レビューメディア「ジグソー」

来年以降にWindows10に移行できない環境で使う予定

とっくにメインストリームサポートが終了しているOSである、Windows 8。一応Windows 8.1 Updateを適用することで、2023年1月10日までの延長サポートフェーズが存在しているため、あと4年弱は何とか現役で使い続けることが出来るというものです。

 

Windows 8自体の内容については今更でしょう。ZIGSOW内に多くの皆様のレビューがありますので、そちらをご覧いただければ十分ではないかと思います。

 

さて、何故今更Windows 8を入手したのかと言われれば、Windows 7があと10ヶ月ほどで延長サポートフェーズ終了となってしまうため、移行先を探さなければいけないからです。

 

実は無料アップグレード期間中に、Windows 10への移行が可能なPCについては、一応アップグレードは行っています。そこからまた元のOSに戻して使っているだけですので。ただ、その後に組み立てていて、しかも拡張カードの都合上Windows 10が使えないPCもあるのです。特にオーディオインターフェースなどはWindows 10に出来ない製品も結構あります。

 

 

そこで現在オーディオ録音用に使っているWindows 7 PCを、差し当たって延命するために用意したのがこのWindows 8なのです。まあ、仕事用に使うPC用のライセンスはまだ他に残っているのですが、完全に個人用途のPCに使うのであれば、一応別途用意した方が良いでしょう。秋葉原で処分価格で売られているという情報を目にしましたので、取り敢えず調達してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

DSP版なのですが、その割にWindows 8アップグレードの参考書が入っているというのが妙な気もします。

 

 

 

 

 

 

Windows 8が最新だった時代のパッケージなので仕方ないとは思うのですが、Windows 10が出て結構経ってから見ると、記載内容に違和感を覚えずにいられません。

 

 

今までDSP版のWindows 8を買ったことがないので、このような形でパッケージされているというのは実は知りませんでした。店頭でもいきなり中身のパッケージだけで置かれているところしか見ませんでしたし…。

 

更新: 2019/03/18
総評

ビジネス用にはWindows 10を使わざるを得ない

今更ではありますが、中身も見ておきましょう。

 

 

 

 

 

 

いつも見慣れたOEM版やDSP版のパッケージが中に入っていました。ショートカットキー一覧も付いてきていますね。

 

 

 

 

 

 

システムビルダーが取り扱う場合、このパッケージを開封した時点でライセンス契約に同意したという形になります。個人の場合には別途規約ページを参照しろとのことです。

 

 

このパッケージはDSP版ですので、PCパーツとのバンドル販売ということになります。今回はバンドル専用品と思われるこちらのUSB2.0増設ボードとのセット価格で購入しています。

 

 

 

 

 

 

VIA VT6212Lという、結構古いUSB2.0コントローラーを搭載しています。一応このOSを使うPCには、ライセンス契約上このボードを内蔵しておく必要があります。

 

 

さて、一応あと4年弱利用可能なWindows 8.1 Updateではありますが、今後ビジネス用途には利用しにくいOSといえます。というのも、Microsoft Office 365やAdobe Creative Cloudなど、業務で使われる可能性の高いクラウドソリューションが、Windows 8.1のサポートを終了してしまう(Adobeは2019バージョンで既に終了済)ためです。

 

どちらもWindows 7であればOSのサポート終了まできちんとサポートされるだけに、Windows 10への移行圧力としか思えない措置ですが、個人ユーザーや中小規模の法人ユーザーがいくら文句を言ったところで対応が変わる可能性はありませんので、諦めるしかないでしょう。Windows10では使えない、替えのきかないハードウェアがあったり、Windows 10のアップデートスケジュールが受け入れられない環境もあるということは、理解する気が無いようです。

 

私自身は今後もWindows 7 / 8.1環境はサポート終了間際までは使うつもりでいますが、最初からWindows 10であったり、既に移行済みの環境もありますので、向こう数年は新旧OSの併用が続くことになりそうです。オーディオ用などはネットワークから切り離してでも、Windows 7やWindows XPで使うことになるPCも出てきそうです。

  • 購入金額

    8,618円

  • 購入日

    2019年03月16日

  • 購入場所

    ソフマップ

12人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • くーねるさん

    2019/03/19

    懐かしいDSP版ですな

    XPの時なんかFDDを紐付けなんてのもあったり、強者は付属DDRメモリを[ぶら下げて]使用して「PCに取り付けてあるからライセンス上問題ないよね」なんて言ってた人もいたっけ…

    最近のDSP版は昔の頃に戻ったのでちょっとややこしいなぁとは思うのですが、一時はWindows8には同時購入の必要が無かった筈なんですよね。なんで単体購入出来なくなったんだろう…
  • jive9821さん

    2019/03/19

    > くーねる さん

    まあ、システムに組み込むという言葉の解釈の問題なので、物理的に取り付けてあれば問題ないとみることは出来ますね。このUSB2.0板も、今時のPCではPCIスロットがなくて取り付け不能でしょうし。

    かつてDSPの縛りが緩くなった頃は、マイクロソフトも正規ユーザーを増やすことに躍起になっていた時期ですから、どのような形でも正規版を買う方向に誘導していたのに対して、最近は継続課金できるものを買わせようと圧力を強めていることが影響しているのでしょう。率直に言って、経営トップが変わってからのマイクロソフトは、良く言えば積極的ですがその分強引さが目に付くようになっていますので。

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