レビューメディア「ジグソー」

後方が録画できるドラレコが欲しくて購入

妻が乗っているスバルのXV(2016年製)に『後方からのあおり運転対策にカメラを付けて欲しい』という要望で購入しました。本当はCOMTEC ドライブレコーダー ZDR-015を付ける予定でしたが注文したネットの販売店の入荷が9月頃というのでこちらに切り替えました。(実際には商品は流通してるので、販社が販売価格を安くしすぎたため現時点では販売できないのが実情のようです。3ヶ月もすれば安くなるだろうと踏んでるんでしょうね)

HDR-951GWは2カメラでも後方というよりは車内カメラと言うことで、実際にはタクシーなど営業車向けの製品かも知れません。

そのため、サブカメラへの接続で同梱されているケーブルも長い方で60cmと短く、XVのリアウインドーへサブカメラを取付ようと思うとケーブル長が足りません。

今回は、ゴールデンウィークの休み期間を利用し製品のレビューとともにサブカメラをリアウインドーへ取り付けるためケーブルを延長した方法を含めレビューします。

更新: 2018/05/05
仕様と特徴

2カメラで前方・後方とも録画でき日本製で3年保証は安心

パッケージ
パッケージ

パッケージだけでもかなり高機能なのが解ります。

仕様一覧
機能一覧

その他仕様と付属品
その他仕様と付属品

メインカメラは2MピクセルのFullHD(1920×1080)でサブカメラもHD(1280×720)画質となっています。また、フレームレートは29fpsとなっており、外国製品で対応されない例が多い『LED信号機が消灯状態で記録される現象』もフレームレートを調整済みです。microSDHCカードは標準で16GB/class10が付属しており、SDカード変換アダプターも付属しています。初期設定では16GBのSDカードで約115分連続録画がされます。

また、パソコン用に専用ビューワソフトをダウンロードして使う事ができます。ビューワソフトでは、録画したデータを映像や音声だけではなく、Gセンサーの情報なども確認できます。これにより家族の運転履歴の確認が行え、高齢者、若年者の粗暴運転に注意が出来ます。
またGPSを搭載しているため自車の走行軌跡を地図上に表示したり、走行速度も確認できます。録画したデータを動画や写真に変換し、パソコンへ保存することもできます。

業務用途では運行管理ソフトもあり、運転日報も出力することができるため、社用車の運行管理など法人向けの機能も充実しています。

録画録音含めある意味、ここまで機能があると、奥さんに毎日SDカードをチェックされると困る旦那衆もいるかも知れません。

更新: 2018/05/05
取付手順

標準の取付方法なら小一時間で終了

一般の車であればバックミラー近くの適当な場所に位置決めをして、メインカメラとサブカメラを設置し、電源をシガーライターから取れば終了です。

本体の操作性を考慮すると、運転席側のバックミラー横ぐらいがベストポジションかも知れません。

XVはアイサイトが搭載されているためバックミラー周りはほとんど取付スペースが無く、結局助手席側のウインドー上部に取り付けました。

本体取付位置
本体取付位置

SDカードの取り出しに問題が無いよう本体右側の隙間を空けて取り付けています。電源ケーブルは窓枠に沿ってプラ製リムーバなどで埋め込みましたが、Aピラー下側だけが露出しています。Aピラーカバーを外して埋め込めばもっとスッキリするでしょう。位置

 

更新: 2018/05/06

サブカメラ用カメラ通信ケーブルの作成

付属のサブカメラ用『カメラ通信ケーブル』は元々の仕様が室内撮りを前提としてるため長い方で60cmとなり、リアウインドーにサブカメラを設置して後方を撮影する場合は延長が必要です。ケーブルの端子を見たところ、両端ともUSBのマイクロBタイプが付いているので単純に『市販のUSB延長ケーブル使えば良いか』と考え、Amazonで5mのUSBケーブルと変換コネクタを購入、即席のマイクロUSB-Bの雄雌延長ケーブルを作ってみましたが、サブカメラを認識せずあえなく玉砕(まぁ、半分は予想していた通りです)

と言うことで、カメラ通信ケーブルの自作決行です。

元々の付属でカメラ通信ケーブルは長短2本入っていますから、そのウチ1本切って、失敗しても安心です。・・・どう安心なのか?(笑い)

ケーブルの接続
ケーブルの接続

市販のカー用品で細線圧着接続端子というのを使いました。成端後は黒のビニールテープで巻いていますが、結構太くなるのでスマートに行うなら、ハンダ付けして熱収縮チューブで絶縁すれば細くできると思います。

圧着端子
圧着端子

因みに、元のケーブルの内芯数は、絶縁された信号線が4本と裸線銅線が1本の計5本でした。利用したUSBケーブルもシールド以外に5芯だったので上手く繋ぐことが出来ました。このあたりは延長を考える際の参考にしてください。

ケーブルが出来上がったら動作確認をします。見事、サブカメラを認識しました。

サブカメラの表示
本体、メインカメラ画像左上にサブカメラの表示

更新: 2018/05/06

リア用サブカメラの取付と配線

リアウインドーから後方を撮影するサブカメラは、リアのハッチバック上方に設置しました。配線は天井裏を通しフロントのアイサイト横から出しました。前出のクリップクランプツールがあればそれほど難しくありません。

サブカメラ取付位置
サブカメラ取付位置

天井の内張を剥がして天井裏に配線を通すには以下の工具があると便利です。

車内配線七つ道具
車内配線七つ道具

前出のクリップクランプツールなどリムーバ類ほか黄色の針金のようなものはエーモン 配線ガイド(フレックスタイプ) 全長約1mで狭い隙間に配線を通す場合の呼び線して使います。配線する本線は輪の方に結び付けます。

余談ですが弱電系の施工では、スチールという呼び名で5~10mのものも有ります。また釣り竿のような形状のものもあります。

緑の養生テープは文字通り、車室内の養生として使います。リムーバーなどで車内が傷つかないように事前に張っておきます。今回は、XVの天井中央にあるルームランプと前方のアイサイトカバーを取り外す際、前出のクランプスツールをコジ入れる際に内張やカバーが傷つかないようにするため張りました。天井のルームランプとアイサイトカバーを取り外したら、配線ガイドを使ってケーブルを後方から順送りします。ケーブルは5mと余長を取っていたのでかなり余裕があります。

配線と接続が終わり動作確認・画角調整などが終わったら、取り外した内張類を戻します。

サブカメラのチリ付け状態
サブカメラのチリ付け状態

更新: 2018/05/06
使用感

特に設定不要ですぐに使える

初期設定で特に変更すること無く使えます。私はメインカメラの録画画素数をFullHDの200万画素に変えたくらいです。なお、メインカメラの画素数をFullHDにすると、付属の16GBのSDカードでは記録時間は約80分になります。手持ちで32GBのMicroSDHCカードを持っていたのでこちらに交換しました。記録した映像の確認も本体側ですぐに出来ます。取扱説明書も詳しく解説されているのでこのあたりもメイドインジャパンですね

更新: 2018/05/06
付属ソフト

簡単便利で高機能な専用ビューアソフト

MicroSDカードに録画した映像をパソコンで再生するには、SDカードのMOVファイルを直接再生することも出来ますが、HDR-951GWにはパソコン用に専用ビューワソフトが用意されており、無料でダウンロードして使う事ができます。このソフトはなかなか高機能でGセンサーの情報も確認できるためどのあたりでブレーキを踏んでるかなども解ります。
またGPSを搭載しているため自車の走行軌跡を地図上に表示したり、走行速度も確認できます。録画したデータを動画や写真に変換し、パソコンへ保存することもできます。

専用ビューア
専用ビューア

薄暮時ですがLED信号も綺麗に映っています。また、メインカメラはもとよりサブカメラの後続車両の車種やナンバーも読み取れます。

更新: 2018/05/06
総評

価格に見合った高機能なドラレコ、後方撮影を考慮するなら買い

以下に、メインカメラとサブカメラのサンプル動画とソフトの使い方をアップしましたので参考にしてください。

 

 

株式会社コムテックのドライブレコーダー HDR-951GWは4月に発売されたばかりの高機能ドライブレコーダです。

仕様表にも書いていますが前方用のメインカメラはフルHD200万画素で、車内向けサブカメラは100万画素で録画が可能です。視野角はそれぞれメインカメラ151°、サブカメラ134°となっていて、前方から後方まで広い範囲をカバーしています。また、最近お車では当たり前になった先行車の発進および接近通知、車線逸脱通知、ドライブサポート、車速アラームといった5つの安全運転支援機能を装備しているので「ついうっかり」のドライブミスも軽減できます。(ただしアラームでの通知のみですので自動ブレーキは掛かりません・・当たり前ですが)

録画モードは、エンジンONからOFFまでの映像を記録する「常時録画」、衝撃があった時点の前後を記録する「衝撃録画」、スイッチを押すことで任意のタイミングで映像を記録する「マニュアル録画」の3種類が用意されており、私の場合は『常時録画』を使っています。

さて、この機種の売りである画質面ですが、メインカメラでは白とびや黒つぶれ、逆光にも強いHDR/WDR機能を搭載し、夜間のナンバープレートも白飛びしないでナンバーがはっきり見えます。(サンプル動画参照)HDRやWDRの機能はカメラの機能や設定に大きく左右されるためノウハウやドラレコでの実績のあるメーカーの方が安心できます。

さらに車内用サブカメラには赤外線LEDを搭載、光量の少ない夜間での室内映像をサポートします。私は車内用としてないため、この機能は利用はしてませんがサンプル動画でリアウインドーに映る熱線の色でLEDが働いている感じが解ります。また全国のLED信号機にも対応し、東日本と西日本で異なる電源周波数でも点灯状態で録画できます。

記録した映像は本体のほかパソコンの専用ビューワソフトを使用して、パソコン上で確認出来ます。サンプル動画に有るとおり映像や音声、Gセンサー情報、さらにGPS搭載で自車の走行軌跡をGoogleマップ上に表示したり、走行速度も確認できます。

また、別売オプションですが駐車監視機能も装備可能です。エンジンOFFでも最大12時間、映像を記録できます。

さらに事故時(1年間)の2万円のお見舞い金補償サービスが付帯するほか、ドライブレコーダー搭載車ステッカーを1枚同梱しています。結構これが有効かも?

希望としてはカメラ通信ケーブルもオプションで販売して欲しいですね・・これがあったら5点満点です。

価格が3万円台になるため、ドラレコでは高額品の部類になりますが、日本製という安心感と画質の良さなど低価格な製品とは一線を画したドラレコと言えると思います。

  • 購入金額

    29,800円

  • 購入日

    2018年05月01日

  • 購入場所

    楽天

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