レビューメディア「ジグソー」

Intel SSD 320 300GBレビュー

この度は「インテルSSD100連発!マシンガンレビュー 2ndシーズン Intel SSD 320を入手せよ」のレビュアーに選出して頂き、zigsow事務局並びに、Intelに感謝申し上げます。

今回は以下の機種にてレビューさせて頂きます。
MacBook Pro 15inch Early 2011 MC723J/A BTO
2011年5月現在の現行機種のカスタマイズ品です。

標準状態から変更したのは、CPU、メモリ、画面です。
CPUはCore i7 2.3Ghzにアップグレード、
メモリは標準の4GBを8GBへアップグレード、
画面は高解像度の非光沢に変更しております。
製品詳細はもちものレビューを見て頂ければと思います。


初めてのレビューになりますので、読みづらい、分かりにくい等あるかと思いますが、
ご容赦くださいますようよろしくお願いします。


■道具
MacBook ProでHDDをSSDに交換するのに必須の道具は以下の2つです。

・精密ドライバー(プラス)
・星形のトルクスドライバー(T-8)

プラスドライバーは本体の底蓋、HDDの固定パーツをはずすため、
トルクスドライバーはHDDのマウンタをはずすために必要です。
必要最低限はこの2点ですが、底蓋の固定ネジ紛失防止のため、
小さな皿等もあると良いかもしれません。


■交換前に
最近では2.5インチHDDも大容量化されました。
このMacBook Proも標準で750GBのHDDが搭載されています。
デジカメ、デジカムの高解像度化などの影響もあって、
ホームユースでの写真や動画の容量も増ええていると思います。

私の場合はAdobeソフトもインストールしていますし、
DTPやWebの仕事のデータ等もあり、既に使用容量は350GBを超えていました。

今回、300GBという大容量SSDを提供いただきましたが、
全てのデータを移行するには容量不足でしたので、まずはデータの整理をしました。
(実はこれが結構大変でした・・・)
データ使用量を250GB程度まで減らした上で、作業開始です。

MacにはTimeMachineというバックアップ機能があり、
HDDを交換した際はTimeMachineで移行するのが一番簡単とされていますが、
上記通り使用量が多かったので、今回は容量を減らした上で、
Carbon Copy Cloner(http://www.bombich.com/)という
バックアップユーティリティを使用してデータの移行をしました。

SSDを2.5インチの外付けHDDケースに入れてMacに接続し、
GUIDパーティション、MacOS拡張形式にてフォーマットし、
Carbon Copy Clonerでデータを移行しました。

当然、この移行は読み込み&書き込みをしますから、
移行は一晩かかるのが普通でしたが、SSDの書き込み速度が高く、
3時間程度でデータの移行ができたのが最初の驚きです。


■交換
MacBook ProのHDD交換手順は簡単です。裏蓋を外して、HDDを取り出して、
HDDのマウンタをSSDに移植して、元通りに組み立てる。だけです。
交換の手順詳細は以下の通りです。

バルク版でしょうか。茶箱版です。(ちょっとボケました)
バルク版でしょうか。茶箱版です。(ちょっとボケました)

箱の中はSSDと説明書、シールの3点です。
箱の中はSSDと説明書、シールの3点です。

MacBook Proを裏返しにして、精密ドライバーで赤丸部分のネジを10本外して裏蓋を取ります。
MacBook Proを裏返しにして、精密ドライバーで赤丸部分のネジを10本外して裏蓋を取ります。

裏蓋を外す際、中央あたりにあるツメの2カ所が固いので、そこを外すように意識して裏蓋を持ち上げると外れます。角の方から外そうとすると裏蓋が歪むので、左右から均等に持ち上げるのが外しやすいです。
裏蓋を外す際、中央あたりにあるツメの2カ所が固いので、そこを外すように意識して裏蓋を持ち上げると外れます。角の方から外そうとすると裏蓋が歪むので、左右から均等に持ち上げるのが外しやすいです。

赤丸の3カ所だけネジが長いので、位置を忘れないようにネジは保管します。
赤丸の3カ所だけネジが長いので、位置を忘れないようにネジは保管します。

HDDを固定しているパーツのネジ2カ所を精密ドライバーで緩めます。
HDDを固定しているパーツのネジ2カ所を精密ドライバーで緩めます。

ネジ自体はパーツの一部なので、ネジだけ外れる事はありません。
ネジ自体はパーツの一部なので、ネジだけ外れる事はありません。

SATAの接続端子を外します。SATAケーブルが非常に薄いので切れたり折れたりしないようにします。
SATAの接続端子を外します。SATAケーブルが非常に薄いので切れたり折れたりしないようにします。

HDDのマウンタを星形トルクスドライバーで外します。前後合計4カ所外します。
HDDのマウンタを星形トルクスドライバーで外します。前後合計4カ所外します。

マウンタをSSDに移植して、元通りに組み立てます。
マウンタをSSDに移植して、元通りに組み立てます。


交換手順は以上です。気をつけるのは裏蓋を外す部分と、SATAケーブルの扱い程度です。
回すネジは多めですが、作りがシンプルなので迷う事はないです。

既にSSDはOSも含め移行済みですので、PRAMクリアだけしておきます。
PRAMクリアは電源を切っても保存されるメモリ領域のリセットです。
接続デバイスの認識等も含まれるので、SSD化したので一応リセットします。


■起動比較
さて、いよいよ起動ですが、交換前の起動と、交換後の起動を撮影してみました。
起動項目には、Safari、mail、Ad ium、Skype、Twitterクライアントを設定しています。
Skypeが接続されるまでの時間で比較です。





デフォルトのHITACHI HTS725050A9A364 750GBで約57秒、今回のSSDで約24秒です。
起動速度は約2.4倍といった所でした。

当方はMac環境ですので、ベンチマークソフトがXbenchというソフトになりますが、
Xbenchでのベンチマーク結果は以下の通りです。

【TOSHIBA MK7559GSXF】
●Sequential
Uncached Write 113.05 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 93.79 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 28.69 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.50 MB/sec [256K blocks]
●Random
Uncached Write 1.50 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 28.75 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 0.42 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 24.08 MB/sec [256K blocks]


【INTEL SSDSA2CW300G310】
●Sequential
Uncached Write 222.58 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 176.89 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 35.46 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 210.63 MB/sec [256K blocks]
●Random
Uncached Write 55.01 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 184.96 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 13.98 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 141.76 MB/sec [256K blocks]

当然と言えば当然ですが、全ての数値が上回ってます。
顕著なのがランダムリード、ライトが比にならない位速いのが分かりました。
起動速度が倍以上速いのも納得です。


■使用感
起動以外のアプリケーションの起動速度動画も撮影したかったのですが、
ちょっと時間が取れなかったので文章だけでレビューをします。

まず、一番驚きだったのがウェブブラウジングでした。
交換前のHDDも2.5インチながら読み書きは相当速く、
以前の機種に比べて全ての動作が速かったので、
更に体感が向上するとは思いませんでした。
キャッシュの書き込み読み込みの向上が速くなったので、
ブラウジング自体の体感も向上したのだと思います。

次に驚きだったのがPhotoshopやIllustratorの起動速度です。
HDDではDockのバウンドが10回位だったのが、初回2バウンド、
2回目以降の起動が1バウンドで本当に驚きました。

しかし、起動後の使用感に関しては、実はあまり変わりませんでした。
PhotoshopやIllustratorの作業中は、CPUの速度への依存が大半で、
ディスクへのアクセスは頻繁ではないからだと思います。
もちろん、特にPhotoshopは仮想メモリとしてHDDを使用するので、
見えない部分の処理は非常に高速化されていると思いますが、
実用では体感差はあまりなかったです。

もう1つ体感差を感じたのはiPhotoです。
iPhotoで写真一覧をスクロールすると、HDDの場合は引っかかりを感じましたが、
SSDでは全く引っかかりもなく、写真の拡大縮小もスムーズになりました。
iPhotoは画面外の写真を読み込まず、スクロール時に読み込むので、
HDDへは読み込みに引っかかりがありましたが、SSDではそれを感じなくなりました。

また、写真一覧用のサムネイルを2段階保存しているので、
拡大縮小の場合も読み込みファイルが変わるため、切り替わりに引っかかりを感じましたが、
これもSSD化によって全く感じなくなりました。

総評ですが、ありきたりな言葉になりますが、SSDは素晴らしいです。
容量の問題は感じますが、そこだけ目をつぶれば凄まじいです。
正直、CPUのカスタマイズをする位なら、SSD化した方が、
明らかに使い心地が良くなると思います。

本当は、そこまで劇的に変わるものじゃないだろうと思っていました。
実際、交換直後は「まぁ、速いかな」と思う程度でしたが、
約1週間使って本当に快適で、交換して良かったです。
一度SSDにすると戻れない。というのが良く分かりました。

レビューは以上になります。使用感で追加情報が出た際は、追記をさせて頂こうと思います。
拙い文章で、長文になりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • リンさん

    2012/02/19

    8MB病の更新ファームを最近になってやっとアップデートしました><


    もしまだでしたらお奨めします~。

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