2世代の最後になるIvy世代一杯は使い続けられそうです。

 

ISRTを試そう (2012/8/27 追加記事)

去年の我が家とは違って、SSDの値下がりの恩恵もあって 60GBがあまりましたので、

ISRT は、大容量だけどランダムアクセスが遅いハードディスクに、SSDでキャッシュしてみよう!っていうものです。

OSの再インストールを行わずに、ISRTを導入するための手順については、

おものだちのcybercatさんのレビュー

にありますので、参考にさせていただきました。

 

手順としては、

  1. Intel Rapid Storage Technology をインストールする
  2. regedit で regeditで「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\iaStorV\Start」のキーを「3」⇒「0」に変更
  3. 再起動
  4. BIOSセットアップで AHCI→RAIDに変更
  5. IRSTでISRTを構成

となります。

REGEDITの変更箇所

 

IRSTを立ち上げます

あれ?見えないですね…

しまった IRSTが古かったwww

最新版に入れ替えて、再度挑戦!

今度はディスクがちゃんとみえましたね。 

高速 という項目が ISRTですので高速の有効をクリック。

 

ここでやってしまったのが、フォーマットしてなかったので、以前のボリュームが残ってました。

システムの管理から記憶域のボリュームを削除して、再び挑戦

無事構成できましたね!

 

あとは再起動を数回しているうちに速度が上がってくるみたいです。

 

コメント (24)

  • リーダーさん

    2011/10/04

    レビューお疲れ様でした(^^

    TouchBIOSとても興味があったんですが
    もっさりでしたかー・・・
    しょうがないといえばしょうがないですがちょっと残念(^^;
    起動時間1分切ってるのはやっぱいいですね!
  • Sheltieさん

    2011/10/04

    レビューお疲れ様でした。

    GA-X68X-UD3H-B3/G3なかなか良さそうですね。Ivy Bridgeのリリーズも近いようなので PCI Express Gen.3に早くも対応しているのもポイント高いです。

    自分はLGA1156環境でIntelのIGPでDVI-Dのシングルリンクの限界突破をするためにDisplayPortを採用しているギガバイトのマザーボードを好んで愛用していたので、BIOS画面には馴染みがあるのですが、自分も”そろそろUEFIに行こうしても良いのでは”と思っていました。
  • cybercatさん

    2011/10/04

    レビューお疲れ様~。
    起動時間1分。ここが結構分水嶺ですね。
    EasyTune6は簡単にOCを試せそうで、ちょっと遊ぶには良いかもデス。
    やっぱこういう板はKシリーズの方が良いのかな..
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