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Intel SSDマシンガンレビュー ~DELL XPS M1710 SSD換装~

zigsow インテルSSDマシンガンレビューにて「インテルR X25-M Mainstream SATA Solid-State Drive G2 80GB」をお借りすることになりました。関係者の皆様にご選考頂きました事をこの場をお借りして御礼申し上げます。

DELL XPS M1710は3台所有しているので今回は使用頻度の高いGF go 7900GTX 512MBを搭載したXPS M1710の2台目をSSD化してみましたので紹介したいと思います。




送られてきたIntel X-25M SSD G2 80GBはバルク品でした。
付属品は「SSD本体、説明書、シール」とシンプルです。

SSDの型番をチェックしてみると 「 SSDSA2MJ080G2C 」でした。この型番は今年の5月から販売開始された新ステッピング版のようです。具体的な詳細は非公開となっていて性能的には従来モデルと変わらないとのことです。


DELL XPS M1710にSSDを取り付ける方法を紹介します。


まずはACアダプターなどの配線を抜いてノートPCを逆さまにします。


続いてバッテリーを取り外します。この後可能なら電源を入れるパワーボタンを一度押して内部に溜まっている電力も消費させるとベストです。


次はHDDを本体から取り外します。XPS M1710のHDDベイは本体の脇に位置しています。HDDマークのある2本のネジ(赤丸で囲んであるネジ)を外してください。ネジは小さいので無くさないように注意です。


2本のネジを外したらHDDマウンターを引き抜きます。HDDマウンターの左右二箇所のネジ(赤丸で囲んであるネジ)を取り外します。


2本のネジを外したらHDDを取り外します。


次はSSDをHDDマウンターへ固定します。SSDは2.5インチHDD互換のネジ穴がありますので取り外したときと同じ要領でセットしてネジ2本でHDDマウンターに固定してください。


SSDをHDDマウンターに固定したらXPS M1710のHDDベイに戻しましょう。


最後にHDD固定用ネジ2本を閉めて換装作業は完成です。

DELL XPS M1710のHDD交換作業は本体を分解する必要な無いので。とても簡単です。初心者でも安心して作業することが出来ると思います。


SSD換装を期にWindows7の導入も検討したのですが、体感の比較のことを考えてWindowsXPをインストールしてみました。XPS M1710には購入時に選択したOSのインストールディスクとデバイスドライバーディスクが付属しますのでOS再インストール事態は問題ないはずです。

HDD内のデータなどを引き継ぎたい場合は事前にバックアップしておきましょう。


ディスクベンチマークソフト 「 CrystalDiskMark 3.0.0d 」 を使用してSSDとHDDの性能をチェックしてみました。


こちらは購入時に搭載されていたSeagate ST9120822AS 120GB HDDです。約5年間の製品ですのでリードライトともに20~30GB/sとかなり低速です。


Intel X-25M SSD G2 80GBをXPS M1710へ取り付けたときのスコアです。リードは133MB/s、ライトは73MB/s。元のHDDと比べて2~4倍高速になりました。

Intel 945PM ExpressはSATA1までの対応のため、リード性能が一部頭打ちになってしまっています。性能をフルに発揮できていないのは残念ですが、最新の2.5インチHDDでも70MB/sくらいですので十分な性能と言えます。


Intel X-25M SSD G2 80GBをAMD890FXマザーボードのSATA3ポートに接続してベンチマークテストした結果です。SATA1接続と比較してリードに関しては80~90%、ライトに関しては10%の性能向上が確認できました。帯域も制限されていないのでX-25Mの性能をフルに引き出せています。

リード性能は255MBにも達しています。デスクトップ用の最新の3.5インチHDDの2倍近い性能と凄まじい速さです。



OSの起動時間と終了時間を計測して比較してみました。
OS起動時間は砂時計が消えるまで。終了時間は電源ランプが消灯するまでとしました。

搭載されていたHDDでは起動に70秒掛かっていましたがSSDでは33秒と2倍以上早く起動しています。
終了時間についてはHDDでは23秒。SSDでは12秒とこちらも2倍近く早くなっています。

HDDよりランダムアクセスに強いSSDの性能が十分発揮されている結果となりました。



サンワサプライ ワットチェッカーplus TAP-TST7を使用してSSDとHDDのOS起動とアイドル時の消費電力を計測して比較してみました。アイドル時はOS起動後10分ほど放置した状態です。

搭載されていたHDDと比較して1~3Wほど消費電力が少なくなりました。大幅にとは行きませんがモバイル用途ではこの数ワットの差が連続稼働時間に大きく影響します。


SSDとHDDを交互に差し替えて体感速度の違いについて検証してみました。

SSDはHDDと比べてランダムアクセスが格段に早くなっているので、IE8.0の起動やアプリケーションの起動など大幅に高速化されています。マウス操作に対してのOSの反応が大幅に向上している事を体感できました

元から搭載されていたHDDと比べるとX25-M SSD G2はリードライト性能が3倍以上高速になっているため全ての操作が機敏になっています。ここまで差があると別の新しいノートPCに買い換えたと錯覚を覚えるほどです。


Intel X-25M SSD G2シリーズは評判も良く高速なのは知っていたのですが、ここまで変化があるとは思いませんでした。OSやアプリケーションの起動速度が格段に速くなっているのでかなり快適です。ベンチマークのスコア以上に体感速度の向上が大きいと感じました。

2005~2006年あたりのノートPCに搭載されているHDDのアクセス速度はリード・ライト共に20~30MB/sとなっていますのでSATAのHDDを搭載した初期のノートPCのSSD化は性能の底上げに最適と思います。

今回SSDに換装したノートPCはCPUにCore 2 Duo T7600を搭載するモデルため、CPUパワー的には今でも十分快適です。SSD化を行ってみたところ低速なHDDを使用していた関係でノートPC全体の体感速度が大幅に低下していたということがよく分かりました。

ドライブの容量的には120GBから80GBと三分の二になってしまいましたがノートPCはサブ機として使用しているので特に問題ありません。160GBモデルなどの大容量タイプも販売されていますので導入コスト的に問題なければそちらを選択するのも良いかと思います。

34人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (29)

  • Nehaさん

    2010/06/15

    COOL

    レビューお疲れ様です。
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