レビューメディア「ジグソー」

体験記 ーぶぶ漬けに囲まれてー

このような機会を頂き、
zigsow様、スクウェア・エニックス様、および関係者の皆様、
誠にありがとうございます。

レビューのアップが大変遅れてしまい本当に申し訳ありません。
いかなる処置も真摯に受け止める所存です。


ネトゲには興味を持っていたのですが、
課金であったり、プレイする時間であったり、
なかなか懸案事項が多く、自らプレイするには至りませんでした。

唯一のネトゲ経験はMHFの無料エリアの経験のみ。
FFは1,2,3,7を経験し、10を囓ったのみです。

そんな私が、今回挑戦させて頂いたFF14。
FF11の様々な廃人の様子を耳にしたことはありますが、
どのような魅力が詰まっているのか楽しみでもあります。

では、レビューをさせて頂きます。



まずは第一関門、アカウント登録。
色々と面倒な手順が多く、億劫。
30日間は無料らしいので、とりあえずキャラクター1体を契約することに。
無料なのに形式的に支払いを行う。
このプロセスが異常に胡散臭く、地味にマイナスイメージ。

インストールし、そのアカウントでログインすると、
キャラクター登録に移行する。
オンゲーにしては思っていたよりも選択肢が少なく、
実際のゲーム中では肌と髪の色、
種族とサイズぐらいしか見分けがつくようなパラメタがない。
人、ハルク、ホビット、ネコミミという大枠で判断してしまう。
人型にも種類があるらしいが、気づこうという思いすら発生しないレベルの差異。

時折挿入されるリアルタイムムービーでは
自分のキャラクターにある程度近寄って見ることができるが、
逆に言えばそういったときでしか細かい差異を見つけることはできない。

忙しいので適当にハイランダーなイカついにーちゃんを作成。
ソリを入れた白髪の色黒マッチョ。
誕生日や守護神を適当に決める。
一緒にプレイしたい人がいるわけでもないので、
サーバーは適当に空いているところを選択。

3つの都市のうちどこから始めたいん?
みたいなことを聞かれる。
ここでも適当に森っぽい町(グリダニア)を選択。
実はこの選択は序盤に選択できるクエストを制限するものっぽいので慎重に選んだ方が良さそう。


行き成りオープニングイベントが発生。
馬鹿みたいに小さいウィンドウだったのでコンフィグを探すも、ない。
ウィンドウサイズの変更もできず、さらになぜか音も出ない。
(キャラクターメイクの時、ボイスが再生されなかったので
適当に決めた段階で気づいてはいたが…)
(というか自キャラがしゃべらないのでボイスの存在理由がわからない)
目の前には森の風景が広がるも、PCの排気音しか聞こえない。
設定の変更もできない。
私は泣きながらオープニングクエストを進るのであった。

ちなみにコンフィグは別プログラムで作動する。
グラフィック設定やサウンド設定ぐらいは
ゲームと同じプログラム(ログイン前の画面など)から操作できるようにしてほしかった。


オープニングが終わるとチュートリアル的なクエストが始まる。
どこかに行ってこいと言われては行き、それの繰り返し。
…なんとも虚しい気分になる。
勿論、チュートリアルとしてはちゃんと機能しているので、
なんとなく操作方法は分かってくる。


メインクエストっぽいクエストを進めていく。
武具屋も見当たらず、(無いらしい)
棚や壺等の概念が存在するのかも分からず、
怖くて人の家にも入れない。
ビクビクしながら寂しくNPCにパシられる。
この時点はまだオンゲーである意味が分からない。
町で他プレイヤーを見かけるぐらいで、
ごく稀に、〈応援〉してくれるユーザーがいるぐらい。
彼らもまた寂しいのだろうか…。

野生動物(雑魚)は基本的に襲ってくるような事はない。
近くを歩いても危害を加えてくるような動物は存在しないのだ。
そんな彼らを攻撃して経験値を得ていく…。
NPCにパシられる鬱憤を晴らすように、行き成り剣で襲いかかるのだ。
知的生命体の醜いエゴ。

戦闘のシステムは(低レベルにおいては)単調でつまらない。
敵をロックし、攻撃、攻撃、攻撃。
高度なアクションが求められる訳でもなく、
知的な戦略も必要ない。
もう少し高レベルになるとそれらの要素が絡んでくるのだろうが、
それに辿り着くまでの戦闘が酷く億劫。

雑魚を倒すと経験値とアイテムと金が手に入る。
手に入る変な動物の肉やキノコを食べてみても、
基本的に口にも合わず、目立った効果も無い。
調合のパーツらしきアイテムも貯まる一方。
金は使い道がない。
人生に疑問を感じ始める。

(私はプレイ方法を間違ってるのではないか…。)

剣騎士LV10となった。
メインクエストは進行せず、
サブクエストでLVを上げたり金を稼ぐことに意義を見いだせず、
森林にそっと佇む。
ネトゲ内ニート誕生の瞬間である。
生産系のジョブに就いて平和に暮らしていくのもアリかもしれない、
そんな非生産的な思考の坩堝。
LVを上げたらメインクエストも進行するのだろうが、
LVを上げるのも結構大変なのだ。
メインクエストへの興味と、LV上げの労力と時間消費。
天秤にかけ、私は静かにログアウトした。
き、休憩なんだからね。


そもそも仲間がいない。
これが問題である。
人と出会い、消費した時間に優越感を感じるのが醍醐味だと聞いている。
しかし、生粋のシャイボーイである私は、
とてもじゃないが町中でナンパなどできない。
論外である。

ネコミミな女の子とイチャイチャしたい気持ちも確かにあるが、
中に何が棲まうか分からない恐怖には負けてしまうのだ。
ネットを通しておじさんと仲良くなって喜べるほど粋な人間では無い。
NPCと仲良くなる方がよっぽど楽しい。
NPCな助っ人を雇うシステムはないのだろうか、
周りを強いNPCで固めて、財力に物を言わせて英雄になりたい。


初心者御用達の出会い系でもないかと探すが、
全く持って見当たらない。
NPCに話しかける事にすら恐怖してしまうような根暗の足掻きは、藻屑となった。
オリンポス山の如きハードルの幻想…。

LV上げという行為に時間の浪費を感じてしまう私。
やはり仲間がいてこそ、であろう。
操作のチュートリアルはいらないから、
友達を作るチュートリアルがあれば… なんて考えてしまった。

時間に追われ、現在LV11で停止中。



グラフィックは綺麗。
標準設定でもなかなかに高解像度なテクスチャーで、
散策の楽しみがある。
フィールドは広いものの、
同じような光景が続くのには少しげんなり。
リアルタイムムービーも綺麗に再生される。

このPCでは標準設定のフルHDプレイでは何の問題も見つからない。
スムーズに動作し、ハードからくるストレスは一切無い。
唯一の難点として、時折音声が乱れるので、
サウンドカードの導入を考えるのも良いかもしれない。
空きスロットはPCI Express x4のみである点に留意して選択を。
ただし、そこまで気になる物ではない。



ゲームを評価できるほど私はこのゲームの魅力に気づけていない。
なんというか、虚しさすら覚えてしまう。
おそらく、このゲームの「実際」をまだ体験すらできていないのだろう。

正直、ネトゲ初心者でありながら、
初心者向けのサイトを読み漁れるほど熱意が(時間も)あるわけでもない私にとって、
このゲームの導入は魅力に欠けている。

そもそも、メインクエスト(およびチュートリアル)が
「仲間と騒ぎながら」だとか、そういった側面から切り離され過ぎている。
例えオフラインであっても全く同じなのだ。
それくらいならいっそメインクエストなど無くして、
メンバーを募るルームにでも連れて行かれた方がいい気がしなくもなくもない。
本当に友達を作るチュートリアルでもあった方が
(、私としては)入りやすかった。

一歩でもメインクエストからそれると、完全な自由が待っている。
他ユーザーがぶぶ漬けに見えてしまうぐらいには疎外感を感じる。


人を選ぶゲームで有る事には違い無い。
私が向いていなかった時点で評価することはできないが、
もしあなたがRPG好きで、ネトゲに積極的な興味があるなら、
30日間の無料期間を利用して、是非この世界を体験してみて欲しい。
グラフィック、特にリアルタイムムービーはとても綺麗で、
広大なフィールドは散策する楽しみに満ちている。
できることなら友達と一緒に。

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