レビューメディア「ジグソー」

珍しく安かったのでつい購入

以前日記などでも書きましたが、現時点で使っているメインPCは、Core i7-970+ASUS P6X58D-Eという組み合わせの、かなりの旧式PCです。

 

Windows XP環境を残しつつ、デュアルブートでWindows 7をメインに使うという利用法で、SSD化やビデオカードの載せ替え(GeForce GTX 970)なども行っているためか、現時点でもそれほど不満を感じない程度の速さではあります。

 

しかし、来年にはWindows 7が延長サポートフェーズを終え、更新が終了となってしまう以上、一時的にWindows 8.1にして凌ぐ事は可能でも、最終的にWindows 10への移行を余儀なくされてしまいます。

 

 

現在のCore i7-970を載せる前にはCore i7-950を搭載して動かしていて、さすがに購入から8年も使っているP6X58D-Eをこれ以上メイン級として引っ張るのはそろそろ厳しいと思いますので、OSの移行を機にメインPCも入れ替えるつもりでいます。

 

ただ、私のメインPCは仕事用にも使いますので、Microsoft OfficeやVisual Studio、Adobe Creative Cloud等、動かさなければいけないソフトウェアが多くありますし、趣味用途としてはオーディオインターフェースを搭載して高音質の録音・再生も行うことになります。オーディオ用途で使うためには高音質なオーディオインターフェースが欠かせず、現時点ではまだ32bit PCIスロットの存在が欠かせません。少なくとも

 

 

 

 

 

のどちらかが動いてくれないと厳しいものがあるのです。まあ、最終的にはThunderboltやUSB、PCI Expressに対応したオーディオインターフェースに入れ替える必要はあるのですが、新しく高品位な製品は高価でとても予算がありません。

 

そこで、PCIスロットを備えつつ、メインストリーム級以上のCPUを搭載できる環境としては、

 

・Intel Z270/Z170 (PCIスロット装備のマザーボードが数種類は選択できる)

・AMD X370 (ASUS X370-AがPCIスロットを装備)

・Intel Z370 (ASRock Z370 Pro4がPCIスロットを装備)

 

という選択肢があります。

 

ただ、Z370環境で利用可能なCoffee Lake以降のCore i7/i9はまだかなり高価ですし、Intelの供給量不足からZ270/Z170に対応するSkylake/Kaby Lake世代のCore i7も中古も含めて結構高止まりしています。

 

その意味で入手性が良く、最近価格の手頃さを増したAMD Ryzen7という選択肢に傾きつつあり、ASUS X370-Aを先日調達して、新PCの構築準備をしていました。

 

そんなタイミングでたまたま見つけてしまったのが、このCore i7-6700の中古品でした。実はレビュー等は書いていないのですが、Z270/Z170のマザーボードは以前から3枚ほど所有しているのです。そしてその中にはASUS Z170-AというPCIスロットを持ったマザーボードもあります。Z170はさすがに古さが感じられますが、現在メイン級で使っているX58やX79と比べればかなり新しいことに変わりは無く、一応こちらで構築することも出来るよう、CPUを調達しておくことにしたのです。

 

更新: 2019/06/09
総評

コストパフォーマンスは良いが、パフォーマンスで取るならRyzen7 2700辺りか

それでは現物を確認しておきましょう。付属品全無しかつ未チェックという品ですが、初期不良保証はあるので動かなかったら返金対応はするという販売店の説明はありました。

 

 

 

 

 

 

このようにCDのケースに入って届きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

sSpecはSR2L2、定格周波数は3.4GHz、ターボブーストクロックは最大4.0GHzとなっています。

 

 

 

 

 

 

ASUS Z170-Aに搭載したところです。シリコングリスを塗ってしまうとヒートスプレッダーの文字は見えにくくなってしまいますので、その前に撮影しています。

 

さて、未チェックのCPUと新品購入とはいえ年単位で放置していたマザーボードの組み合わせではありますが、取り敢えずメモリーと電源だけ別に用意して起動してみたところ、無事起動を確認することは出来ました。OSの起動等をしたわけではないので長時間の負荷テストは出来ていませんが、取り敢えず動作に問題はなさそうです。

 

 

さて、Intelの製品情報を見て気付いた点が一つありました。

 

こちらにIntelによるCore-i7-6700の詳細情報があるのですが、内蔵グラフィックであるIntel HD Graphics 530の出力対応規格として、

 

・DisplayPort

・HDMI

・DVI

・eDP

 

と、いずれもデジタル方式の規格だけが掲載されています。前世代まではサポートされていたアナログ出力は廃止となっているのです。しかし、ASUS Z170-Aではマザーボード上のアナログVGA端子からきちんと映像が出てきていました。つまりCPU内蔵のGPU自体がアナログ出力をしているわけでは無く、マザーボード上でデジタル-アナログの変換が行われているということでしょう。

 

この世代のプラットフォームからはUSBも1.1互換のUHCIが廃止され、中級以上の多くのマザーボードからPCIスロットが消滅するなど、レガシー規格の切り捨てが一気に進んだということが改めて判ります。

 

 

いずれにしても、これで次期PCをこのCore i7-6700で組むか、Ryzen7 2700辺りを新たに購入して組むか、非常に悩ましい状態となりました…。

  • 購入金額

    14,040円

  • 購入日

    2019年06月07日

  • 購入場所

    HARD OFF

13人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • harmankardonさん

    2019/06/09

    ゲームしないなら,Ryzen 7 2700のほうが幸せになれそうな予感です.
  • jive9821さん

    2019/06/09

    > harmankardon さん

    パフォーマンスという意味ではRyzen7有利なのは間違いないのですが、実はCore i7-6700であればこれ以上の追加出費無しで組み上がってしまうのです。

    Ryzen7の場合にはCPUをはじめ、もう数万の追加出費が必要という辺りが悩ましい状況となっている原因であったりします…。

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