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Lenovo IdeaPad S10-3のHDDをIntel SSD 320 Series 2.5inch MLC 9.5mm 300GBへ交換

この度はIntel SSD 320 Series(Postville-Refresh) 2.5inch MLC 9.5mm 300GBのレビューに選んで頂きありがとうございます。

届いたSSDは茶箱に入ってましたがクッション材や乾燥剤のシリカも入っており、衝撃や湿気などの対策がされておりました。

同封されていたステッカーも早さを感じるデザインで良いですね。

■□■目次■□■

・はじめに
・バックアップ
・用意するもの
・HDD用ケースへIntel SSD 320組み込む
・インテル® Data Migration Software の使用方法
・HDD→SSDへドライブ交換手順
・交換前と交換後のCrystalMarkベンチマーク比較
・交換前と交換後の起動時間比較
・総評

・F/Wアップデート(追加)


■□■はじめに■□■

今回私が交換するノートはLenovoのIdeaPad S10-3 (ランプブラック) 0647AVJです。似たような型番が多数あるけど基本構造は近いと思われるので参考になればと思います。

このネットブックはHDD、メモリへのアクセスは簡単な方なのでメカが苦手な方もがんばれば自分で交換も可能と思われます。

■□■バックアップ■□■

まず万が一の為にデータなどはバックアップして作業に入りましょう。このノートはCDドライブが付属してないため出来れば外付けUSBのCD/DVDドライブなどでシステムごとバックアップを取っておいた方が良いです。

■□■用意するもの■□■

このIdeaPad S10-3ノートでSSDに交換するにはUSB接続の2.5インチのSSD対応のHDDケースが必要になります。

今回私が使用したものはこちらのもの。
2.5インチSATA HDD用ケース(H-625S)

あとノートのふたを外すための小さなプラスドライバー。今回は上記のケースに付属してドライバーを使用しました。

次に移行用ツール・ソフト。
今回はインテルさんのソフト「Intel® Data Migration Software」を使用します。

■□■HDD用ケースへIntel SSD 320組み込む■□■

まず外付けケースにIntel SSD 320を組み込みます。外付けケースは各自違うのを使用されると思いますので説明書にしたがって組み込んでください。

今回私が使用するものはネジ2本だけで組み込めました。

Intel SSD 320-003
Intel SSD 320-003


Intel SSD 320-004
Intel SSD 320-004


ネジを締め完成。

Intel SSD 320-005
Intel SSD 320-005


念のためここでPCに接続しCrystalDiskInfoでチェックしてみました。PCにつなげるとフォーマットしますかと聞かれますが今回はキャンセルし進めます。

Intel SSD 320-CrystalDiskInfo
Intel SSD 320-CrystalDiskInfo



■□■内蔵HDD→外付けSSDへデータ移行■□■

次に現在のHDDからIntel SSD 320へのデータ移行です。

すでに多数のレビューアーさんも使ってるソフト「Intel® Data Migration Software」を使います。

インテルサイトに使用方法が載ってますので先に目を通しておきます。ここには画像付きで流れにそって解説されてます。

●インテル® Data Migration Software の使用方法
http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/mi...

気をつける点はソフトをインストールする前にインテルのSSDを認識させておくこと。試してにインストールしようとしても下記のようにエラーが出ます。

インストールの制限事項エラー
インストールの制限事項エラー


今度はちゃんとIntel SSD 320を認識させてソフトを起動すると下記のようになると思います。一番上の「Intel® Data Migration Softwareのインストール」をクリック。

インストールー001
インストールー001


インストールー002
インストールー002


アクロニスにデータを送信してもよいか?の問いです。
文面を読むと下記の感じのデータを定期的に送信するそうです。

CEP で収集されるデータは以下の項目のみです。
・ホスト コンピュータのハードウェア構成
・ホスト コンピュータと仮想マシンのソフトウェア構成(オペレーティング システムの名前およびバージョン、インストールされているソフトウェア)
・仮想マシンの構成ファイル

同意する、しないどちらでも次に進めます。

インストールー003
インストールー003


「標準」のインストールをクリック。通常はこれで大丈夫。

インストールー004
インストールー004


次にすべてのユーザーにインストールにしました。

インストールー005
インストールー005


プログラムファイルのコピー設定が下記のようになりますが、インストールしてOKですか?の問いです。
実行を押してインストールします。

インストールー006
インストールー006


インストールが終われば下記の画面になると思います。

インストールー007
インストールー007


閉じるを押し、今度はデスクトップに出来たアイコン「Acronis 機能搭載 IntelR Data Migration Software」を起動させます。

起動後はまたアクロニスの登録画面が出てきます。名、姓、メールアドレス、国を選択し同意するにチェックしましたが、後で登録するを押し進めました。

ソフト起動ー001
ソフト起動ー001


そして次の画面で「開始」ボタンをクリック。

ソフト起動ー002
ソフト起動ー002


すると次の画面になります。キャプチャできなくて写真になりました。リカバリーが入った隠しドライブも見えてコピーされるようです。

DSC00371.jpg
DSC00371.jpg


「今すぐクローンを作成」を押すと下記の「再起動する必要があります」の画面になると思います。

再起動する必要あります。
再起動する必要あります。


再起動ボタンを押すと再起動し下記のようにコピーが始まります。

コピー画面-001
コピー画面-001


コピー画面-002
コピー画面-002


Cドライブのコピー中画面。下記の写真。

コピー画面-003
コピー画面-003


最後に下記の画面が出ればコピー終了です。何かキーを押せばシャットダウンします。
すべてのコピーが終わるのに28分少々でした。

コピー終了画面
コピー終了画面


シャットダウン後は内蔵ドライブとSSDの交換作業になります。

■□■HDD→SSDへドライブ交換手順■□■

ノートの電源を落としPCを裏返しにします。まずバッテリーを外します。両サイドにある赤丸部分を広げる方向にすればバッテリー部分が外せます。

ノート裏・バッテリー外し写真
ノート裏・バッテリー外し写真


外れると下記のように。

バッテリーが外れた写真.jpg
バッテリーが外れた写真.jpg


次に赤丸部分のネジ4ヶ所を外します。このネジは外したカバーから外れない構造になってるようです。無くさないで助かります。

ネジ外す部分.jpg
ネジ外す部分.jpg


ふたを外せばHDDとメモリなどが見えると思います。カバーのネジ4本の内2本のネジはHDD固定用にも兼用されてました。次に残りのHDD固定ネジ2本を外します。赤丸部分です。

DSC00382.jpg
DSC00382.jpg


次にHDDについてる透明なシート部分をもって引き上げるようにすれば外れると思います。



次にSATAコネクタを外します。



次にHDDに付いてる両サイドに付いてるネジ4本を外します。下記の写真の赤丸部分。
これで固定金具が外れます。






次は逆順でIntel SSD 320を取り付けて行きます。

Intel SSD 320に取り付け金具をつけネジ4本で固定します。ここでの注意ですがネジを締めるとときは最初軽くで締まっていくと思います。変な抵抗があるときは無理せずネジを一度外しもう一度試すようにしてください。細かいネジのためすぐネジ穴がダメになったりするので。

8割ぐらいの加減で締めていき、最後は軽く力が入るぐらいで十分だと思います。最後もあまり力を入れすぎるとネジ穴がダメになりますので。

次にSATAコネクタをIntel SSD 320に装着しPC本体に固定して行きます。ちょうどコネクタ部分が差し込む感じで入ると思います。



そして2箇所のネジを締め固定します。



次にカバーをかぶせネジ4箇所を締めて行きます。このカバーは手前側に挿す感じで入れネジを固定して行きます。



ネジは最初軽く4本とも締めて行きます。順番に軽く締めて行き抵抗があるようになったら、そこで軽く力を入れるぐらいで十分だと思います。ほんとに軽くです。

次にバッテリーを装着します。右側はバネでカチと音がしロックバーが内側になりますが、左側はロックバーを内側にし固定します。



これで交換終了です。最初の起動はIntel SSD 320の認識で再起動になると思います。

■□■交換前と交換後のCrystalMarkベンチマーク比較■□■

CrystalMarkの結果。

最初のが元に付いてたHITACHIのHDD
元のHITACHIのHDDベンチマーク
元のHITACHIのHDDベンチマーク


Intel SSD 320 300GBの結果
Intel SSD 320のベンチマーク.JPG
Intel SSD 320のベンチマーク.JPG


Seqのリードは3倍近く早くなりました。ライトも1.5倍ぐらい。
512kではリードで5倍ちょい、ライトで4倍近くに。

4kが遅かったので、その後リカバリディスクを作成し出荷状態にし再度ベンチマーク走らせました。

リカバリー後
リカバリー後


全体的に数値が良くなって来たけど4kだけはまだまだみたい。

■□■交換前と交換後の起動時間比較■□■

元のHDDでは1分10秒前後ぐらいで起動。2度ほどタイム計りましたがだいたい1分ちょっとかかります。
普段使うソフトを数種類入れてるので通常使う環境での速度です。

そしてSSDに交換後早くなると思ったのですが、ほぼ1分ちょいとあまり変化がないです。不思議な結果です。

その後リカバリーしましたが起動も大きく改善することはなかったです。たぶん標準ソフトなどが色々チェックしながら起動されてるからかも?


■□■総評■□■

PC起動時間があまり短縮されないのは残念ですが、MP4動画などをドライブに置いて再生すると前のHDDではスキップなどすると再生されるのに数秒かかっていたのが、Intel SSD 320にしてからまったく引っかかりもせず再生されます。動画や音楽など聴いたり見たりすることが多いのでこの速度アップは満足できます。CPUの能力不足と思っていたのは間違いでした。

IEでネットを見て回りましたが、これもストレスが少なく早くなったと実感できました。前は何か起動や操作をしようとするともたついていた。

HDDの動作音も無くなりさらに静かなネットブックになりました。SSDなので衝撃など前より気にせず使えるのも良いですね。

総合的に大満足です。ネットブックなのでIntel SSD 320のすべての力を発揮していないですが交換する価値は十分あると思います。容量も300GBとありOSにデータも入れて持ち運べて最高です。出来れば価格がもう少し下がれば他のPCもどんどんSSDに交換して行きたいです。

最近はタブレットタイプの普及もあり若干ネットブックの影が薄くなりつつありますが、SSDを搭載したこのネットブックはオールマイティに使えるネットブックとして長く使えるマシンに変化できました。今回、本当に高性能なIntel SSD 320 Seriesの300GBに選んで頂きありがとうございました。


■□■F/Wアップデート■□■

8MB病があるらしく私も挑戦してみました。大丈夫なうちしとかないと怖いし。下記からDLしCD-Rに焼いて、それから起動させてYesの「Y」キーを押していけば短時間で終了しました。これでひとまず安心かな。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?DwnldID=...

コメント (17)

  • も~ちゃんさん

    2011/05/14

    レビューお疲れ様です。
    ちょっと4K性能がいいスコア出ていませんね。。。
    HDDに比べたら遙かに素晴らしい結果ですが。
  • N-DRさん

    2011/05/14

    >も〜ちゃん さん コメントありがとう♪

    まだ知識不足なので何かすれば早くなるのかな? PC起動だけが遅い感じなのでBIOSかソフトが邪魔してるのかな・・。
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