レビューメディア「ジグソー」

Xeon驚異のメカニズム

このたびインテル(R) Xeon(R) プロセッサー E3-1285L v4 のプレミアムレビューをやらせていただけることになったのですが、初プレミアムレビューで大物のCPU、しかも一緒にレビューする方々がツワモノの方ばかりなので、少し緊張しております。

Xeon1285L v4と記念撮影するズゴックの図

 

 

更新: 2015/12/08

Z97のマザーでXeonが動くまで

インテル(R) Xeon(R) プロセッサー E3-1285L v4はインテルがサーバあるいはワークステーション向けに製造販売しているCPUでコンシューマー向けのCore iシリーズとは違いZ97チップセットでは基本的にサポートされていません。ですが使われているコア自体はCore i7 5775Cなどと同じBroadwellマイクロアーキテクチャが採用されているので、Broadwell対応のBIOSに更新してやれば動くだろうと言う考えの下作業に入りました。今回使用したマザーボードはASUSのMAXMUS Ⅶ IMPACTです。

小さいけれどゲーミング向けの機能が詰まった高性能なマザーボードになります。こちらのマザーボードには、マザーボードと電源とUSBメモリーだけでBIOS更新が出来るUSB BIOS Flashbackと言う機能が付いているので、そちらを使ってBIOS更新しようとしたのですが、

何度やっても成功せず、仕方が無いのでCPUを付けてから更新しようと、

手持ちのPentium G3258 (Anniversary Edition )を付けてBIOS上から更新しようとしたのですが、こちらでも失敗するのでなぜだろうと考え込んでいたら、BIOSを落としていたページが、MAXMUS Ⅶ IMPACTではなくMAXMUS Ⅶ GENEのページでした・・・

GENEも持ってるんですよね・・・

気を取り直して、MAXMUS Ⅶ IMPACTのページでBIOSを落としなおしたら、USB BIOS Flashbackにてすんなりと更新できました。せっかくPentium G3258を乗せたので、Pentium G3258との比較もして行こうかと思います。

更新: 2015/12/16

USB BIOS Flashbackについて

今回Xeon E3-1285L v4のレビューにおいてBIOS更新が必須だったのですが、ASUSのマザーボードではUEFI上でアップデートを行うEZ Flash 2ではIntel MEが更新されずにiGPUが認識しないと言う落とし穴が有ったわけですが、私はUSB BIOS Flashbackを使うことによって回避することが出来たので、USB BIOS Flashbackついて少し書いておこうかと思います。

USB BIOS Flashbackの最大の利点はマザーボード、電源ユニット、USBストレージのみでUEFIのアップデートが可能なので、新しいCPUが発売されて、マザーボードのBIOSが古くて使えないときなどでも、別のCPUを用意する必要など無く更新することが出来ます。あとBIOS更新に失敗して起動不能になったときでも、BIOSのROMが物理的に壊れていない限り修復することが出来ます。

使い方としては、

  1. 対応する新しいBIOSをWebサイトから落としてくる
  2. 落としてきたBIOSをマザーボード指定のファイル名にリネームする(MAXMUS Ⅶ IMPACTならM7I.CAP MAXMUS Ⅶ GENEならM7G.CAPなど)
  3. そのファイルをUSBメモリーにコピーする。(USB2.0規格のFAT32/16ファイルシステムを持つ、シングルパーティションのUSBメモリーを使用する)
  4. そのUSBメモリーをマザー指定のUSB BIOS Flashbackポートに刺す(ROGマザーはROG Connectポート)
  5. 電源が切れた状態で、USB BIOS Flashbackボタン(ROGマザーはROG Connectボタン)をLEDが点滅を始めるまで長押しする。(約3秒間ぐらい)
  6. 点滅していたLEDが消灯したら更新完了(LEDが5秒ぐらい点滅した後点灯状態になったら正常に動作していないので、一旦完全に電源をOFFにして再度実行する)

ちなみに自分は最初MAXMUS Ⅶ IMPACTに間違えてMAXMUS Ⅶ GENEのBIOSを書き込もうとしていましたが、間違ったBIOSを選択していると更新が始まらないので、上書きして起動しなくなる心配はありません。

 

実験してみた

別のマザーから外したBIOSROMと交換して更新できるか試して見ました。今回のドナーは同じ世代のM-ATXマザーのMAXMUS Ⅶ GENEの物を使用しました。

BIOSROMを交換してUSB BIOS Flashbackで上書きした結果

ちゃんと書き換わり起動することに成功しました。

あくまで実験として行ったことであり、失敗しても責任は持てませんが、別のマザーのROMにでも上書きすることができるので、BIOSのROMが物理的に壊れていない限り修復することが出来るのは本当みたいですね。

 

更新: 2015/12/16

消費電力を見て見る

プレミアムレビューの応募内容としては、「ACアダプター電源を使用しての省電力ゲームプレイ」と言うことで応募したので、まずはどのくらい電気を消費するのか計って見たいと思います。

使用するACアダプターは、

こちらになります。

あとはSANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8と秘密兵器として、CPU単体の消費電力を測定できるZALMANのZM-PCM1を使って行きたいと思います。

ケースにZM-M1を選んだ理由はこれだったんですね。

Xeon E3-1285L v4とPentium G3258の定格と4Ghzにオーバークロックしたものとそれぞれに、

GTX750Tiを加えた物で比較して行きたいと思います。ちなみにメモリーは

こちらを利用し定格時はSPD設定のDDR3 1333状態でオーバークロック時はXMPでDDR3 2666にて測定しています。(1333と2666のプロファイルしか入ってないとか極端すぎるよね・・・)

 

メモリーに関して

このDDR3 2666のメモリーなんですが、Pentium G3258ではXMPでDDR3 2666で動作するのですが、Xeon E3-1285L v4では起動することが出来ませんでした。本来DDR3 1866の1.5vまでの対応なので、XMPの1.65vがだめなのかと思っていたのですが、DDR3 2400の1.65vがXMPで通ったとのことなので、手動で2400に設定したところ、起動することが出来ました。そこで

こちらのDDR3 2400の物に交換したところXMPで起動することが出来ました。

Xeon E3-1285L v4のメモリーコントローラーは2400辺りが限界なんでしょうかね?

 

やっぱり補助電源無し最強のGTX750Tiにはかないませんが内蔵グラフィックとしてはかなりのスコアが出ていると思います。最高画質のFullHDで快適に動きそうなのはすばらしいですね。

 

更新: 2015/12/20

ベンチ追加

PSO2ベンチマークVer2を解像度や設定を変えて回して見ました。

前回のベンチドラクエベンチからの変更点として、メモリーが1333の8Gから2400の16Gになっています。あとBIOSの設定でIris Pro P6300のクロック数を1200に上げてあります。(CPUはオーバークロックできないけど、GPUは出来るみたいですね)

結果を見て見ると、FullHDなら簡易設定5でも何とか動きそうな感じですね。あと設定1にはなりますが、4Kでもゲームが出来そうなのは凄い事だと思いました。(設定1のスコアの伸び方が、どの解像度でもほかの設定とかけ離れている為だとは思いますが)

ちなみにGPUをオーバークロックしてるせいもあるかと思いますが、ベンチマーク中CPU単体で消費電力が100wを超えていました。(MAX120wほどに)全体でもMAXで160wほどになっていました。ただ水冷クーラーを付けていることもあるかと思いますが、ベンチマーク中でも温度はMAXで60℃程度で抑えられていたので、ラジエターのファンも最低回転のまま変化せずとても静かでした。

 

更新: 2015/12/08
消費電力

確実に進化が見える結果が出てるかと

消費電力に関しては、Xeon E3-1285L v4のアイドル時の消費電力が2コアのPentium G3258よりも低いことが特筆すべき点ではないでしょうか?CPU単体の消費電力が7wとかすばらしいですね。ですがそこからベンチをかけると72wまで上がるとかTDPの65w超えてるんですけど・・・グラフィックカードを装備したときには36wまで下がるので、Iris Pro P6300は72w-36wで36wぐらい消費しているのでしょうね。多少の個体差はあるでしょうが、かなり優秀ですね。 

更新: 2015/12/08

ズゴック出撃するぞ!!

私がプレミアムレビューでプレイするのに選んだゲームはズバリガンダムオンライン、理由と言えばやはりXeon=ZEONをイメージしますよね。

 

以前からガンダムオンラインをプレイしていたのですが、ジオンの水泳部は個性豊かで大変楽しいですね。今回プレミアムレビュー用に用意したパーツは

ケース  ZALMAN  ZM-M1

マザー  ASUS   MAXMUS Ⅶ IMPACT

CPU   インテル Xeon E3-1285L v4  プレミアムレビューの品

クーラー ENERMAX 水冷CPUクーラーLIQMAXII ELC-LMR240-BS

メモリー Corsair  VENGEANCE PRO CMY8GX3M2A2666C12R

SSD         SK Hynix SSD SC300 Series HFS256G32MND-3312A 2.5" SATA 3.0 256GB

グラボ   無し CPU内蔵 Iris Pro P6300

電源   FILCO  ACアダプター for デスクトップPC360W改 PLS360K

OS           Windows 8.1 Pro

モニター 288P6LJEB/11 PHILIPS 4Kモニター

キーボード LOGICOOL  G510

マウス  LOGICOOL G700

パット  HORI BNO-003 ザクコントローラー

ヘッドホン audio-technica  ATH-A900X

このような環境でプレイして見ました。

マウスの設定はこのような感じで行っています。方向キー以外のことはほぼマウスだけで行うことが出来ます。

ガンダムオンラインにはベンチマークが存在しないのでどのくらいの性能が出ているのかは分かりませんがプレイした感じでは、遅くなったり引っかかったりなどは感じず、快適にプレイすることが出来ました。プレイ中も消費電力は100W前後を行ったり来たりしているぐらいでACアダプター1個でも余裕でプレイできました。

 

更新: 2015/12/08
総評

これはいい物だ!!

普段自分がゲームをしているPCは

1350wの電源を積んでグラフィックカード2枚刺したPCでやっているのですが、同じゲームが100w前後の消費電力で動くことに衝撃を覚えました。

MAXMUS Ⅶ IMPACTを衝動買いして、CPUを4790Kにするか5775Cにするかで、悩んでいる内に6700Kが発売されて、どうした物かと思っていたところにこのプレミアムレビューが来て、そしてレビューをさせていただく事ができたことは大変ありがたかったです。普段ではなかなかお目にかかれないXeonをいじることができて、本当に幸せでした。

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