レビューメディア「ジグソー」

「…ぼ、僕は、僕はあの人(MX-R)に勝ちたい」

マウスのモデルとなった、クスコ・アル少尉も3号機に搭乗したとされるMA
マウスのモデルとなった、クスコ・アル少尉も3号機に搭乗したとされるMA

 


 今回レビューさせて頂く商品は、「Logicool Wireless Mouse G700 」です。


日本より先に製品発表した米国では、「Wireless Gaming Mouse G700」という型番でゲーミングマウスとして発売されています。

 

国内はもっと幅広い層に受け入れられるために変更した模様。

 

有線/無線の両方の接続に対応した 「クリエイティブプロフェッショナル仕様(クリエイターに最適なプロ仕様?)」を謳うハイエンド「ワイヤレスマウス」です。

 

 

更新: 2016/11/01
動作環境

レビューするにあたり、使用する主な機器はこちら

 


【CPU】インテル Core 2 Quad プロセッサー Q9450(2.66 GHz)
【メモリ容量】3GB(1GB×2 512MB×2、ビデオメモリー共有)
【HDD の製品名、型番】SEAGATE ST3500830AS (容量:500GB 回転数:7200rpm キャッシュ:8MB インターフェイス:Serial ATA300) (2台をRAID 0にて使用)
【グラフィックスカード】MSI グラフィックボード AMDシリーズ R5770 Hawk (PCIExp 1GB) 搭載チップ:ATI/RADEON HD 5770 ドライバーバージョン8.920.0.0
【OS】Windows 7 Ultimate SP1 32bit

 

【マウスパット】

 


【レビューに使用するゲーム】バトルフィールド3での使用体験をメインにレビューしていきます。

 


【現在使っているマウス】このマウスと比較しながらレビュー。

 

更新: 2015/07/27
商品構成

付属のUSBケーブルが少し硬いので、有線接続の際若干扱いづらい。

 

 

レビュー品到着 & 梱包編

 

 

パッケージ表

 

パッケージ裏

 

充電用ケーブル(MicroUSB)とレシーバー用延長ケーブル
充電用ケーブル(MicroUSB)とレシーバー用延長ケーブル

 

保証書と取扱説明書
保証書と取扱説明書
更新: 2015/07/27
セットアップ

ボタンの役割を変更したい場合には、ソフトウェアの導入が必要。

 

 



ソフトウェアのダウンロード

 G700はドライバをインストールしなくても、そのまま利用可能です。
ただし、出荷状態だと一部のボタンが割り当てられていません。
全ての機能を利用したい場合、またカスタマイズしてボタンの役割を変更したい場合には、「ロジクールのソフトウェア「SetPoint」の導入が必要となります。
G700にはソフトウェアインストール用のCDが付属していませんので、「SetPoint」を公式ページよりダウンロードしてくる必要があります。

 


ソフトウェアの設定

デバイスの選択
デバイスの選択

 

ベーシック詳細情報
ベーシック詳細情報

 

ボタンの設定
ボタンの設定

 

ポインタの設定
ポインタの設定

 

バッテリーの設定
バッテリーの設定
更新: 2015/07/27
主な仕様

重さとチャタ以外は不満なし。


①反応速度
 我々には無線、有線の挙動の違いがわからなかった。
これは勘違いを意味するのか?否!現実なのだ!
人類史上最高のマウスと称される「MX-R」ですら成し得なかった無線式マウスの弱点、「挙動のラグ」や「スリープ復帰時のもたつき」すら克服して見せたのである。
この事実に驚愕しない者は存在しないであろうと、私は断言する!!!
(一部KT式レビュー法を使わせて頂きました。)

「Direct Input Mouse Rate」によるマウスレート計測

MX-R
MX-R
 
G700
G700


初期設定の数値500Hz以上出ています。

 

マウスのポーリングレート
マウスのポーリングレート


「SetPoint」の設定により最大1000Hzまで上げられます。



②クリック感


 メインスイッチはカチッカチッという音で深い感触、それ以外はコツコツという音で浅い感触です。
MX-Rより押した感があるので、好みが分かれるかもしれません。

③他ボタンのアドバンテージ


 中央に高速スクロール機能搭載のホイールがあります。
ホイールを回した時のカチカチがある「click-to-click」モードと、指で回すと回り続けるHyper-fast scrolling」モードを切り替える方式になっています。
モードの切り替えが、MX-Rだと押し込み式の切り替えでしたが、G700だと別ボタンでの切り替えとなりました。
シンプルな分こちらのほうが壊れにくそうです。
「Hyper-fast scrolling」モードのすべりがMX-Rよりもいいので、少し止まりにくい印象を受けました。

 


 左に汎用ボタンが4個、固まっているので慣れが必要です。
握り方や親指の置き方により、左のボタンに指を合わすと右のボタンが押しづらくなります。
右のボタンに合わせると今度はその逆です。
手の大きい方の押し分けは、相当困難だと思います。

④ワイヤレスの良さ
 ワイヤレスの良さ以前に重すぎるので、利点が損なわれていると思います。
マウスを動かしても初動がMX-Rより悪く、滑りにくく感じました。
ゲームに用いなければ、有線と同じ感覚で操作できるすばらしい無線マウスですが。
「マウスパッドとの相性じゃないか?」というご指摘を受けましたので後で試したいと思います。
マウスはたくさん持ってますが、マウスパットがまともな物を一つしか持っていないので…。

⑤重量
 このマウスの最大の欠点です。
MX-Rとくらべてもスペック上の重さよりだいぶ重く感じます。
まあ慣れるんですが、若干疲れやすく感じます。

⑥ケーブル


 付属ケーブルが少し硬いので、少し扱いつらいです。
もっと細いケーブルかやわらかいケーブルに変えたほうが良いかと。
他社製の細いケーブルに変えることにより、操作感は劇的に変わると思います。
PCに接続することで充電しながらの作業や、充電池を外した状態での動作にも対応しているのは、充電池の持ちが悪いので助かります。
マウス正面下部にラピットアクセスケーブルポート(充電用のケーブルを差し込み口)が有ります。
ケーブルが若干挿し難いので、改善の余地があるかと。

⑦電池


 こんなに多機能で、しかもMX-Rより重いのに充電池1本…。
2本にしたらさらに重くなるので致し方ありませんが、やっぱり電池が持たなさすぎ…。
 ゲーム用として利用する場合、無線のみで過ごすつもりなら交換用のエネループを常備するか、毎日充電が必要ですね。
ちなみに、フル充電まで4~5時間かかります。
充電する際、いちいちケーブルを刺さなくていけないのは面倒ですし、若干挿しにくいです。
クレイドルじゃないと、こうも面倒くさいとは。

⑧レシーバー


 超小型なので、ノートPCなどに挿したまま外さなくて持ち運べるので便利です。
またマウス単体で持ち運ぶ場合でも、マウス内部に収納することができるのでなくす心配がありません。
ただ、MX-Rと違って電池蓋を外してからじゃないと挿せないのは面倒です。

紛失する可能性は下がりますが。

⑨手へのフィット感
 なんか左右の部分がざらざらしているせいか馴染めず、慣れるまで2日ほどでかかりました。
値段のわりに触り具合が若干安っぽいのが残念です 
親指の触れる場所の触感は、MX-Rみたいなラバーがよかったです。
MX-Rの後継機は「Performance Mouse M950」ですが、私には大きすぎるので購入を断念しました。
G700は形状はMX-Rとだいぶ違いますが、大きさはかなり近いのでMX-Rに馴染んでる人なら違和感なしで使えると思います。
少し背丈が高すぎるせいか重く、疲れやすく感じてしまうのが残念です。

⑩ゲームでの利用

 

BF3で試しましたが、予想以上に相性が悪く感じました。
MX-Rと比較すると、あきらかに反応が遅れます。
重すぎるせいなのか、滑らないせいなのか、下手糞なせいなのか(汗)

更新: 2015/07/27
モデル比較

両方最高だけど…。

MX-Rとの比較

 

上面 (左:G700 / 右:MX-R)
上面 (左:G700 / 右:MX-R)

 

裏面 (左:G700 / 右:MX-R)
裏面 (左:G700 / 右:MX-R)

 

横面(左:G700 / 右:MX-R)
横面(左:G700 / 右:MX-R)

 

縦面(左:G700 / 右:MX-R)
縦面(左:G700 / 右:MX-R)

 

レシーバー①(上:G700 / 下:MX-R)
レシーバー①(上:G700 / 下:MX-R)

 

レシーバー②(上:G700 / 下:MX-R)
レシーバー②(上:G700 / 下:MX-R)
更新: 2015/07/24
スペック

後継機種での軽量化を望む。

Logicool Wireless Mouse G700

製品名 : ロジクール ワイヤレスマウス G700 (Logicool® Wireless Mouse G700)
価格 : オープンプライス
販売開始 : 2010年9月3日 保証期間 : 3年間
マウス本体サイズ (横x奥行x高さ)mm : 79.8 x 126.3 x 45.9 マウス重量 g : 151(乾電池含む)
レシーバーサイズ : 14.4 x 18.7 x 6.1 レシーバー重量 g : 2
ケーブル長 cm : 170
カラー : ブラック
センサー能力
センサー方式 : 不可視レーザー
解像度dpi : 200~5,700(可変式)
イメージプロセス : 12メガピクセル/秒
最大加速* : 30G
最大スピード* : 165インチ/秒
感応性
USBデータフォーマット : 16bit/axis
USBレポートレート : 1000レポート/秒
スリープモード : 設定可能
摩擦係数
動摩擦係数 -μ(K)** : 0.09
静止摩擦係数 -μ(S)** : 0.14
総ボタン数 (含む横スクロール) : 13
スクロールホイール : 有(高速スクロール機能付)
水平スクロール : 有
対応ソフトウェア : SetPoint™ 6.x (ロジクールのWebサイトからダウンロードが必要です)
対応OS : Windows XP / Windows Vista / Windows 7
接続I/F : USB
付属品 : 充電ケーブルおよびレシーバー用延長ケーブル

更新: 2015/07/26
総評

今でも現役で使っているくらいお気に入り(壊れて2代目だけど…。)

 結局、重さを克服できるかどうかで、印象がかなり変わると思います。


今まで軽いマウスを使っていたような人が、これを使ったらどう感じるんでしょうか。

 

逆に今までMX-Rを使っていた私は、すぐなれて使いやすかったです。

 

MX-Rの後継じゃないのかこれ?(汗)

 

 ボタン数が多くて使いこなせない!というか覚えられない…。(私の問題。)

 

慣れて覚えた上で使いこなせれば、効率が上がりそうですが。

 

設定さえすませてしまえば、ショートカットを多用する人に役立つアイテムかと。

 

 クレイドルをなくしたのは非常に残念です。 

 

無線で使用後にいちいちケーブルでつなぐのが面倒で、使用中に電池切れになり優先で仕様にすることが多いです。

 

内蔵充電池とエネループでこんなに使用感が変わるものなんですね。

 

MX-Rの不満は内蔵充電池くらいで、「何で交換できないんだ」と思っていましたが。

 

いちいちエネループを交換して使うのはめんどくさいので、ケーブルで繋いでしまいます。

 

 

 



最後に、このたびはレビューをさせていただく機会をいただきまして、株式会社ロジクール様、zigsow株式会社様及び関係者の皆様、ありがとうございました。

287個目。

コメント (12)

  • きっちょむさん

    2012/02/22

    レビューお疲れ様です^^
    やっぱり良いレビューだと思います。分かりやすい!

    あと、、あえて言うなら、
    KT式というか、、むしろギレン式だと思いましたwww
  • UDさん

    2012/02/22

    きっちょーさん>

    流石ですね、見抜くとは(汗)

    ギレンの演説(TV版、映画版)見なおしましたよw

    動画貼るのは流石にやめましたが…。

    KT&GZ式にしようとかも考えましたw
  • リーダーさん

    2012/02/22

    レビューお疲れ様です(^^

    あっれ・・・そんなに電池もたないんですか?
    結構興味のある製品だったので、そこはかなり重要ポイント・・・
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