レビューメディア「ジグソー」

Ivy世代の Core i5 は、2600Kを上回るハイコストパフォーマンスを見せた!

この度は、TopGun Reviewに選出いただき、ありがとうございます。

第3世代Core iを使うのは初めてで、とても楽しみです。

 

レビュアー募集時に記載したことは、以下のとおりになります。 


真っ先に行うことは、Ivy Bridge vs Sandy Bridge!それも、Sandy世代では抜群のパフォーマンスを発揮した2600Kとの対決。

HT非対応のi5でも、Ivyなら勝てるの?
対決は、基本性能比較、OC対決、内蔵グラフィックの違いからくるQSVの実力はどちらが上なのか・・・

興味深い対決ですね。

あとは、Ivyの低電力を生かしたリビングPCですね。


省電力リビングPCは今後の課題とし、今回のレビューは、所有する第2世代 Sandy Bridge の代表的CPUである、Core i7 2600Kとの比較を中心にレビューします。

2600Kの4コアHTに対して、同じ4コアでありながらHT非対応の3570Kがどこまで迫れるか・・・

レビューアー選出のお知らせをいただいた翌日に、3570Kが届きました。

着弾・・・
着弾・・・

プチプチに包まれた3570Kと共に、いつもの指令書が同梱されていました。

内容物
Ivy Bridge ではCPUクーラーも同梱ですね。
今回のレビュー環境(主なH/W構成)を紹介します。
 
■ マザーボード  ASRock Z68 Extreme3 Gen3
 今回、3570Kを載せるにあたって、BIOSのアップデートが必要でした。
 2.10 からIvy Bridge に対応していますが、最新の 2.20 にアップしました。
無事認識しました♪
 
■ メモリー CORSAIR CMZ8GX3M2A1600C9B × 2セット 計16GB

■ CPUクーラー  サイズ APSALUS120
■ ストレージ システムドライブ:Crucial m4 128GB
■ その他 ケース:ZALMAN Z9 Plus、電源:剛力短3 700W、VGA:MSI R6850OC など

 

使用するソフトウェア 

■ QSV比較用 PowerDirector10 Ultra

■ その他のベンチマークソフトとして、CINE BENCH R11.5、3DMark 06、FFIX Bench、PSO2
  を使用して、実力測定していきます。

 

 

所有する2600Kと比較してみました。

まずは、外見から・・・

 

外箱は、Sandy Bridgeで小さくなっていましたので、同一サイズのパッケージです。

Core i7 2600Kと同サイズの外箱

Core i7 2600Kと同サイズの外箱


Made in Malaysia

CPU本体は、マレーシア産

左側が既所有品、右が今回のレビュー品

既所有のマレーシア産(左)と、コスタリカ産(右)2600K

 CPU本体は、マレーシア産で、ヒートスプレッダの形状は、同じくマレーシア産の2600Kとそっくり!

 

 続いては、付属するCPUクーラー

CPUクーラーは、同一っぽい・・・

CPUクーラーは、同一っぽい・・・

 同梱されているCPUクーラーは、2600Kのものと同一のように見えます。

 

 基本性能チェックは、Windows 7 のエクスペリエンス・インデックスで・・・ 

定格のスコアは、CPU:7.6、Aero/GAME:6.5と、2600Kと同等

 

OC時も含め、以下の様な結果になりましたが、これを見ると、2600Kと同等の性能に見えます。

OCに関しては、CPU/GPU共に詰め切れていませんが、GPUは定格1150MHzから1250MHzまでしかアップできず、1300MHzではエクスペリエンス・インデックスでも止まってしまいました。 

 

 

内蔵GPUであるHD4000は、HD3000からどのくらい性能アップしているのか・・・ 

 

 FF XIV Bench(Low)で、いきなりの1400超えをマークしました。

 定格1150MHzでありながら、2600K内蔵ののHD3000で定格1350MHzから2000MHzにOCした時のスコアに迫り、基本性能が大きく上がっていることが分かります。

3D性能としては、3DMark06 と、PSO2も使用してみましたが、どちらもOC時のHD3000を上回る性能を見せてくれました。

 

 

 上記3つをまとめると、以下のようになりました。

 FFXIVはCPU依存が高いので、4コアHTの2600Kに分があるのかもしれません。

  ※ 3570KのOCを詰め切れていないため、現状では定格スコアのみとしています。  

HD4000は Direct X 11 に対応したので、3DMark11 でも比較しようと思ったのですが、HD3000がDirect X 9 までしか対応していないため比較できず、外部VGAとの比較では、所有するHD6850との差は大きく、性能の上がったHD4000でもさすがに厳しいので見送りました。

 

 

 CPUの演算性能の比較には、CINEBENCHを使用しました。 

 マルチスレッド時のレンダリング性能は、8スレッドの2600Kには及びませんが、シングルスレッド時は同クロックの2600Kを上回る性能を見せています。

  

 

 

 HD4000のQSVを使用したエンコード性能測定は、Power Director 10 を使用し、Handycam内蔵のサンプルムービー(2分34秒)のエンコード時間を比較しました。

 GPUのOCによる差が殆ど無いため、3570Kは定格のみの測定としています。 

 

 

 

  QSVによるエンコードでは、約80%の時間に短縮できており、3D性能同様に、大幅に性能アップされていることが分かります。

 

 

 今回、Core i5 3570K を使用してみて、Ivy Bridge の基本性能の高さを知ることができました。

 Core i5自体は、dynabook R631に搭載されていますが、ウルトラブックに搭載される2467Mは低電圧版1.6GHzの2コアHTの4スレッドであり、デスクトップ用とは大きな性能差があるものと思われますが、自分自身の体験では、唯一のCore i5 のため、デスクトップ用CPUとしての Core i5 にも、Core i7 との大きな性能差があるものと思い込んでいました。

 ところが、今回のレビューを進めるにつれ、Sandy Bridge世代のハイパフォーマンスCPUである2600Kと遜色のない性能を見せる Ivy Bridge Core i5 3570K に驚きました。

 3570Kは、通常用途で充分なパフォーマンスを提供してくれるだけでなく、QSVを使った動画エンコードでは2600Kを上回る性能を見せ、軽い3DゲームまでこなすハイパフォーマンスCPUでした。

 2600Kを常用し、コストパフォーマンスの高いCPUだと信じていたわたしに、2600K以上のコストパフォーマンスを見せつけてくれたCPUが、今回の3570Kです。

コメント (14)

  • bibirikotetuさん

    2012/07/04

    レビューお疲れ様でした。

    マルチスレッドを多用する用途でない場合2600Kよりも性能がいいみたいですね~
    価格的にも断然安いのでミドルレンジといいつつも
    コスパもパワーも十分で、これからならSandy Bridgeよりコッチがよさそうです。
  • ねおさん

    2012/07/04

    bibiritotetuさん、コメントありがとうございます。

    Sandy Bridgeの流れから、Ivyでも3770Kじゃなきゃって気がしていましたが、コスパはこちらが高そうですね。

    通常用途であれば、3570Kで充分すぎる性能だと思いました。

    bibirikotetuさんのレビューも楽しみにしています。
  • リーダーさん

    2012/07/04

    レビューお疲れ様でした(^^

    内蔵GPUの性能がちゃんと3000→4000へあがってるのが
    テストでわかってますね。
    HD4000は魅力です。
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