レビューメディア「ジグソー」

ゲーミングスピーカーのフラッグシップモデル Ballista GS315

 

 

zigsowプレミアムレビュー シークレットミッション"ゲーミングスピーカー AVerMedia Ballista GS315”のレビューです。

 

 

 

 

ゲーム向けを謡った出力77Wの2.1チャンネルスピーカー。

Ballistaシリーズでは最上位に位置するフラッグシップモデルです。

 

海外で販売されてるAVerMedia GS315 Ballista Trinityとして販売されている製品の国内版。日本国内ではTrinityと書かれていませんがコントロールボックスのロゴは残されています。

 

価格についてはフラッグシップモデルということでamazonの予約価格で19,980円。

音質を求める本格的なハイエンドPC用スピーカーの価格帯です。


出力は”ステレオ 14.5Wx2、サブウーハー48W”で合計77W出力。ゲームに最適化した音声出力の他に、小音量でも高音質に再生する”アサシンモード”、コントロールボックスのアナログボリュームで高音域と低音域を個別に調整可能といった特徴を備えています。

 

 

<ケーブル長>
・サテライトスピーカーのケーブル 約185cm
・サブウーファーのケーブル 約160cm


<AVerMedia Ballista GS315(Trinity) >
・ゲームに最適化した音声を楽しめる
・アサシンモードで小音量でも高音質に再生
・アナログボリュームで高音域と低音域を個別に調整可能

・3入力に対応。入力切替機能あり


<海外でのBallistaシリーズのバリエーション>
・AVerMedia Ballista Trinity GS315(77W)
・AVerMedia Ballista DUALITY GS313(50W)
・AVerMedia Ballista Unity GS310(40W)

 

 

 

コントロールボックスは電源ボタンから音量調整、入出力端子全てが集約されています。

縦置きデザインですが専用のゴム足(シールタイプ)が付属しているので横置きにも対応します。

 

 

コントロールボックスの背面はマイクアウト、AUX、ステレオRCA入力、スピーカー接続端子が並んでいます。

 

 

サテライトスピーカーのキャビネットはプラスチック製。

後ろ側はコントロールボックスへの接続用のケーブルと壁掛け用の穴が空いています。

 

 

サブウーファーにはスイッチ類はありません。

床に置く場合でも低音などの音量調整に困ることは無いです。

 

 

 

サブウーファーの後ろ側はコントロールボックスへの接続ケーブルとバスレフ式の穴があります。

 

 

サテライトスピーカーとサブウーファーの裏側にはゴム足が貼られています。

 

 

付属品は説明書(日本語)、コントロールボックスの横置き用ゴム足(x5)、ステレオミニケーブル、ステレオミニ>ステレオRCAケーブルが付属しています。

更新: 2015/12/14
Ballista(バリスタ)の徹底レビュー PREMIUM REVIEW

Ballista GS315 - 機能紹介

ゲーミングスピーカー AVerMedia Ballista GS315のデザインや機能について紹介します。

 

 


凹凸のあるブラックボディーにレッドで装飾されたゲーマーを意識した鋭い攻撃的なデザインです。

同じく鋭いデザインのPlayStation 4と並べても違和感ありません。

 

 


Ballistaシリーズはゲームに特化したスピーカーということで、”銃声、足音、効果音のステレオ感、戦闘効果音、爆発音”など、ゲームに必須な効果音にフォーカスした音質に調整されています。

 

具体的には効果音の音量がアップしてはっきり聞こえるようになり迫力が増すということです。

 

 

 

 

コントロールボックスの前面にアナログボリュームで高音(TREBLE)と低音(BASS)を個別に調整可能。ユーザーの好みに合わせて音質の調整が可能です。

 

 

 

 

外部入力はリアのアナログ入力(ステレオRCA)とAUX(ステレオミニジャック、フロントのLINE入力の3系統。

 

各入力のミキシング機能は搭載されていない代わりに、フロントの入力ソース切り替えスイッチで入力ソースを切り替えできます。

 

フロントパネルはLINE入力の他にヘッドフォン端子とマイク入力端子も用意されています。

フロントのマイク入力はリア側のマイクアウトへ出力されます。

 

 

 

 

コントロールボックスのアサインモードスイッチをオンにすると赤色のLEDが点灯し音質が変化します。

 

説明書の記載ではアサシンモードは”音量を小さくしても迫力の低音と明るくクリアな高音域のバランスをキープできる”という説明がありました。

 

アサシンモードオフとオンで音質を比較してみたところ、オンにすると音量が数段階低くなり、効果音に対してBGMはやや控えめな音質に変化しました。効果音などのブーストのみ有効といった感じでしょうか。ただし、音量自体が大幅に下がってしまうのでオンの時と同じくらいの音量にするためにはボリュームを上げる必要がありました。

 

音質の変化は十分に体感できますが元より高音質のためでしょうか。極端に音質が変化するというわけではありません。音量を少し抑えてでもスピーカーでゲームをプレイしたいといった人向けの機能と言えます。

 

 

 

サテライトスピーカーとサブウーファー共にサランネット無しでスピーカーユニットはむき出しタイプです。

 

 

スピーカーユニットを保護するためのデザインでしょうか。フロントパネルの上下の一部が前面にせり出しています。

 

 

スピーカーキャビネットはサテライトスピーカーはプラスチック製。

サブウーファーは木製です。 

更新: 2015/12/16
Ballistaの比較レビュー PREMIUM REVIEW

Ballista GS315 - ONKYO GX-77Mとの比較

 

 


●音質について

音質を評価するにあたり、短時間ですが二日ほどエージング(小音量で連続再生)を行いました。

音質設定については高音・低音のボリューム共にニュートラル(中央)の設定です。

 

 

音質に関してはゲーム機&PC用スピーカーとして使用しているONKYO GX-77Mを基準として評価しています。

 

検証に使用した環境についてはSCE PlayStation4とBenQ GL2750HMの組み合わせでモニターのヘッドフォン出力端子経由でスピーカーに接続しています。ゲームと動画再生の検証で利用しました。

 

エージングはサブPCに取り付けたAudiotrak PRODIGY HD2 ADVANCE経由でステレオRCA接続で行いました。音楽と動画再生の検証にも利用しています。

 

 

使用したゲームはPlayStation4用 バトルフィールド・ハードラインです。

 

 

< 音楽鑑賞(Audiotrak PRODIGY HD2 ADVANCE) >

ゲーミング向けチューニングの影響か高音の抜けが少し悪いようで若干篭った感じの音質というのが初見での印象です。その後、二日間のエージングとサブウーファー独特の音質に慣れてきたのか、篭った感じについては気にならなくなりました。

 

サブウーファーによる低音域の強調は当然として、スネアドラムやパーカッション、ギターやストリングス系が強調されているのを体感できました。不自然さはなくクリアかつ厚みのある音質で音楽鑑賞でも問題ありません。

 

 

< 動画鑑賞(PlayStation4 & Audiotrak PRODIGY HD2 ADVANCE) >

動画鑑賞に関してはクリアで厚みのあるサウンドで不自然さはありません。映画ではゲーミング向けチューニングがよい方向で効果がでていて迫力が増してかなりいい感じでした。

 

動画再生とのマッチングは最高です!

 

 

< ゲームでの感想(PlayStation4) >

 

Battlefield Hardline (C)2014 Electronic Arts Inc.

 

初見で音楽鑑賞時に高音の抜けが少し悪いと感じましたが、ゲームでは正反対にバランスのよい厚みを感じるサウンドを奏でます。ゲーム向けチューニングの効果を体感できます。

 

銃声、爆発音、足音などはクッキリ再生されるためBGMとのバランスがどうなってしまうのか気になりましたが、実際にはBGM・SE双方ともにバランスは良く不思議と違和感はありませんでした。

 

銃声や爆発音はサブウーファーの効果がでていて音だけでなく空気を揺るがして体に響いてくる感じで大迫力! バトルフィールド・ハードラインのキャンペーンモードでは足音は重要な要素ではないので効果は得られませんでしたが、他のFPSやオンライン対戦モードでは足音は敵の位置を把握するための重要な要素ですから効果を体感できるはずです。

 

大げさですが別のゲームをプレイしているように感じてしまうほど変化があり驚きました。ゲーミングスピーカー Ballistaシリーズの本領発揮です!

 

 

●音質調整について

レビューでは高音・低音域の調整ボリュームを共にニュートラル(中央)の設定で評価しました。

この設定では不自然に強調されている感じもなく聴き疲れもありません。

 

サブウーファー独特の低音強調が好きではないという方の場合は低音のボリュームを少しマイナス側に絞れば問題ないと思います。

 

 

●音質評価のまとめ

音量は十分でノイズなども無く、音量を大きくしてもクリアで音割れはありません。

低音のボリュームを最大にするとサブウーファーの効果でフローリングの床がビリビリと響きます。低音については十分すぎる出力と言えます。

 

トータルで77Wと出力に余裕があるので大音量でゲームをプレイしたい方にも対応可能です! 

 

・音楽&動画鑑賞向けのフラットな音質モードへの音質切り替え機能の追加

・サテライトスピーカーのキャビネットの木製化

・サランネットの追加(スピーカーユニット保護目的)

 

個人的な要望ですが、上記の3点を追加・改良すれば更に完成度が増すと感じました。

新製品の登場に期待しています!

 

 

感想


フラッグシップモデルのBallista GS315の性能や使用感を検証してみました。

 

価格についてはamazonの予約時の価格で19,980円。

PC用スピーカーとしてはハイエンドモデルの高額な部類の製品です。

 

音質については一般的な同価格帯スピーカーと同様に高音質です。ゲームではゲーム向けチューニングの効果がはっきりと現れて音楽と効果音の迫力が大幅に増しています。ゲーム以外での用途については効果音などの迫力が増すので動画(特にアクション映画)鑑賞との相性は良好です。


この手の製品ではI/Oポートや調整ボリュームがウーファー又はステレオスピーカーのどちらかに配置されている場合が多いのですが、Ballistaシリーズでは音質調整とI/Oポートをまとめたコントロールボックスが独立しているのでデスク上のスピーカーレイアウトも思いどうりにできるのもポイントです。

 

サテライトスピーカーのキャビネットがブラスチック製なのは少し残念ですが、壁掛けに対応させるための軽量化の意味合いもあると思うのと、十分高音質なので割り切った仕様ということでしょうか。

 

入力に関しては3系統ともアナログ入力のみですが2.1チャンネルスピーカーですから問題なし。3系統入力は切り替えスイッチ付きですのでPCの他にゲーム機やスマートフォン、メディアプレイヤーなどを接続して活用するのに最適です。

 

デジタル入力も欲しいというユーザーもいるとは思いますがアナログ入力はPC以外にも幅広い機器で利用できる汎用性の高さは魅力です。

 

Battlefield Hardline (C)2014 Electronic Arts Inc.

 

ゲーミング・デバイスはマウス、キーボード、ヘッドセットなど種類は豊富ですが、ありそうで無かった”ゲームに特化した高音質なスピーカーシステム”。スピーカーとしての完成度も高く汎用性もあるので、今後はライバル製品が登場するのではないでしょうか。

 

Ballista GS315は”音楽・動画鑑賞、ゲーム用途”全てをこなせる性能を有しています。

ゲーミング向けチューニングを体験してみたい、迫力の効果音と大音量で動画鑑賞やゲームをプレイしたい”というユーザーにお勧めです! 

 

 

エントリーモデルのAVerMedia Ballista GS310のレビューはこちらです。

 

 

<2015/12/16>

・Ballista GS310へのリンクとコメントを追加しました。

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