レビューメディア「ジグソー」

不覚にも鳥肌立っちまった...

 ワイヤレス・スピーカーは、もう何を選んでいいのやら...

最近の子供は、youtubeで音楽を聞いているらしいです。

(自分が子供の頃は、FMエアーチェックでカセットに録音してたなあ。)

ご多分にもれず、ウチの娘もyoutubeで「アナと雪の女王」を見ながら、歌いまくってます。

 

「レリーゴ~♪ レリーゴ~~♪」

 

学校の英語教材も、iPadにコピーして発音の確認をしています。iPadって便利ですね。
でも、なんか聞こえづらいと 娘が言ってました。
「なんで、スピーカー後ろ向きについてるん?」


確かにタブレットって、スピーカーが後ろについているのは何でなんですかね。

はっきりと聞きづらいですよね。

 

こういう時は、ワイヤレス・スピーカーが便利だそうで、何がいいかなと物色はしてはいたんですが、Amazonを検索しても、本当にたくさんのワイヤレス・スピーカーが出てきて、もう何を選んでいいのやら...

そんな中、運良くケンウッドさんの AS-BT77 をレビューさせて頂けることになりました。

 

老舗オーディオメーカーのケンウッドといえば、昔はトリオという社名でした。懐かしいなあ。
「ス~テ~レ~オ~~ト~リ~オ~~」っていうフレーズをよくラジオで聞きました。
今ではカーナビやカーオーディオが有名ですが、昔から人気のあるオーディオ機器をつくってました。最近では、ハイレゾ音源用の据え置きスピーカーもつくっているそうで、スピーカーに対するこだわりも感じます。

この ワイヤレス・スピーカー AS-BT77 は、特に迫力ある重低音を追求したモデルです。
普通のBluetoothスピーカーと違い、低音域専用のサブウーファーが追加されていて、それもスピーカーとは別の独立した専用アンプで駆動されます。 また、内部が別けられていて、スピーカーの音とサブウーファーの音が干渉しないように分離された構造になっています。
パッシブラジエーターを追加しただけの高音質Bluetoothスピーカーとは違って、だいぶ凝った構造で重低音を追求したモデルになっています。

大きさは、手のひらにのるくらいのコンパクトで、重さは少し重い860g。

iPadやSurfaceなどのタブレットと同じくらいの重さでしょうか。
派手な印象のカジュアルなスピーカーも多いですが、AS-BT77 は落ち着いたデザインでラグジュアリーな雰囲気がして、年齢層の高い人にも受け入れられそうな感じです。私には、大人しすぎるかと思ったんですが、妻や娘にも、このデザインは受けが良かったです。

上面には、5つのボタンが並んでいます。 サウンドモードボタンを押すと、「重低音モード」や「3Dサラウンドモード」に音質を設定できます。 LEDで状態が判断できるので、Bluetoothスピーカーにありがちな 動作確認音とか鳴りません。(あれは突然大きな音で鳴ると驚きますね)  5つのボタン横にある Nマークに、Bluetooth機器(NFC対応)をタッチすると、Bluetooth接続が簡単にできます。

 

 

側面には、マイクロUSB端子がついています。ここに、市販のUSB変換ACアダプターを接続して充電します。 パソコンにつなげる事で、USBスピーカーとしても使えます。

Inputボタンの色で、青(Bluetooth)、紫(USB) 、オレンジ(Audio In) と、入力ソースを判別できます。

背面もメッシュになっていて、パッシブラジエーターにより重低音が鳴ります。

 

裏面には、インシュレーターゴムがついています。細かな音響メーカーのこだわりを感じます。

裏面のネジを外してみたら、バッテリーが出てきました。 7.6V 1600mAhのバッテリーで約5時間持つのは意外と省電力なのではと思いましたが、もう少し大きいバッテリー積んで、連続動作時間を伸ばしてよかったのでは?と思いました。

 

  まずはPCスピーカーとして使ってみました

さっそく箱から取り出して充電しながら、まずはPCスピーカーとして使ってみました。

所有のマイクロUSBケーブルでPCと接続すると、充電ランプは点くけど音が出ません。

むむむ...。

悩みましたが、スピーカー付属のマイクロUSBで接続しなおしたら音が出ました。

接続するケーブルも注意しないといけませんね。

 

【アデル(Adele)の「Rolling in the Deep」を聞く】

バスドラムがドンッドンッドンッと鳴るのが印象的な、アデル(Adele)の「Rolling in the Deep」を再生してみました。2011年にグラミー賞に輝いた名曲です。

 

印象は、「今まで使っていたPCスピーカーと、全然、違~う~!!」でした。


大音量で聴くと、アデルの上手な歌声と相まって感動して鳥肌が立ちました。

お世辞抜きに感動しちゃいました。

こんな小さいスピーカーなのに、驚くほど高音質です。

 

[音質の設定による印象]

ノーマルモード:

アデルの歌声、コーラス、楽器の音が、粒立ってクリアに聞こえます。

重低音モード:

アデルの歌声が少し後ろに下がり、ドラムやベースの音がズンズン響きます

3Dサラウンドモード:

この音が一番好きでした。歌声もクリアに聞こえてドラムも重低音で響きます。音が広がって聞こえます。ライブのようです。

 

AS-BT77 の電源を切って、まあまあいい音かな?と思っていた今までのPCスピーカーの音に変えてみたら、こもった音がします。

違うもんですね...今までそれなりの音で満足していた自分が損した気分です。

 

AS-BT77 の重低音の効果が凄いです。ズンズン響きます。大音量にすると「ドンッドンッドンッ」です。机がビリビリと共振するくらいです。

かといって、置いた場所を振動させてスピーカーにするバイブレーションスピーカーと違って、本体を持ち上げても重低音が変わりません。

大音量でカーステレオをつけたクルマを見かける時がありますが、横切る時にドンッドンッて聴こえてきますよね。あの重低音の振動みたいな感じです。

 

音量を絞ると重低音の効果は薄れます。重低音が必要な時は、音量を上げた方がいいです。

音量を小さくして聞きたい時は、ノーマルモードが向いています。

 

あと、発見したのは机やテーブルの上に置くと、テーブル面に反射して 中高音域がきれいに聴こえる事。 普通は余分な音の反射は抑えたほうがいいらしいですが、スピーカーが小さいので、いい具合に聴ける可聴範囲が狭いんです。中高音域は比較的まっすぐ進むので、少しでも顔を横にズラスと聞こえなくなってしまいます。 それがテーブルの反射で、中高音域の可聴範囲が広がってるんだと思います。 (これ、私の中では大発見!)

 

それから猫が前にいると、こもった残念な音になります...

 

 続いてBluetoothで接続して聞いてみました

同じパソコンでBluetoothで接続して聴いてみました。

Bluetooth接続ではUSB接続より音が悪くなるかなと思っていましたが、正直違いが分かりません。

 

「Bluetoothは音が悪いんじゃなかったの?」


Bluetooth接続でも高音質です。 USB接続と何回か聴き比べてみましたが、はっきりとした違いが分かりません。


唯一の違いは、Bluetooth接続の時に AS-BT77 の後ろを手で覆ったりしたら音が途切れました。ワイヤレスの電波を干渉しないように注意しないといけないようです。 ただこの点も、iPadでBluetooth接続した時は、後ろを触ってもまったく問題なかったので、環境によります。

 

 

AS-BT77のカタログには、 BluetoothのA2DP対応コーデックは SBCとだけあり、高音質といわれる apt-X/AACの記述がありません。でも凄く高音質に感じます。

この辺は、スピーカーのアナログ的な構造やアンプのDSP処理が寄与する部分が大きいのかもしれません。 調べてみると、高額なワイヤレス・スピーカーは、apt-X/AAC未対応のものが多いです。(B社やJ社のものとか) コーデックも大事ですが、スピーカーとしての基本性能が大事なんですね。

 

更新: 2014/08/19
AS-BT77 、 AS-BT70 、 AS-BT33 の活用術 PREMIUM REVIEW

 子供には、音質のいい音で聞いて欲しい...

 

iPadにBluetooth接続して娘に使ってもらって感想を聴きました。

youtubeで、「アナと雪の女王」の歌を聞きながら、娘は、こう表現しておりました。

「映画館で見ている音みたい」

娘も3Dサラウンドモードを気に入ったようです。

iPadのスピーカーで聞くより、より話し声とか、よく聴こえるようです。

やっぱり子供には、音質のいい音で聴いて欲しいですよね。

だから子供に使ってもらう事にしました...

なんて言うのは、甘~い!

私が気に入ってしまったので、AS-BT77は、父が使う事にしました。

今まで使っていたPCスピーカーより、いい音がしたので元には戻れません。

 

ソフトバンクのカイくんも言ってました。

「お前にはまだ早い」...

 

そういう事で、娘には、別のワイヤレス・スピーカーを買い与えることにしました。

エレコムの Bluetoothスピーカー(LBT-SPP300AV)です。

 

偶然ですが、商品が似ています。まるで同じシリーズの商品のようです。 

似てはいますが、安価な商品という事もあってLBT-SPP300AVは、フロントのメッシュの一部が凹んでいたり、塗装ムラや接着剤あとが見えたりして、品質クオリティが低いです。

AS-BT77 には、そういう所はなくて、品質クオリティが高いです。

  

PCとBluetooth接続で AS-BT77 と LBT-SPP300AV を聴き比べてみました。

 

結果は、「やっぱり格が違う」でした。

 

値段が違うので当たり前なんですが、音質が違います。

LBT-SPP300AVは、シャカシャカした音で痩せた音です。微妙な違いではなくて、10人中、10人が AS-BT77 の方がいいというレベルです。

 

ただLBT-SPP300AVにもいいところがあって、バッテリーの持ちがいいし、軽くて携帯に便利です。また、スマホやタブレットの内蔵スピーカーよりは、音質が全然いいですよ。人の声とかよく聞こえるので、ヴォーカルの曲や英会話とかにいいと思います。

 

父が気に入った AS-BT77 は、普段はPCスピーカーとして毎日使うことにしました。

いい音に聴けるので、机の上に、じかに置いてます

その後、モニターの正面に置きました。液晶タブレットがあって、机に置けなかったので、上に配置しました。

更新: 2014/08/19
AS-BT77 、 AS-BT70 、 AS-BT33 を一言で表すキャッチコピー PREMIUM REVIEW

 老舗オーディオメーカーの迫力の重低音

  • スピーカーとサブウーファーが分離されたセパレート構造で、低音と中高音が干渉しないので、クリアな音に聞こえます。 歌とか楽器が、クリアに聞こえていいです。
  • 迫力の重低音は強烈で、大きな音だと周りの物が振動するくらいです。
  • インシュレーターゴムとか、細かな部分も配慮してますね。

老舗のオーディオメーカーとして、据え置きスピーカーの技術が活かされているのを感じますね。

 

特に重低音は強烈です

重低音は、カーオーディオの技術も活かされているのかも。

 

ワイヤレス・スピーカーの重低音がもの足りないと思っていた方に特にオススメ。

最高のベストマッチは、ノートPCにUSBで繋げて、テーブル(机)の上で利用するシーンですね。いい音のBGMで気分よくなって、ネットサーフィンとか仕事とか、はかどりますよ。

コメント (4)

  • aoidiskさん

    2014/08/11

    老舗オーディオメーカーというだけあって、
    安心感が違いますね。
    その安心感を裏切らない 実力も聴かせてくれるし、
    このサイズがいいのかな・・既に、家の中で
    いい位置を占めています。
    使い勝手いいですね。
  • いきものがかりさん

    2014/08/11

    > aoidisk さん
     大きいスピーカーの方がいい音するんですけど、スペースがね...
     これは、手頃な大きさで高音質なんで、丁度よかったです。
  • ふじしろ♪さん

    2014/08/13

    ねこさん…(笑)
    KENWOODはなんか聞いてても安心な音がする気がします。
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