AT-VM35交換針 VM-35EL 　　（２個目）

取得した交換針２個口の１個　ケースに入ってなかったが使用は可能です 針先　0.3×0.7mil 楕円針

カンチレバーはアルミでテーパー状になっています　針先は判りにくいですがダイヤ角柱楕円無垢針です  テーパー状のカンチレバーに穴を開け研磨したダイヤチップを埋め込むものです　反対側は接着剤を付けています　1975年頃の工作精度で考えると結構精度の高い技術ですよね　　

レコード溝方向がダイヤの角方向になっています　楕円針ですが....角柱はダイヤ研磨時にチャッキングしやすいから？　楕円針で丸いのもあるんですが...　　　

カタツムリの角みたいな物がマグネットです　黒い部分の向こう側がダンパーでシリコンゴム？

　　　　　　２個入手しましたが、右は未使用で左はケース無しですが未使用らしいです。　

　　　　　　左奥は元々カートリッジに付いていた針　

オーディオテクニカVM型初期時代の交換針 　しかし残っていますね...ダンパーは少し硬いかな

　　　　　　左CH 　高域が、元々か経年劣化か出ないですね                       

                  右CH 　２個とも高域が出ないのは針側か本体か不明です   

音質は特に癖もなくフラットな再生音です　VM型交換針は差し込みの深さで出力レベルも小さくなったりその辺りが微妙ですね　7KHz付近のリーン、リーンという再生音が良くきこえるカートリッジです　南沙織の「夜霧の街」始めの部分です　シュアーのM95EDも良く再生します　無垢針でないと出ない音ですかね。　

高域は出ますがやはり甘口です　MM型の派生種らしくMM型様な音がします　低音はずっしり感のある力強い低音ですね　低音の音圧があります。　　

ホワイトノイズ

東芝プロフェッショナルシリーズVol2のホワイトノイズを再生してキャプチャーした画像

10KHz以上はL,R共..やはり落ち込んでいます　　

　　　　　　左CH

                  右CH