レビューメディア「ジグソー」

デスクトップを駆逐したウルトラブック

ジグソープレミアムレビュー「Ultrabooker.jp プレオープン記念! Ultrabooker.jp × zigsow : 最新 Ultrabook 4機種 プレミアムレビュー」のAcer Aspire S3-951-F74Uレビューアーとして選定して頂いた。

レビューの機会を与えて頂きましたUltrabooker.jp様、zigzow株式会社様ならびに日本エイサー株式会社様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げる。

梱包状態。

開梱すると製品にzigsow株式会社様からのレビューアー選出結果と対象製品発送のお知らせが同封されていた。

元箱内に日本語・英語・中国語・韓国語で記載された簡単な「製品説明書」と「在庫製品の品質確認実施に関するお知らせ」の書面が入っていた。これは品質向上のため製品を開封する場合があるためだそうだ。

梱包内容は以下の通り。

 

・製品本体
・ACアダプタ
・Aspire S3 シリーズ ユーザーガイド
・Aspire S3 クイックガイド
・保証書
・修理依頼書

Al-Mg合金の天板は質感も良く好感が持てる。ただし、滑らかすぎる気もするため持ち運びには注意を要する。滑り止め用にハードケースや保護フィルムがあればベストかと思うが専用タイプはリリースされていない。

 

実測重量1,347gと従来のノートPCと比較して軽量化されているため携行にそれほど負担とはならない。

 

ACアダプタが無骨なデザインなのは少し残念。スタイリッシュなデザインを採用しているので統一感を出してほしい。

左側面 : ヘッドフォン/スピーカージャック
右側面 : マルチインワン カードリーダー
背面 : DC入力ジャック・HDMIポート・USB2.0ポートx2

 

現在メインPCにしているMacBook Late 2008は入力系統が側面集中タイプだがこれはほぼ背面集中型。好みの分かれる所だと思うUSB入力は側面が良かった。

 

USB端子はかなり堅く脱着時にボディをしっかり押さえる必要がある。軽量であることが逆に災いしており毎回画面を閉じるか背面側に回転させるのは煩雑だ。

電源ボタンを押すとほぼ無音で起動。

 

画面の指示通りに従い何の問題もなく初期設定完了。起動時間は16sec、スリープからの復帰時間は約2secだった。

キータッチは柔らかくかつキーストロークも浅いためMacBookに似ていると感じた。各キーが独立しているため誤打することも少ないかと思う。

タッチパッドに少しざらつきを感じたが不快という程ではない。手前側に僅かに傾斜が付けられており水平のMacBookよりも操作しやすく手指への負担は少ない。

使用時間が増加するにつれて指先の感触が合わなくなってきたためMicro Solutionのトラックパッドスリックフィルム #604を貼付した。

パフォーマンス&ハードウェア情報(HWiNFO32 ver.3.93)。

HWiNFO32の各種ベンチマーク比較ならびにCrystal DiskMark Nano Pico Edition 64bit版。

Cinebench(R 11.5)ベンチマークテスト。

通常使用ではほとんど無音だがソフトウェアインストールやベンチマークといった場合にファンが回る。爆音ほどではないものの多少気になるかもしれない。

 

CPUD Hardware Monitor。

 

 

Desktop環境。

Aspire S3のサウンドチェックを実施。

 

MacBook内蔵スピーカと比較すると尖った音質に感じ長時間聞いていられない。MacBookは柔らかい音で聞き流しても気にならないため余計そう思うのかもしれない。

 

Acer 3D SonicステレオスピーカーということだがBGMで利用したい場合は外部スピーカを用意した方が良いのかもしれない。

Ultrabooker.jpに掲載されていたR-O-G-Eさんの「Ultrabook™でPCオーディオ環境を構築する!」に触発されて外部スピーカを接続してみた。接続環境は、以下の通り。

 

・Kenwood R-K1000-N
・B&W 685
・Canare 4S6
・Dayton Banana Connector

 

DACを未だ購入していないため今回はヘッドフォンジャックから音声出力したが音質は劇的に向上。

SANWA SUPPLY ノートマルチカバー FA-NMUL2Nを貼付した。透明度とキー周囲の隙間に溜まりやすい汚れ・ホコリ防止の観点では優れているがAmazonのレビュー通り折り目があるためキーボードから少し浮き上がってしまう部分がある。また、自己粘着力が弱くずれやすい。

 [総括]

・本機選択理由、使用感ならびに操作性について

1. MacBook Air以外ではUltrabookといわれるカテゴリーの中でこのAspire S3シリーズを購入の第1候補にしていた。軽量・スリム筐体ということはもちろんのことインテリアに溶け込むデザインか否かも重要視した。オフィスなどのPCが多い空間だとその存在が目立つことは比較的少ないが自宅のリビング・書斎に移るとどうしても違和感を覚えてしまう。
このAspire S3はシルバーを基調としており突出したデザインではないのでとても気に入っている。

2. トラックパッドの触り方に問題があるのかもしれないが予期しないファイルが開く、2本指スクロールがスムーズな動作ではない、反応性が良くない場合がある(この点はがじおさんも指摘されていた)。これは是非とも改善して頂きたい。

3. . SSDとAcer Instant Onのおかげで素早く起動&復帰できる点にストレスを感じることはない。


4. Aspire S3の公式バッテリ駆動時間は最大7hr。MacBookと比較すると明らかにバッテリーの減速度が異なる。外出時のMacBook使用はその重量とバッテリに対する不安から躊躇することも多かったがこれならあまり心配することもなさそうだ。


5. MacBook Late 2008の重量は約2.5kg(Incase HardShell Caseを含む)だがAspire S3はその約1/2。縦×横サイズはほぼ同一だが薄さが全然違う。

6. 電源ケーブルが意外にかさばる(特にコンセント側)。太くて巻き取りにくく硬さもあるため柔軟性があるものに改善してほしい。

・生活の変化ならびに具体的利用シーンについて

現在までノートPCはMacBookのみだったため外出時に持ち出してしまうと仕事場にはデスクトップのみという状態だった。節電という観点から常時電源ONは避けていたので資料を送ってもらう場合など毎回起動はとても不便だった2台体制となりAspire S3のInstant On & Connectの恩恵を十二分に受けて省エネを実現しつつ仕事に取り組んでいる。

[謝辞]

的確なレビューに出来ず大変申し訳なく思う。今回、Aspire S3-951-F74Uを通じてUltrabookを体感させて頂き感謝している。また、このレビューを見て頂いた皆様に深謝いたします。今後も随時レビューは追加していく予定。

 

2015.03.14 ファームウェア・アップデートを実施。

 

2016.01.20 フリーズが頻発するようになった。

 

約3年10ヶ月経過しているためHDD劣化が原因かと思うが既に保証期間を終了している。AcerのHPで確認すると有償保守サービスは概算パーツ料金19,800円に技術料15,000円が加算されて合計34,800円(税別)となる。3,000円プラスすればWindows 10を搭載したHP 14-ac100が購入できてしまうためDIYで交換することにした。

 

ネットで検索したところ搭載されているHDDは通常の9.5mmではなくモバイル用の7mm厚となるHGST/HTS543232A7A384のようだ。今回は同じHGSTのHTS545050A7E680(500GB)を購入した。

Easeus Todo Backup 8.2の使い方解説を参考にEaseus Todo Backip 9.0でクローニングを実施しすることにした。なお、不良セクタが存在したためチェックディスクでエラー修復済み。

 

バックアップ完了後Easeus Todo Backup 9.0を起動しクローンをクリック。

コピー元のドライブを指定する。

コピー先のドライブを指定する。

編集をクリックするとパーティション容量変更が可能。

実行をクリックするとクローニングが開始される。

約110minで完了した。

ブルースクリーンやOSが起動しないといったリスクを回避するため定期的なHDD/SSD交換が望ましいと思うが内部へのアクセスが難しくなったためパーツ交換のハードルは上がってしまった。

ビジネス的には難しいのだろうがMacBook Late 2008のようにHDD/バッテリーのユーザー交換を可能とした製品をリリースしてほしい。

2017.01.17 Bluetooth機器認識ならびにシャットダウン不可という症状が頻発するためクローニングHDDと交換した。

 

裏面カバーを取り外したところSSD(Micron RealSSD C400 2.5)が取り付けられていた。事前確認すべきだったが暫定的にHDDと交換したものの起動に2minほどかかり動作も緩慢だったためSamsung 850 EVO(250GB)と換装することにした。

 

裏面の12個のビスを外していくが1個はAcerラベルの下に隠されているため剥がす必要がある。

ビスをすべて取り除くとカバーは容易に取り外すことができる。

SSDはMicron RealSSD C400が装着されていた。

Samsung SSD 850 EVOと換装後、カバーを取り付けるだけのため作業は10minもあれば終了する。

 今回はEaseus Todo BackupではなくAcer eRecovery Management(ARM)を使ってクリーンインストールした。

 

まずは事前にリカバリーディスクを作成しておく。USBフラッシュメモリを用いる場合は空き領域12GB以上に指定されている。

約30minでディスク作成完了。

リカバリーディスクから起動してシステムをクリーンインストールした。

HDDとは異なり、やはりSSDの動作はスムーズでストレスレス。「工場出荷時の状態」に戻すならEaseus Todo BackupよりもARMの方が短時間的で済むためこちらの方が良いかもしれない。

バッテリーの消費速度がかなり早くなってきたため交換を決意した。メーカーHPで確認すると保証期間終了後の交換は高額が予想されるため互換品を用意した。このメーカーは1年間保証付きのため安心できる。

裏面カバーを固定しているネジを外してバッテリー位置を確認する。

バッテリー上部のネジ(2本)を外し、中央のコの字形のケーブルを固定している両面テープを外す。

左右4本のネジを外すとバッテリー固定用バーを取り外すことができる。

中央の電源ピンを慎重外すとバッテリーが外れる。

購入したバッテリーを取り付け、固定すれば作業は完了する。

 

コメント (12)

  • squareさん

    2012/03/16

    レビュー当選おめでとうございます。

    お互いがんばりましょう。
  • やくりさん

    2012/03/16

    有難うございます(^^)。

    皆さんの参考となるレビューになるようガンバリます。(`Д´)ゞ ビシィッ!!
  • リンさん

    2012/03/17

    当選おめでとうございます。羨ましいです~。
    ノートならでばのコタツ移動ですね。
    写真を見ても薄さと大きさが魅力です。
    大切に使ってあげて下さい^^
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