zigsowプレミアムレビュー ASUS Pad TF300T
このたびは、プレミアムレビューの機会を与えていただき、ありがとうございます。
zigsow殿、ASUS殿には大変感謝しております。
精一杯レビューさせていただきます。
【ファーストインプレッション】
まずは、開梱からセットアップまでをスライドショーでまとめましたので、ご覧下さい。
music:海岸線by moshimovox,Hurt●Record
すでに手元にあったLG電子社製のOptimusL-06Cと比較もしてみました。画面の広さは L-06Cが8.9インチに対し、TF300Tが10.1インチと大きいサイズです。厚みは、キーボード込みのTF300Tの方が厚みがありますが、本体自体は9.9mmという薄さ。重さは、本体のみで638g、キーボード込みで、1160g、けっこうずっしりしています。右写真は下から、dynabook1600SS、OptimusL-06C、TF300T、Xperia arcです。
ドッキングした状態から開くと、次の動画のようにキーボードがチルトする構造になっています。
電源を入れると、ドロイド君が迎えてくれます。Wifi接続を難無く認識して、3Gの設定は無し。Google関係の設定を入力して、完了。
バッテリーはキーボードドックにも組み込まれていて、充電器のコネクタは、本体、キーボードドックどちらにも接続可能。画面のステータスモニターで両方の充放電状況が確認できます。
【家の中でいつもどおりいろいろ使ってみた】
妻はおもにクックパッドでレシピを見ています。子供はたまに検索で調べものをしたり、YouTubeを見たり。しかしはTF300Tに対する反応は、前のタブレットと何ら変わらないじゃん、といった様子。逆に使いがってが変わってめんどくさいと不平を言われる始末。びっくりするほど新鮮味を感じないやつらでした。残念ながら、家族の協力は得られないことになり、一人寂しくレビューのねた集めに奔走することになりました。
まずは、HDMIケーブルを付けてDVDをダビングした映像を見てみました。右の写真がREGZAとつないだところです。普通にDVDをみてるのと変わらないのですけど、この小さな装置でそれができることが大きな感動でした。これに対して家族は、私の悦びを無視するかのように反応まるで無し。
続いてMyNet(DLNA規格に対応するデータ共有アプリ)でDLNA経由で動画鑑賞をしようとしました。REGZAではTSのMpeg2のみ対応ということで、左の写真のように静止画は少し表示できたのですが、動画コンテンツが無く、期待ほど使えることができませんでした。なんかまたがっくり。
とはいえ、やはりいつも通り使いたいということで、今日もまた嫁、子供に奪われていったのでした。
データ作成はいかに?
メインのWindowsデスクトップPCで何か編集しながらTF300Tに貯めたデータを見るために一緒に使う場合、写真のように縦置きにして閲覧するようにしてます。画面が大きいのでタッチ操作がスマホよりも楽です。
しかし今回、本稿のレビュー作成にあたり、文書作成、ビデオ編集の一部も、TF300Tでやってみました。どこまで編集機材として使えるのでしょうか。
キーボードドックキー配列は、ときどきノートパソコンにある、変な配置のものではなく、極めてフツーの配置だと思います。さらにTF300Tのキーボードには特殊キーがいくつかあります。
キーボードのパッドは、通常のパソコンのタッチパッドとして、または、マルチタッチのパッドとしても使えます。右の雲の写真に2つの円があるのはUFOではありません。マルチタッチパッドモードでピンチしてズームしようとしているところで、指の位置が表示されたものです。私は、通常のパッドとして使って、画面直接でマルチタッチを使うようなやり方が気に入りました。お気に入りのトラックボールマウスをUSBにつないでも快適に使えます。
次に、USBやSDカードを接続して、使ってみました。通常のAndroidスマホならmicroSDを接続すると、AndroidOSがいろいろなフォルダを作ってしまいますが、TF300Tでは、外付け用microSD、SD、USBのポートに対しては、勝手にたくさんのフォルダを作られてしまうようなことはありません。このUSB、SDポートはNTFSにも対応しています。32GBより大きなストレージは、Windowsでは対応できないようなケースもあったと思いますので、NTFSが読み書きできるのは大変安心できます。
プレインストールアプリのPolaris Officeでは、MicrosoftOfficeのデータも読み込むことができます。Excelで作成した簡単なグラフを読ませてみました。問題なく表示することができました。
タスク管理のウィジェットが標準搭載されていて、無駄な起動アプリをすぐに停止できたり、他の起動中アプリへ移行したりもできます。編集操作でいろいろなアプリを起動していると、このように一目で起動状況を確認できたり、切り替えできるのは大変便利です。
今回使った動画編集アプリは、"AviTrim"と"AndroMedia"というものです。プレインストールの"Movie Studio"でも写真、動画、音楽を読み込んで、バックミュージック付動画混在のスライドショーを、ものすごく簡単に作成できます。今回は時間の都合もあり、またの機会にレビューしたいと思います。
とにかく、動画編集にも十分使えそうだということは、大変な驚きでした。しかし、最終的には、zigsowへのアップロードはWindowsPCで行いました。
オンライン英会話に初挑戦
TF300TはINカメラがついていますので、この機会にSkypeを使った英会話に挑戦しました。Skypeでビデオ通話するのははじめてだったので、緊張しました。”あわわわ”とひどい英語でしゃべる様子をYouTubeにアップするのは忍びないですが、ご覧下さい。
【屋外で使う】
TF300TはメカHDDが無くフラッシュメモリでデータ保持します。メカHDDが付いたノートパソコンは、デスクトップよりも早く壊れちゃうんですよね。それに比べれば安心して持ち運べます。
では、アクティブなシーンでの試用レポを以下からご覧ください。
ドライブのお供にTF300T
このレビューの2日前、200km離れた名古屋で結婚式に参加することになっていました。そこで、ドライブでTF300Tを使う様子、結婚式場でTF300Tを使う様子をレビューすることとしました。
まず、ナビで使うための準備をしました。このTF300TはWifiのみ対応で、3G携帯通信がついていません。あらかじめWifiがあるところで、Googleマップの地図キャッシュを設定し、ナビの経路を設定してやると、Wifiが無い高速道路上もナビしてくれました。慣れていない名古屋市内の都市高速も、下みちも音声と共に見事にガイドしてくれました。
また出発前に、昔録画しておいた「探偵ナイトスクープ」をメモリーに書き込ませ、車内で楽しむことができました。
今回長い動画を取ることになってしまったので、編集が間に合いませんでした。とりあえず今回、名古屋にゴールした瞬間をアップさせていただきます。
結婚式にて
たまたま披露宴会場にWifiが通っていたので、クラウドに貯めてあるわが子の小さいころの写真を親戚に見せることができました。親戚といえども、その小さいころの写真はなかなか見れませんので、大変良かったです。ただ年頃の娘なので、勝手に写真を見せたのが気に入らなかったのか、こっぴどく怒られてしまいました・・・むづかしい・・・・
music:ぼくの誕生日 by R-side,Hurt●Record
タブレットを触るのが初めてという人が多く、「私にもつかえるか?」と言いながら、すぐに慣れてたくさんの写真を楽しそうに見ている様子は、大変いいなあと感じました。
みなさんも、タブレットが入手できたら、結婚式場に持ち込んでみては?
【総評】
良かった点
・背面の細かな溝の加工。私は美しいと感じましたがいかがでしょう。手触りもよく、滑り止めとしての役にも立っていると思います。このレビューのタイトルはTF300Tのこの表面加工とASUSの文字の写真をあしらったものです。
・ビデオ撮影から編集までできる。動画編集ができるということはそれだけCPU能力が高いということでしょうか
・ノートパソコンとほぼ変わらない外付け機器が使える。Windowsパソコンとの連携も十分可能
悪かった点
キー入力の際、タッチパッドにいつのまにか触ってしまい、いつのまにか別の行に書き込んでしまってたりします。わたしが持っていたノートパソコンでは、タッチパッドとほかの領域が明確に区切られていて、キーボードと距離がとってあるのに対して、TF300Tでは境目がほとんどなく、パッドが反応する箇所が、スペースキーの下1cmあるかないかくらいでした。写真のピンクの付箋から下が、パッドの領域です
最後に
現在のAndroidOSでは、ファイルを直接扱う操作が苦手なので、メインパソコンとしては、私は不足を感じますが、今回動画編集や文章作成を行う中で、多少無理すれば、何とかできることが確認でき、セカンドPCとしては十分な性能だと感じました。
学生さん、主婦など、コンテンツを見るのが中心の人にとっては、いつも使うパソコンとしては十分楽しめるものだと思います。
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