レビューメディア「ジグソー」

堅実なパーツ選択と保証された性能が魅力的

 

今回はiiyamaのゲーミングPCLev-R007-LCi7K-VMV-WoTのプレミアムプレビューをさせていただきます。

 

このPCは、iiyamaからPCゲーム向けとして登場したBTOマシンです。ゲーム向けということで、近年おざなりにされがちなビデオカードを搭載し、PCゲームを快適に遊べるだけの性能を与えられたマシンです。特にPCに詳しくなくても、とりあえずこれを買っておけばPCゲームを遊ぶのに不足はないというわけです。

 

今回は、そんなLev-R007-LCi7K-VMV-WoTをレビューしていきたいと思います。

基本的には、「PCとか知らないけどこのPCはどうなのか?」的な人向けにできればといい思っていますが、そこに自作erとしての遊び心を挟みつつお送りしたいと思います。

 

 

まぁ、自分がこのPCを遊び尽くせれば何らかの結果がでるんじゃないかと……。

更新: 2015/08/13

「LEVEL ∞」てなんぞ?

さっそくPCの話、ゲームの話に入っていきたいところですが、その前に「LEVEL ∞(レベル インフィニティ)」とは何か? というところからいきたいと思います。

 

LEVEL ∞」は日本のものづくりを提唱するBTOメーカーであるiiyamaが展開するゲーミングブランドです。

国内生産ならではの高品質と、完全なサポート(日本人による)が売りのメーカーです。ちょっと古い人だとiiyamaといえば、モニターのメーカーとして信頼の高い会社です。そのiiyamaが、ゲーミングブランドとして展開を始めたのが「LEVEL ∞」です。

 

正直、いつ始めたのかよくわかってないのですが、多分2015年の6月からです。秋葉原にあるG-Tune :Garageが店舗を移転したあと、その跡地に同ブランドのショールームである「LEVELHUB」を開店した頃だと思います。本音としては、ルビが必要になるブランド名と店舗名はどうなのかと思いますが、実機が確認できるのでショールームをのぞいてみるのもいいんじゃないでしょうか。

更新: 2015/08/13

World of Tanks推奨PC(特典付き!)

Lev-R007-LCi7K-VMV-WoTはWorld of Tanks推奨パソコンです。

名前の通り、World of Tanks向けのPCであり、このゲームを快適に遊べることが保証された性能のマシンということになります。

 

ネットゲームをプレイする場合、最初に公式サイトを見て「必要動作環境」と「推奨動作環境」を確認します。しかし、PCに詳しくないと、これらのシステム要件を見てもよくわからないと思います。特に、「必要動作環境」は最低限ゲームが動くことを保証しているだけのスペックなため、何世代も前のスペックが書かれていることが多いのです。この「ゲームを遊びたいけど、どれくらいの性能のPCを買えばいいのかわからない」という疑問に、「確実にゲームが動作する」という保証を付けて提供しているのがWorld of Tanks推奨パソコンです。

 

BTOメーカーがゲーミングブランドを立ち上げて「○○推奨パソコン」を販売しているのもこのためですね。場合によっては、ゲームメーカーとコラボして、ゲーム内の限定アイテムを特典として付けることもあります。World of Tanks推奨パソコンにも特典コードで戦車が入手できます。特典目当てでPCを買うのはお金が掛かり過ぎるものの、ゲーム用PCを買うのなら気にしておきたいポイントだと思います。

 

LEVEL ∞では、World of Tanks推奨パソコンは3種類販売しており、価格は10万~20万と予算に合わせて選べます。その中でも、Lev-R007-LCi7K-VMV-WoTは最上位に位置するマシンで、価格は約20万円と高価。その分、ハイスペックでなかなか凝った作りのPCだと思います。

更新: 2015/08/13
スペック

ネトゲならすべて遊べる高性能

まずはLev-R007-LCi7K-VMV-WoTの基本構成を確認しましょう。

 

Lev-R007-LCi7K-VMV-WoT基本構成

  • Windows 8.1 Update 64ビット
  • Intel Core i7-4790K (4.0-4.4GHz/4コア/8スレッド/8MBキャッシュ/TDP88W)
  • 水冷CPUクーラ―
  • Intel Z97 Express チップセット
  • DDR3L-1600 4GB×2(計8GB)
  • 256GB SSD
  • 1TB HDD
  • 24倍速DVDスーパーマルチドライブ
  • NVIDIA GeForce GTX 980
  • 500W 80PLUS SILVER認証 ATX電源

構成だけ並べるとビックリするほど高性能です。

CPUクーラーは簡易水冷だし、256GBのSSDを積んでいるし、ビデオカードはGeForce GTX 980と、かなりのハイエンド構成です。普通に揃えるとかなりお金がかかる構成です。

 

ちなみにWorld of Tanksのダウンロードページで確認できるシステム要件はこちら。(SSで失礼^^;)

ev-R007-LCi7K-VMV-WoTのスペックは、推奨動作環境を軽く凌駕しています。

これだけ高性能ならWorld of Tanksが動くのは当たり前。他の重量級PCゲームですら、動かないタイトルはないでしょう。幅広い動作環境に対応しなければならないネットゲームなら普通に動くと思います。とりあえず、どんなゲームでもプレイしたいと考える人なら選んでおけば間違いなさそうです(予算度外視になるかもしれませんが^^;)。

更新: 2015/08/13

使用パーツを確認してみよう

 

 ●CPU

Intel Core i7-4790K

 

 上位モデルとはいえ、BTOだとおそらく珍しい4790K。

末尾に「K」の付く倍率ロックフリーモデルですが、オーバークロックをしなくても動作周波数が高いので、それだけでも優位というCPUです。現状では、後継のBroadwellやSkylakeと比べても性能で劣るところのない優秀なCPUです。

これを載せてくるというのが実に嬉しい。

 

●CPUクーラー

asetek 550LC

 

 

そんな4790Kをシッカリ冷やすCPUクーラーには、asetekの簡易水冷CPUクーラーがセレクトされています。さすが上位モデル?

asetekは、簡易水冷のOEM最大手なメーカーです。性能も定評のあるもので、これがよく冷えます。

私の自室は室温が30℃を超える劣悪な環境です。それでも、室温31℃時にCPUの温度が負荷時で50℃台。最大でも70℃台で抑えると優秀な性能を見せていました。正直驚きです。その代わり、PC後部からの排熱は温風で夏場はかなりつらいものがありましたが。

 

自作erとしては、どことはいわないがデザインとかリテンションとか見たことあるような形をしているのがポイントですね。

 

●マザーボード

msi Z97-S01

 

ネット上で詳細を拾えませんでしたが、マザーボードはmsiのZ97-S01でした。

ただ、Z97 GUARD-PROと酷似しているので、これのOEM用廉価版のように思えます。マザーボード上にはM.2ソケットがあったり、マルチGPUに対応するなど基本的な装備は充実しています。Z97 GUARD-PROが元なら、ミリタリークラス4に準拠し、OCジニー4やコマンドセンターといった機能にも対応していると思えます。派手さはないが堅実なATXマザーボードですね。

 

ただ、気になるのが、

Z97 GUARD-PROにはある、CPU周りのヒートシンクがない。チップセットのヒートシンクも小型のものになっていますね。廉価版だからでしょうか。基本マザーボード上をユーザーが見ないことが前提だから飾りはいらないということでしょうか。なんだか残念な部分です。

 

余談ですが、マザーボード用の補助電源ケーブルが拡張スロット上を通して組まれているので、拡張カードを増設するとき邪魔になりそうな印象を受けました。実際無線LANカードを組んでも問題なかったのですが、ここも少し気になるポイントですね。

 

●メモリ
ADATA AM2L16BC4R1-B0PS

 

メモリはADATA製の4GB×2で8GBを実装。容量的には、基本問題ないです。そして、トレンド(?)の定電圧メモリのDDR3Lを搭載しています。個人的にこだわらない部分なので、私自身は初めてのDDR3Lとなります。

製品の詳細はわかりませんでしたが、おそらくADATAのOEM向け製品でしょう。

 

●SSD
Plextor PX-G256M6e 256GB

 

メインストレージはSSDで、驚きのM.2スロット対応で、しかも256GBです。さすが上位モデル?

Z97マザーボードを使うならこれくらいは使っておきたいといったところでしょうか。

これはPlextorの市販モデルをそのまま搭載しているようです。Plextorは、東芝からチップ提供を受けており、性能では他社に一歩譲る部分もありますが、品質管理は高いメーカーです。

性能では劣るといってもPCI Express ×2接続するSSDですから、SATA接続のSSDよりも高い性能を発揮できます。ゲーミングPCという性格を考えれば、ゲームの読み込み速度が大いに期待できます。

 

●HDD
東芝 DT01ACA100 1TB

 

256GBのSSDを搭載しているとはいえ、SSDだけではストレージ容量が物足りません。そこでHDDも搭載しています。1TBと最低限ですが、ゲームプレイを録画しても足りるであろう容量ですね。

搭載されていたのは、東芝製のHDD。個人的には、定番のWesternDigitalよりも信頼しているメーカーです。欠点は動作音が少し五月蝿いところ。五月蝿いといっても今どきのHDDに比べてということなので、昔ながらのHDDの動作音が体験できるともいえます。

 

●DVDドライブ
LG GH24NSCO

 

しょうじきな~んでもいいよ~な気分のDVDドライブはLG製。

確認したらよく見るモデルでした。2000円くらいで買えるので入手性も抜群のドライブです。

性能や品質はどうなんだ? というと、まぁ普通というか問題ないというか普通だと思います。すくなくとも、私はPlextor製ドライブで泣かされたことはあっても、LG製ドライブでハズレを引いたことはありません。使えればいいのです。そして、使えてるからいいのです。

 

●電源

FSP FSP500-50ERN

 

電源は、BTOではある意味定番のFSP製。

このモデルのレビューなど評判はわかりませんでしたが、FSPもOEM大手のメーカーです。電源は非常に大事なパーツですが、品質に大きな問題はないと思います(主観ですが)。

それよりも気になるのは500Wという容量ですね。一応このPCはハイエンドモデルなんですが、それでも500Wと少ないのは時代なんですかね。実際、使っていても消費電力は220Wくらいで推移していたので、実用には問題ないでしょう。(そうはいっても心情的に物足りない^^;)

 

 

●ビデオカード

GTX 980 4GD5 OCV1

 

そして、今回の目玉! いらっしゃいました! NVIDIAのGeForce GTX 980を搭載するビデオカードです。

メーカーはコチラもmsi。msiのリファレンスモデルかと思いましたが、GTX 980のリファレンスモデルはコレですから違いますね。これもmsiのオリジナルファンモデルと呼んでいいのでしょうか? よくわかりませんが。どうせリファレンス風なら、普通にリファレンスモデルがよかったのになぁとかあ思ったり思わなかったり。NVIDIAのリファレンスファンはそれなりに評判いいですからね。

ところで、このモデルの型番を見て驚きました。末尾に「OCV1」とあります。これオーバークロックモデルですよ!

ベースクロック:1126MHz → 1152MHz

ブースとクロック:1216MHz → 1252MHz

このように、微小ですが出荷状態で動作周波数が引き上げられています。本当に、ほんのり性能アップですが、ほんのり風味で付加価値が付け加えられていました。ついでにいうと、AFTERBUNERというmsi製ソフトで、オーバークロックのさらなる高みも目指せます。そのためには冷却方法を再検討する必要はありそうですが。

 

GTX 980 4GD5 OCV1のカード長は約270mm。300mmを超えたりはしませんが、ハイエンドモデルらしいサイズで割と大きいですね。

 

接続端子は上にDVI。

左下から、DP、HDMI、DP、DPとなります。ビデオカードの性能的に4Kモニタは余裕。4Kの3画面もこなせると思います。フルHDなら5画面での運用も可能でしょう(DVIが4Kに対応していないので)。

 

そういえば、msiのサイトを見るとTDPは165Wで、推奨電源は500Wとなります。ミドルクラス並ですね。ハイエンドモデルですよね!? 省電力な時代なんですね。 

 

●PCケース

InWin 703

 

PCケースはInWinの703モデル。

2014年末あたりに発売された比較的新しいモデルです。従来のシャーシを流用しており、IW-BWR143あたりと同様だったと思います。InWinとしても、非常によく売れたモデルのシャーシを流用しているので、多くの評価を得ていることから機能的な部分でも評判のいいモデルといっていいでしょう。違いは外見的な部分で、落ち着いたフロントマスクが特徴的といったところでしょうか。InWinのエントリークラスのPCケースには、やんちゃなデザインも見受けられますので、これは見た目もいいと思います。BTOモデルということで、「LEVEL ∞」のロゴも付きます。

 

内部は本当にオーソドックスな構成です。

3つの5インチベイ(ふたつはシャドウベイ)に、4つの3.5インチベイ。HDDなら後3台増設可能です。

BTOとして、配線は雑多なような、それでもキレイにまとまっているような、どうにももどかしい印象を受けます。先にもいったとおり、マザーボードの補助電源ケーブルがビデオカードの下を通っているのが少し気になるくらいですが。

フロントパネルを外すと、120mmケースファンをふたつ増設できます。個別にフィルターも付いていますので、ホコリ対策は万全ですね。

て、ケースファンが付属しないんですね?

排熱が実に熱いと思っていたら、吸気は自然吸気という構成でした。

それはどうなの? どうなんですか?

InWinの703には標準でフロントファンがひとつ付属するはずなんですが、まさかないとは!! 

う~ん。これはどう判断すればいいのか悩みます。

実際に、室温30℃オーバーの部屋で使っていてもなんとかPCの冷却は追っついていますが(十分とはいえないけど)、やはり不安になる要素です。ゲーミングマシンて、長時間動作させるのが前提だと思うので、やはり不安です。

 

 

PCの性能、 構成、使っているパーツ(特にCPUクーラーが素晴らしい)のどれをとっても不満のないマシンです。ただ一点。フロントファンがないという不安のために、ここの項目は★4になります。

更新: 2015/08/13
セッティング

最初は更新が基本です

若干不安な部分を抱えるLev-R007-LCi7K-VMV-WoTですが、いよいよ起動してみましょう。

今は真夏真っ盛り、室温はこれでも勢い落ちていて33℃! 吹き出す排熱に汗が吹き出す勢いです(後ろ向きに設置しているのでもろに熱風を受けます^^)。

 

まずはMicrosoftアカウントの登録などの初期設定があります。Microsoftアカウントは他のPCでも使いまわせたり、同期したりできるので複数PCがあると少し便利です。

 

あと、この時注意したいのがユーザー名です。

 

99%問題はなくなっているのですが、ユーザー名が日本語だとバグったり起動しないゲームがあったりします(特に海外ゲーム)。World of Tanksでは問題なかったと思うのですが、一応、本当に一応ですが、注意してユーザー名は英語表記にしておいたほうが無難だと思います。

 

そんなこんなで起動!

セッティング中にいきなりWindows 10をおススメされましたが、ここはWindows 8.1で起動します。

データをダウンロードするのが面倒ですからね^^

 

壁紙はLEVEL ∞でかっこいいですね~。

 

でも、

ショートカットが多い!

ほとんどが有料サービスへの誘導ショートカットです。これはいただけない。

本当のPC初心者で、どのソフトを使って、何ができるかわからない。そんな人なら指標になるかもしれませんが、そうでないなら本当に邪魔です。

日本のメーカー製PCを思い出させるおススメ攻勢には、ちょっと引きますね。これがジャパンクォリティか?

 

あえて良かったところを上げると、

タスクバーにコントロールパネルのショートカットが追加されていたことでしょうか。

とりあえず、新しいPCで最初に起動するのがコントロールパネルなので、これはちょっと便利です。

 

というわけで、コントロールパネルからWindowsupdateを表示して更新パッチをダウンロードします。まず最初に更新して、PCを最新の状態に保つのが基本です。

Windowsさんマジパネっす。

いきなり1GB超えの更新プログラムです。気長にやりましょう。

 

次に画面右下でぴょこぴょこ自己主張しているGeForceドライバーも最新のものに更新します。

ドライバーは最新ゲームへの対応が主な内容でWorld of Tanksには関係ないこともありますが、多くのバグフィクスも取り入れられるので、最新のものにしておくといいでしょう。

ただし、最新ドライバで「うっかりやっちゃった (・ω<)」と不具合を噴出させることもあるのがNVIDIAなので、旧ドライバに戻す方法をGoogle先生に聞いておくことも忘れずに。

 

そして、ゲーミングマシンなのですからゲームもインストールしておきましょう。

World of Tanks推奨パソコンなのだから、最初からインストール済みなのかと思ってました。

違うんですね。

 

とまぁ、新しいPCはダウンロード祭りが基本です。

 

Wasshoi!

 

排熱の熱風と相まって非常に熱い時間が過ごせました。

 

 

 

さて、最初に目眩にもにた感覚を味わわせてくれたデスクトップの各ソフト郡ですが、これは邪魔ならアンインストールしてもいいし、気になるなら使ってみてもいいです。有料ソフトでも、たぶん無料期間があるので一度試してみるというのは有りでしょう。

 

ただし、セキュリティソフトのノートンの扱いが難しいです。

「ノートン先生」などと揶揄されるほど強力なセキュリティソフトですが、強力すぎるゆえに困ったことが続出したりもするソフトです。

今回は、一部のベンチマークソフトがダウンロードした瞬間削除されるなど面倒な挙動をしてくれたので、アンインストールしました。

 

ちなみに、ノートン先生をアンインストールした場合、とりあえずはWindowsのDefenderを使うことになります。これも更新パッチなど当てないといけないので、もう少しだけダウンロード祭りが継続します。

 

 

セッティングは基本とはいえ、ダウンロード祭りに疲れました。

更新: 2015/08/30
基本性能

これをフルHDで使うのはもったいない!

それではLev-R007-LCi7K-VMV-WoTの基本性能を確認していきたいと思います。

 

 

WIN SCORE SHARE

まずはWindowsエクスペリエンスを定番ソフトで確認します。

めちゃたか!

最低8.3で、まさかのSSDがボトルネック!?

意外とメモリが高いんですが、ADATAのあのメモリはそんなに高性能なんでしょうか?

 

 

■CrystalDiskMark

ランダム

0fill

最低数値だったSSDですが、ベンチマークでは公称値通りの速度が出ていますね。

Read 700MB/sオーバーとか初めてです。

 

ちなみにベンチは測っていませんがHDDの状況。

これ、室温35℃の時のものです。意外と冷えてる!?

フロントファンがないわりにはなんとかなってます。HDDで45℃は心臓に悪い温度ですが、まだなんとかなります。この温度を常時続けなければいいのです。つまり、夏の間はこのPC封印ですね ( ̄д ̄)エー

 

 

■CrystalMark

定番のCrystalMark。

 

■CINEBENCH R15

こちらも定番のCINEBENCH。

どちらも数値は高いんですが、Core i7-4790Kは特に珍しくないのであまりインパクトを感じません(個人の感想です)。

 

 

それならグラフィックス性能を見てみましょう。

期待のハイエンドGPUであるGTX 980の性能を見せてもらおうじゃないですか。

 

■3DMark 

ハイエンドGPUに下位のテストはいらない! とおもってFireStrike3種です。

Oh! 通常のFireStrikeで10000オーバーのスコアは初めて見ました。

ULTRAで3068ですから……。これはちょっと重いのかな? 4Kだと少しFPSが落ちるかもしれません。これはAFTERBURNERに火を入れますか?

 

ゲーム系ベンチマークもやってみましょう。

ここではすべて最高設定のフルHD環境でテストしています。

 

■PHANTASY STAR ONLINE 2

定番ゲームのひとつPHANTASY STAR ONLINE 2です。

気分はエー! となんともいえません。

このベンチは結構重いんですが、このPCにおいてはボトルネックになる部分がなにひとつなさそうです。というか、このPCでPHANTASY STAR ONLINE 2を遊ぶのがもったいない気分になります。

 

 

■ファイナルファンタジーⅩⅣ 蒼天のイシュガルド

高品質と最高品質で試しましたが、差と言っていいところはないですね。

どちらも「非常に快適」デス。

 

 

■ドラゴンクエストⅩ

こちらも標準、最高品質ともに非常に高い数値です。

 

 

■ちはやローリング

何やってんだこいつ?

 

いやいやいやいや、イロイロやってみたいじゃないですか。

 

古いベンチマークですが、いつも中部止まりだった私ですが、初めて本州突破しました。札幌到達です。初めて、BTOではなく自作PCでこれを見たかったと思った瞬間でもあります。

 

 

 

軽くベンチマークを回してみた結果ですが、どれも凄く高い数値が出ています。

どれもフルHD環境での計測ですが、Lev-R007-LCi7K-VMV-WoTは完全にフルHD画質を超える性能を発揮していると思います。4Kだとどうなるかわかりませんが、さらに上の高解像度環境で使用するべきマシンだと思われます。

というか、フルHDだともったいない。本気でそう思う性能です。

 

 

 

 

 

というわけで、フルHD以上の環境を構築。3画面構成でのゲーミング性能。そして、World of Tanksを動かしてみたいと思います。

 

実プレイの追記分イキます!

更新: 2015/08/30
使用感

高解像度モニタでWoTをプレイ!

 

 

ハイスペックなゲーミングPCなら出力環境にもこだわってみたい!

 

そこで、今回は変わった環境構築を試してみました。

更新: 2015/08/30

6144×1536の3画面にチャレンジ!

使用したモニタはLP097QX1。iPadに使用されている10インチモニタです。これを3画面にしようと思います。

 

そのままでは使用に差し支えがあるので、ちょっと工作して3つのモニタを連結します。ちょっとのつもりが、これに手間取りました。適当に工作すると失敗を重ねますね^^;

 

 

LP097QX1は、DisplayPortでPCと接続します。3画面にするにはDP×3が必要ということで、今回の企画にはもってこいだろうと思ったのです。

 

とはいえ、このままでは6144×1536の大画面とはなりません。

NVIDIAコントロールのSurround機能を使ってひとつの画面にします。

 

 

DisplayPortを3つ使っていますね。

 

 

いざ!

 

 

ぁ、

 

あぁ!

 

 

できない!?

 

 

画面が暗転しまま画面が出力されませんでした。

どうやらLP097QX1では、Surround機能で画面をひとつにできないようです。ナンテコッタイ。

 

 

一応、一画面ならWoTもプレイできるのですが、これじゃ意味無いですね。

これはこれで使えそうな気もしますが、これだけのハイスペックPCを使っているのですから面白くはありません。

 

これは何とかしなければなりませんね。

更新: 2015/08/30

GTX980なら4Kくらいは当たり前?

フルHD環境ではもったいない。そう感じさせるPCですから、フルHD3画面とかするのも面白みがありません。

 

というわけで4Kモニタを用意しました。

 

 

 

LG 27MU67-Bです。

http://www.lg.com/jp/monitor/lg-27MU67-B

 

さらにこれで3画面! とか言いたいところですが、さすがにそれは無理なのでご勘弁を。

 

 

4Kの出力が、GPUにとってどれほどキツイものなのかしりませんでしたが、とりあえず繋げただけでグラフィック設定はデフォルトでも「最大」に設定されています。コレ以上画質をあげようがないレベルです。

 

せっかくなので、もっとGPUをいじめてあげようと思い、アンチエイリアス処理をTSSAA-HQにまで設定しました。

 

 

できる限り動作を重くし、そのうえで4K出力するという状態でWoTをプレイしてみたいと思います。

この状態でのプレイを動画で確認してみてください。

 

 

FPSは常時40強、アベレージで43といったところでした。

さすがにFPS60に届くことはなくて残念ですが、それでもWoTなら問題はないでしょう。

4Kでのプレイに十分答えてくれるPCです。

 

さらに動きの激しいFPSなどのゲームなら、ここから設定を落としていく必要があるとは思いますが、それでも高いグラフィックス設定でのプレイは可能だと思います。

 

 

 

初めて4Kモニタを導入するという次第になりましたが、極めて高いレベルのグラフィックスで動作が可能だと実感できました。

 

いや~、画像キレイですよ。これこそPCでゲームをやる意義だと思います。Lev-R007-LCi7K-VMV-WoTは、PCゲームをプレイするという欲求に十分答えてくれるといえるでしょう。

 

ただ、やはり排熱はキツイです。CPUは簡易水冷が使われているだけあって、常時60℃を下回るという温度で不安を感じることはありません。しかし、GPUはゲームプレイ中に70℃を超え、時として80℃を超えます。これはかなりキツイ。そこからさらに温度が上がるということがなかったので、それなりに冷却はできている印象ですが。やはり、それなりです。大きな効果は期待できませんが、ケースファンを追加するなどの追加投資はしておきたいところです。あまり過度な期待はせず、GPUの温度には気をつけながらゲームをプレイするといいでしょう。

 

 

 

 

 

余談ですが、

http://worldoftanks.asia/ja/content/music/

 

公式サイトでWoTのサウンドトラックを配布してました。今回の動画にもちょっとだけ使用しています。

 

コレが実に、(゚∀゚)カッコイイ!

 

WoTをプレイしていない人は、まずこれを聞いてみて欲しいですね。素晴らしいですよ。

31人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • ふっけんさん

    2015/08/13

    おおっ。これは裏山。
    このモデル実物みたけどケースが今までのゲーミングPCと違って恰好良いんですよね。
  • Kvartさん

    2015/08/13

    あらいやだ。昨日からちまちまと書き綴っていましたが、いつのまにか公開されていましたね。
    このケースは、エントリーモデルながらツボを抑えたデザインで落ち着いた雰囲気を演出してくれますよね。それでも赤いラインを入れたりしているので、ゲーミングPCらしい演出もできていると思います。

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