レビューメディア「ジグソー」

懐かしき時代の音はやはりアナログ盤で。

特集が「雨にまつわる話題を」ってことで、ちょっとひねって雨の日に聴きたくなるようなレコメンドミュージックなぞ。

 

カーペンターズは、兄のリチャードと妹のカレンによる兄妹デュオ。透明感のある歌声で、日本でもおなじみの曲がたくさんありますよね。

 

「Top of the World」や「Yesterday Once More」あたりが有名だと思いますが、この「Rainy days and Mondays」も代表的な曲。雨が降ると、中学生の頃に父親の部屋でレコードをよく聴いたのを思い出します。

 

庭の鬱蒼とした木、少しカビ臭いような部屋の匂い、すでにCDメインだった時代に大仰なアンプシステムとスピーカーから出てくるこもったカレンの声。そして、淡い恋心を抱いたり勉強や友人関係に悩んだりしていた世代特有の感覚。

 

40代の今、再現しようと思ってもできない雰囲気は、雨とあの父親の部屋の匂いからわきたつ思い出です。

 

そもそも、70年代生まれの自分にとっても、カーペンターズはすでにレトロな曲ではありましたが、英語を勉強している中学生にとってはカレンの声がとても聞き取りやすく、多分発音の勉強にもなっていたのでしょう。よく聴いていました。

 

余談ですが、カレンは拒食症により体調を崩して亡くなりました。母親から優等生であった兄と比較され続け、前に出るタイプではなかった女の子がボーカルとして活躍したのも皮肉ですね。

 

そんな妹の思いは、曲の中にもたくさん出てきます。

 

昔テレビのドキュメンタリーで、死ぬ間際に録音した声を聴いたのですが、とてつもなく澄んだ歌声だったのをとてもよく覚えています。命を削って歌い続けたのかな。

 

それでも、このアルバム「青春の輝き」の頃の弾むような声を聴き直すと、なんだか元気をもらえるような気がします。

 

今初めて雨の日にこの曲を聴く人が、どんな思いを持つんだろう、というのも気になりますね。

更新: 2020/06/25
雨の日のオススメ度

雨の日と月曜日は、今も昔も憂鬱

多分、雨と月曜日は憂鬱、という定説を確立したのがこの曲だったのかなと思います。

 

アンニュイな気持ちをゆるゆるとした曲に乗せた歌で、まさに憂鬱な雨の日にピッタリ!

 

アルバムにはパーっと華やかな曲もたくさん入っているので、全体的には憂鬱になったりはしませんw

更新: 2020/06/25
総評

カーペンターズ、最高

思い出補正もあると思いますが、いわゆる捨て曲がないというのがカーペンターズのアルバムのイメージ。

 

中でもこの曲は大好きな1曲です。一番は「Yesterday once more」かなー。

 

ビートルズのカバーとかも結構多いので、馴染みがあって楽しめるアルバムだと思います。Amazon Musicでも聴けるのでぜひ!

 

青春の輝き
愛のプレリュード
スーパースター
雨の日と月曜日は
トップ・オブ・ザ・ワールド
シング
オンリー・イエスタデイ
涙の乗車券
愛にさよならを
小さな愛の願い
マスカレード
スウィート・スマイル
愛は夢の中に
ソリテアー
プリーズ・ミスター・ポストマン
ハーティング・イーチ・アザー
見つめあう恋
ジャンバラヤ
ふたりの誓い
タッチ・ミー
遙かなる影
イエスタデイ・ワンス・モア

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    1990年06月01日

  • 購入場所

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