重ねてZigsow運営者様、IODATA様、GV-USB2/HQをお貸しいただきありがとうございます。
GV-USB2/HQはパソコンを使ってVHSビデオテープをDVD化するのに役立つUSB接続ビデオキャプチャーです。それだけではなく一般ビデオカメラをUSB接続WebカメラのようにできるためUsteam配信等用のキャプチャーにも使うことができます。
まずは梱包箱、内容物、RCAピン端子端です。RCAピンは金メッキ無しです。
【添付ソフト】
●ビデオ録画ソフト「アイ・オー・データ機器製 LightCapture」●
録画キャプチャーソフトであり、また、それの再生ソフトです。予約録画ができるのが特徴です。
映像
MPEG-2:720×480(ビットレートMAX8.2Mbps)
音声
リニアPCMのみ
ビットレート:1536kbps
サンプリングレート:48kHz
GUIが”切替←→”となっていますが何これとまず思いました。それと共に再生がないとも思いました。この切替で再生となるのです。分かり難いです。普通に再生でいいのではと思います。
予約録画ができるのはいいのですが、解像度、ビットレート等が固定で全く他の選択ができません。1分30秒ほどで80MBぐらい、1時間50分ほど6.6GBぐらいのファイルとなります。
確かにDVD化をするためだけならまあこれでもいいのですが、予約録画をこの設定で必ずしも行うことになるのかは疑問です。予約録画なら他にもっといいものをキャプチャー録画ならPowerDirectorをとなり、折角のアイ・オー・データ機器製がおまけにしかなりません。
●「CyberLink Media Suite」●
下記CyberLink社製ソフトのSuiteソフト。
主立った各作業トピックを選ぶと各ソフトが立ち上がります。それらを閉じるのこのSuiteソフトにもどります。
●ビデオ編集ソフト「CyberLink PowerDirector8 for I-O DATA」●
わたしはCyberLink PowerDirector8 Ultra正規版ををもっています。ディスク作成時のディスクメニューをデザインする時のテンプレートが4つ少ないことトランジション等にアップグレードという選択が多くあること以外変わりがないように思います。トランジションとエフェクトの数に差はないようです。 ※.MOV非対応、MPEG-1出力不可となっているようです。正規版自体必要以上操作していないので分かりきっていないです。PiPと音声チャンネル数なども違うみたいです。テロップ入れと切った貼ったしかしないのでこれは正規版でもほとんど使っておらず詳しく比較できません。正規版との同時インストール不可です。
下位のGV-USB2というのがありますがそちらにはCyberLink PowerDirector5が付いています。実はこのバージョンも正規版で持っていました。個人的には全く使えないものでした。よく落ちました。一応おすすめしません。
GV-USB2/HQにはハイビジョンの高解像度(1920×1080px)にするHDアップスケーリング保存機能があるため"*/HQ"がついていますが「CyberLink PowerDirector8 for I-O DATA」によるものでしょう。編集の時に"補正/強調"から"ビデオエンハンスメント"を有効にしてファイル出力時にMpeg-2(1920×1080(1080i))にするだけだと思います。
PowerDirector8正規版にしろわたしのところではあまり落ちません。"かわいい編集"をする方向にいろいろ付いているのが問題ですが悪くはないです。
Core i7 860(2.8GHz、OCなし、TB有効、HT無効)、CUDAを使って1時間50分(MPEG-2※)のものがちょうど4時間ほどでHDアップスケーリングできました。前回40分だったのは編集の時に"補正/強調"から"ビデオエンハンスメント"を有効にしていなかったのが間違いでした。
画質については同じく"ノイズ除去"を有効にしたおかげでRGBのピクセルノイズが消えたかかなり軽減されたようになりきれいになったと思います。ただ、ビデオテープ特有の横筋のノイズには有効ではないようでHDアップスケーリング後も残ったままです。
※CUDAってH.264/MPEG-4 AVCにしか結局効かないみたいです。そのようなことで上記のMPEG-2は有効も無効も無効と同じということになるみたいです。故に正味CPU性能のみだとおもいます。効いているんだと思ってた(無知の無検証でした、反省)。
今回の環境では、単純に1920×1080(1080i)にするHDアップスケーリングなら40分ぐらいで終わります。ビデオエンハンスメントもすると4時間かかります。最近のBlu-Rayプレーヤー等ならリアルタイムのDVDアップコンバード再生機能が付いているかと思います。
このあたりの状況を踏まえつつHDアップスケーリングを考えればよいのではないかと思います。GV-USB2/HQとPowerDirector8では横筋のジッターノイズが普通に再生してもあるのならばどちらにせよ残ったままとなると思います。
●BD・DVDオーサリングソフト「CyberLink PowerProducer5 for I-O DATA」●
「CyberLink PowerDirector8 for I-O DATA」にディスクメニュー・デザインのテンプレートが4つ少ないと書きましたがこちらでも制作することができますので合わせれば"for I-O DATA"が必ずしも機能削減版とはなっていないのだと思います。
●ラベル印刷ソフト「CyberLink LabelPrint2.5」●
ディスク盤面及びジャケットラベル・デザインをするソフトです。トールケース用のテンプレートはなくCDサイズのみのテンプレートです。Labelflashにも対応しているのも特徴です。IODATAがバンドルするわけです。わたしのドライブもIODATA製のLabelflash対応ですが・・・ディスクが富士フイルム製があるのみかと思います。こちら方面どのような規格も一般化しません。
【キャプチャー】
◆ドライバ◆
CD-ROMからではなくIO-DATAのHPから最新版をダウンロードした方がよいようです。LightCaptureに問題ありとのことですがドライバではないのかという感じがわたしにはありました。(突然Beep音と共にパソコンがフリーズします)
◆CPU◆
デスクトップの方は先にも書いたようにCore i7 860(2.8GHz、OCなし、TB有効、HT無効)です。後日ノートの方でも試す予定。
CPU使用率は以下の画像のように10~15%。GV-USB2/HQはソフトウェアエンコードとなりますがまだ余裕もあり全くコマ落ちもありませんでした。
ノートの方のCore 2 Duo T5500(1.6GHz)です。55~70%といったところなので他の作業をするとコマ落ちするでしょう。
◆作業◆
早送り再生のプレービューが見られないという不思議があります。巻き戻し再生のプレビューはできます。ビデオを再生して各ソフト側の録画ボタンをクリックするだけです。
「アイ・オー・データ機器製 LightCapture」は先述のように設定は固定ですが、「CyberLink PowerDirector8 for I-O DATA」はMPEG-2だけでなくAVIで保存もできますしMPEG-2 HQ、SP、LPおよびカスタマイズ設定もできます。ビデオテープのキャプチャー時間はテープそのままの時間がかかりますが、PowerDirector8が落ちるという不幸なことがなければこちらの方がキャプチャー録画するには使いよいと思いました。
◆画質◆
原本ビデオテープよりきれいになるという機能はGV-USB2/HQにはありません。バンドルソフトウェアにもそれほどのものは期待できないようです。
ビデオテープ特有の横筋、ジッターノイズがあればそのままキャプチャー録画されます。
加えて生テープ視聴時にはあまり感じないRGBのピクセルノイズが少し入ります。色むら、色ボケ、輪郭ボケ(揺れ)となって感じます。全般的には、横筋ジッターノイズが倍加するビデオテープ→ビデオテープのダビングよりずっとよい結果でキャプチャーできたのではないかとは思います。
※PowerDirector8の編集で"補正/強調"から"ノイズ除去"を有効にするとRGBのピクセルノイズはきれいになるようです。
よほど悪いのかと思っていたほど悪くはないです。原本ビデオテープより良くなるとは思わなければ悪くはないです。
■ビデオカメラをUstreamのカメラとして使う■
ソニー デジタルHDビデオカメラレコーダー HDR-UX7等のような一般ビデオカメラをUstreamのビデオカメラとして使う時も GV-USB2/HQが使えます。まあ、USB接続のWebカメラを使えば必要がないのですがZoomがあったり、手ぶれ補正があったり、ワイドコンバーターやテレコンバーターがつけられたりという違いがあるかと思います。
HDR-UX7に付属のAV接続ケーブルを使いそれとパソコンとの間にGV-USB2/HQを使います。HDR-UX7の場合、USB接続もできますがパソコン側からはDVDドライブ(リムーバブルドライブ)として認識されるだけで映像が出力されるわけではないようでした。
使用するソフトはUstream ProducerというものでUstreamのホームページからFree版がダウンロードできます。
あとはUstreamのアカウントをとって[番組の新規作成]からChannelを作ればキャストできます。
音声(白、赤)はプライバシー漏れの懸念が出ますので抜いておくことが多いです。
★個人的余談★
Blu-Rayプレーヤー等がリアルタイムでDVDのアップコンバート(スケーリング)再生に対応してきていることから余計な時間をかける必要も、また画質の改善もさほど感じませんでした。市販の昔の映画のBlu-Ray化とこれでできるアップスケーリングは別物です。
画質いいUSB接続Webカメラがなかったので急遽ビデオカメラをUSTで使用するために役立った
退会したユーザーさん
2010/12/22
退会したユーザーさん
2011/01/08
リンさん
2011/01/09
>音声(白、赤)はプライバシー漏れの懸念が出ますので抜いておくことが多いです。
クスッと笑ってしまいました。
これからもレビュー頑張って下さい!
退会したユーザーさん
2011/01/09
>見ていて凄い解り易かったです
長くなるのもどうかと思っているのでかなりはしょっているかなとも思っています。
ビデオカメラのマイクの感度いいのです。道路の車の音もひろってしまいます。
分からないところがあれば分かる範囲で答えられますのでご興味を持っていただいた方はご質問お受け致します。
ただ、Power Director 8の方は正規版の方のインストールし直してしまいましたw
退会したユーザーさん
2011/01/18
の部分反省の追記。
退会したユーザーさん
2011/07/12
ソフトが充実していて、面白いですね。
ビデオカメラを繋いでUstreamで使うとは、凄いアイデアです!
退会したユーザーさん
2011/07/13
ポイントだけ押さえておこうと思い簡潔(はしょりすぎた?)にしたのですが良かったです。
USB接続のWebカメラの方がスマートだと思いますがビデオと同等の画質がいいのをもっていないので・・・
ハードウェアエンコードの箱ものよりはスマートになりますし実用上さほど画質は悪くないと思います。