HP EliteBook 8530w Mobile Workstation
スペックはこんな感じです
ICH9MなのでSATA/300にしっかり対応しています。SSDの性能を引き出せそうです。
標準内蔵のHDDはSeagate ST9320423AS 320GB 7200rpmです。
2.5インチHDDとしては なかなかの性能です。
ST9320423AS-インデックス
OSインスト直後であれば 何らレスポンスに不満はありませんが、パソコンはOSだけで使うものではありませんよね。アプリをインストしていって常駐物が増えていくとどんどん重くなっていきます。
HDDの内容を丸ごとそのままSSDにクローンする前に、8530wにはeSATAポートがあるのでスピードを測定してみました。
裸のお立ち台 CROSEU2
SATA/150で動作しています。
eSATA直結
SATA/300で動作しています。
USBで外付けするよりはずっと高速にコピーできそうです。
HDDのクローンに使用するソフトは EASEUS Todo Backup というフリーソフトです。
CDから起動して使うソフトでは無く Windowsを起動したまま作業が行える便利なソフトです。
320GB→80GBというコピーでもパーティションを自動で最適化してくれます。
コピー後にMBRをいじったりする必要もありません。
eSATAポートにSSDを装着して EASEUS Todo Backup を起動します。
まず Clone Diskを選びます。
コピー元のディスクを選びます。
コピー先のディスクを選びます。
コピー後はこうなるという確認画面です。
元々最後の方にあった診断用プログラムが入っていた2GBのパーティションが自動で増えていますが、これはそのままでもいいし フリーソフトで縮小してもいいですね。
コピー先にパーティションがあると全部消えるよという警告です。空だとこれは出ません。
コピー中の画面です。
コピーに要した時間は
お立ち台 ： 27分30秒
eSATA直結 ： 26分15秒
高速なインテルSSDもライトスピードはSATA/150の上限に達していないので 大きな差はでませんでした。
さて シャットダウンして 電池を外し、SSDの換装にとりかかります。
裏返して 赤丸の2個のねじを外しカバーを取ります。
赤丸のねじを緩め、黒いベロを上に引っ張りながら左にスライドさせるとHDDが外れます。
固定している4本のねじを外してHDDとSSDを入れ替えて、元に戻してお終い。
問題なくそのまま起動しました。
SSD換装後のベンチです。
SSDSA2M080G2GC-インデックス
HDDとは別次元のスピードに変身しました。インデックスも満点まであとちょっとです。
起動5分後のタスクマネージャ
起動後にこのくらいのタスクが走っている環境で Windows7の起動時間と比較的起動に時間のかかるイラストレータの起動時間をHDDとSSDで比較してみます。
起動時間比較 (秒)
Windows7の起動時間は1/3に、イラストレータは1/2と大幅な短縮となりました。
フォトショップやオフィスは1秒以内で起動する感じです。
この快適度はたまりませんね。
Superfetchはディスクのインデックスが6.5以上だとSSDだなと自動でオフになるそうですが、サービスの管理画面で無効になっていることを確認しておきましょう。
DIPMの設定を行って消費電力を下げることもできるみたいですが、これは各自ご自由に。
4453さん
2010/06/25
あるんですね～。
EASEUS Todo Backupというソフトは初めて知りました。
よくディスク交換をすることがあるので、大変参考になりました。^-^
退会したユーザーさん
2010/06/28
TrueImage持っておくのが一番でしょうけどね
このフリーソフトでも通常のバックアップ用途には十分な気がします