ひじ掛けは最初から取り付けられており、組み立ても簡単でした。

ただし座面と背もたれ部はそれなりの重さがあるので、設置したい場所で組み立てると良いでしょう。

まずガスシリンダーの細い方を上にして、脚部に挿し込みます。

続いて座面の裏側にカバーをします。

カバーは付属のネジで、矢印部と反対位置の 2箇所で留めます。

先端が尖っておらず、ちょっと変わったネジです。

カバーを留めたら先ほどのガスシリンダーに乗せます。

続けて座面に背もたれ部を取付けます。

下図の様に座面後部の穴に挿し込み、六角ネジで留めます。

(床に置いて撮影していますが、座面下側から見たイメージです）

面白いのが、六角レンチが座面下部に収納されています。

ワッシャーも付いているので緩んでくる事は無いと思いますが、もしも緩んできた時にすぐに取り出せネジを締められるので良いですね。

後はヘッドレストを取付ければ完成です。

初めてでも 10分もかからないで組み立てられるでしょう。

ただし組み立て説明書兼保証書は日本語と韓国語で書かれたA4両面のメーカー付属のモノがありましたが、操作に関する説明書は代理店が作成されたと思われるモノが付いてきただけでした。

購入する販売店によっては操作説明書（と言っても特筆出来るのはメインのレバー操作程度ですが）は付いてこないかもしれませんね。

座面の角度・スライド・高さ、背もたれの角度調整は、座面右下にあるレバーで行います（上図参照）。

机に向かって作業をしている時は前傾ポジションが向いています。この時でも背もたれが腰から背中にかけ接地している方が身体には負担がありませんが、この価格帯の椅子ではなかなかこの姿勢が取れず、体勢はとれても腰の間に隙間が空きクッションなどで埋める事になる椅子がほとんどです。

しかし座面の角度・スライド調整が出来、背中を左右から包み込むようにサポートしてくれる本品なら別途クッションなど使う事無くこの姿勢がとれます。

この他、ヘッドレストは高さの調整に加えてクッション部分は 100度くらい回転します。もっとも背もたれが最大125度くらいまでしか倒れないので、ヘッドレストを使う事はほどんど無さそうです。

そして背もたれのバックサポート部はそれぞれ左右に約3cmほどずらす事が出来ます。

最初から外側に最大で広がっており太めの私は丁度良く感じましたが、細身の人で真ん中側が沈み込み過ぎると感じる場合は内側にズラすと良さそうです。

ちなみに座面の方は位置が固定されており、左右に動かす事は出来ません。

回転ひじ掛けは、高さ調整と後側に倒す事のみ出来ます。

回転軸の所にあるボタンを押しながら回転させるとボタンが沈んだままになるので、ボタンが戻る位置まで回転させると固定されます。

高さ調整は矢印のボタンを押しながら上下させると4箇所（5段階）でボタンが戻り固定出来ます。

肘置き部の材質は硬めのウレタンで私は好みですが、夏はちょっと汗かいちゃうかも。メッシュのカバーなどされていると良いのですけどね。

先に書いた通り机に向かって作業をしている時に疲れにくいベストな姿勢で座れ、且つ両脇から包み込まれるような背もたれの感覚はクセになります。

また座面は座ると内側が沈み圧力が左右に分散されます。身体をひねったり横にズレれば追従してくれます。

そしてまだ数日しか使っていませんが、私が一番期待していた腰の負担はとても軽減され大満足です。長く座っていても常にバックサポートが腰に触れているせいか、腰の痛みがありません。

本品は背もたれは 125度くらいまでしか倒れず、だらしなくのけぞった様な座り方は出来ない（出来ても辛い(^^; ）ので、自然と良い姿勢で座っている且つ常にバックサポートで支えられている状態になります。これなら腰が痛くなりようが無いですね。

今後は前の椅子の様にこの椅子で寝落ちする事はまず無いでしょうし、寝そべるほどの楽な姿勢はとれません。これはこの椅子を選んだ時に諦めているのでよいのですが、今までのライフスタイルを変えなくてはならない程の変化かもしれません。

プライベートでも事務室にこもりがちだったので、良い変化となるかな(^^;

そして残念と言っている点ですが、前の画像で気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、とにかくレバーの位置が悪すぎです。

前方2本のレバーはちょっと手を下に伸ばせば届きますが、後方のレバーは固定時には下に倒すのですがそこまで手を伸ばすには身体をかなりヒネらないと届きません。

これでは座面角度とロッキング角度を丁度いい位置に固定するのが大変です。

慣れでなんとかなるかなぁ。

それとひじ掛けですが、座面の動きに追従し左右に動く様になっています。

これではひじ掛けに腕を乗せると座面の内側が持ち上がり気持ち悪い。

それこそ人の大勢いる部屋で使っていたら、座っている時にひじ掛けにぶつかられたり手を乗せられたりする事もあるでしょう。

ひじ掛けは座面裏では無く、ベース部分に固定し座面と連動しない方が良いと思います。

あとはクッションの耐久性も気になるところです。

座面は少し硬めで肉厚なクッションですが、しばらく使えばヘタってくるでしょう。

今までなら気に入ったクッションを乗せ延命していましたが、左右に分かれているのでピッタリ合うモノはまずありません。

今まで使っていたクッションを乗せてみたところ折角の左右に分かれている効果は半減してしまいますが使えない事も無いので、どの位でヘタってくるか分かりませんがもしもの時は効果が薄れる事を覚悟して使うか買換えるかその時に悩みます。

とにかく座り心地が良く、腰の負担が軽減され腰痛にも良さそうです。

今後何か気づいた事が出てきたら、追記したいと思います。