レビューメディア「ジグソー」

マルチツールってどうよ・・・

夜中TVを見ていたら、マルチツールのCMをやっていました

 

こんなやつですね・・・

まあ、嫌いじゃないんですけど、ショップジャパンがアメリカあたりから輸入したものの割にはちょっと高い・・・

もともとはボッシュが作ったと言われる工具のマルチツールですからボッシュを買ってみようと一瞬思いました・・・  が、・・・

 

どんな奴かと言えば、こんなやつですね・・・

ボッシュのマルチツールに対する思い入れは相当高く、マキタ、日立、ボッシュの中だと100V仕様のマルチツールのラインアップは各社1機種くらいですが、(充電式は各Vごとにラインナップがある)ボッシュだけはバリエーション豊富です。高いのから安いのまで5種類あります

 

ボッシュを選択して尚且つ充電式の方が便利かと一瞬思いましたが、・・・

 

結局悩み悩んで、結局マキタを買ってみました、現行品はTM3010で、工具の着脱に六角レンチがいらないタイプになりますが、あまり使わないと思われる工具なのでちょっと安いTM3000を購入しました

 

やはり同じマキタでも使い勝手を考えると、充電式を選ぶべきでしょうが、しょっちゅう使う建具屋さんではないので、電池の劣化がない100V型をチョイスしました

 

冒頭のショップジャパンは購入候補から全く考えておりませんでしたが、やはり過去の経験上通販で売っている工具のノーブランド物は大体 本体が大きい(持ちにくい)、重たい、音がうるさい、モーターが貧弱、すぐ熱くなって使える時間が短い のいずれかを症状として持っている可能性が高いのでお勧めは出来ません、

中古でもいいので100V仕様のマキタ、日立、ボッシュ(青いの)を買っておくことをお勧めします

 

往々にしてこの類の電動工具は替え刃が命ですが、マルチツールの替え刃はやっぱりボッシュが一日の長があり充実しています

本体はマキタもいいですが、刃はボッシュにしたいところです

 

替え刃には規格があり、注意が必要です

分かりにくく、あまり本体を買うときは替え刃の心配などしませんので、ちょっと解説しましょう

 

ボッシュのHPを引用すると、規格表があり、やはりボッシュの思い入れは相当高く種類もいろいろあって先行していることがわかります

 

おそらくショップジャパンはOIS形式の刃しか使えず(どうやら専用の刃みたいです)高儀のEARTH MAN マルチサンディングソーの刃に似ています

 

こんなやつです・・・

 

 

話を戻すと、マキタ、日立はOIS形式の刃とそれに加えてスターロック形式の刃まで使えます

逆にボッシュは簡単取り付けを優先するために一部の機種でOIS形式の採用を破棄してしまいました

ホームセンターで売っている安い刃はOIS形式なので非常に困ります

 

まあ、ボッシュの興味のそそられる替え刃はスターロック形式なので、マキタか日立を買っておけば対応できます

 

 

なので、マキタになったという感じです

 

なぜ、ボッシュはOISを捨てたのか?、それはマルチツールの最大の欠点、切る速度が遅い・・・

だからだと思います、

スターロックマックスやスターロックプラスの刃は、切る速度が改善されています

 

某通販のCMだと速く切れているように見えますが、木材を切れば、丸鋸やジグソーに勝てず

金属を切らせれば、ディスクグラインダーにまったく勝てません

解体に使えばレシプロソーに太刀打ちできません、釘程度を100本切るのなら、喰いきり(ニッパーに似たプライヤー)に勝てるはずもありません

 

某HPには自転車のフレームの切断の写真がありますが、間違えてもこのツールで切ってはいけません

ディスクグラインダーかレシプロソーで切りましょう

 

アマゾンでボッシュの替え刃を検索すると高いのが1枚5000円くらい、安いのでも2000円ほどします

これではやはり釘100本に挑戦していては破産してしまいますね

レシプロソーの替え刃も高いですが、やはり金属切断はディスクグラインダーが現実的です

同じアマゾンでも、サードパーティー品なら安いですが、OIS規格なのでこちらはボッシュの本体には取り付けができません

おそらくすぐに切れなくなりそうですが、刃の枚数で勝負ですね

そんなわけで、日立かマキタを選ぶのがいいのではないかという結果になったのですね

 

マルチツールは、評価が二分されます・・・

 

どうもならん評価も見受けられますが、

逆に細かい作業や面一に加工などはこの工具以外はやってられません

 

サンダーやベルトソー、引き回し鋸の代わり、簡単なチゼルの代わり、内装ができて切る時に火の粉が出せない現場なんかは最適です

 

タイルの目地カット、下地の作成、壁に後付けでコンセントBOXなんか付けたりする工事なんかには最強ですね、

 

火花が出ない工具なので、(振動しているだけなので)、安全です( `ー´)ノ

 

購入するのに悩んでいる方がいると思うので・・・参考になれば・・・

マルチって・・・名前が悪いよね・・・でもこれ1台で何でもできると思わない方がいい)

 

適さない仕事(できなくはないが、やめた方がいい)

 

・木材の長い直線切り(丸鋸に勝てない)

・2×4材のカット(丸鋸、スライド丸鋸を使わないと日が暮れる)

・木材の曲線切り(ジグソーに勝てない)

・たくさんの金属切断(ディスクグラインダーの圧勝・刃の値段もディスクグラインダーが安い)

・太い金属管いっぱい切る(ディスクグラインダーか、レシプロソーを使おう、だたし、レシプロソーの刃は高い)

・金属棒の切断(ディスクグラインダーを使おう)

・釘の面一切断(喰いきりを使おう、速いし、刃のコストパフォーマンスが違う)

・生木の切断(のこぎり、もしくは小型の充電式レシプロソー)

・大きい面のやすり掛け(ザンダーに勝てない、サンドペーパー代がばかにならない)

・たくさんの小さい面のやすり掛け、(サンドペーパーの形状が特殊なのでコストが高い)

・自転車の解体(ディスクグラインダー以外難しい、きちんと素材を押さえればレシプロソーもいい)

・家の解体(レシプロソーに太刀打ちできない)

・家具の解体(レシプロソーに勝てない)

 

適している仕事

 

・火花が出ることが禁止されている現場全般(ディスクサンダーが禁止だから)

・仕上げが終わっていて、ちょっとだけ手直しが必要な現場

・壁に後付けでコンセントBOXの穴を開けなきゃいけないような現場、個人で自分の家に対して工事する時も使えますね(最強だろう)

・フローリング材張っていて、ちょっとだけ邪魔な柱を切らなきゃいけない場合

・パネル板に四角い穴を開けるとき、ドリルで下穴を開けてジグソーを入れるのがめんどくさい場合

・タイル張り、ガラス張りの時の古いコーキング材の撤去(すごく便利)

・タイル一部張替え時の狭いスペースの接着剤除去(サンダーが大きすぎて入らないところには便利)

・改装工事をしていて、古い空調管などの撤去に床の面一で金属管を切らなきゃいけない場面(数が少なければ)

・カーペットの切断・廃棄(レシプロソーだと疲れる)

・発砲スチロールの切断

 

などです

 

火花が出ないので安心、安全ですね、後は、ちょっと、こうするとか、一部だけ直すとか、ここだけやり残したから、大々的に工具を広げるのもめんどくさいなあ・・・と言ったときに最強に活躍する工具です

 

 

 

 というわけで、

さて、買ってみましたが、何に使おうか・・・

そこからです

 


 

【後日談・・・(#^.^#) 】

 

アクリルと塩ビの複合の部材を切るのに使ってみました

 

本来は万能はさみを使うのが普通ですが、これを20カットすると手が痛くて難儀です

 

このプラの部材は素材が均一でないので丸鋸で切ると粉々に・・・(*_*;

専用のカット用のガイドを作って切っていましたがめんどくさいことこの上ないのでどうしようかと思っていました

 

ちなみにジグソーにプラスティックブレードをつけても万力で固定しないと割れてしまいます

 

なので、今回はマルチツールを使ってみました、

 

ブレードは、マキタの TMA006を使っています

 

 

結論から言うと、とてもきれいに切れます

 

いい感じです・・・

 

用途的には柔らかいもののカットには抜群の性能を発揮しそうです

 


 

 

Pタイルのカットに使ってみました

 

今まで張ってあった場所のPタイルが剥がれて、補修に使ったときの作業工程です

 

築40年のPタイルで、タイル自体はボロボロです、Pタイルの張り替えでめんどくさいのが

なんといっても、古いボンドの除去です

 

タイルが剥がれるときにタイル側に取れればいいのですが、コンクリート目地側に残ると

取らなければ凸凹に仕上がってしまいます

 

普通だとこれをタガネで取りますが、なかなか取れない・・・心が折れるところです

ディスクグラインダーでも取れるのですが、ホコリがすごい・・・

 

消火設備が発報するかくらいに粉が飛び・・・掃除が・・・心が重くなります

 

バーナーであぶっても良いのですが、なかなか火気がOKなところもない・・・

 

 

ディスクグラインダーで1枚分だけ除去するのが至難の業なんですよ・・・

他も弱くなっているんで、やり過ぎると隣のPタイルも破壊していき、どんどん仕事が増えます

で、この古い接着剤除去にマルチツール登場です(^_^)

今回はマキタの

TMA008BIMを使ってみました、

ものすごく早く、接着剤が除去でき、際ギリギリまで他のPタイルを痛めず除去できました

こういうちょっとの補修には最適なツールですよね

 

ちなみに、Pタイルの規格が若干違って、タイル自体をカットするときは、前述の替え刃、TMA006が便利です。簡単にカットできます

 

(おい!ステーブ・・・刃の取り付け向きが逆じゃないかい??)

 


 

 

いろいろと使ってみて、マキタの

充電式レシプロソーの導入はやめました、完全に仕事の内容がかぶるからです

我が家にはもっと大きな物の破壊用には、

JR3050Tが控えてますし、問題ありません

 

JR184DZを買うなら、マルチツールの充電式を買った方が役立ちそうです・・・(^_^)

 


 

 

そして2018年8月・・・前言撤回で、買っちゃいました・・・(^^;)

 

まあ、道具は適材適所ですね・・・(^^;)

 

更新: 2017/09/27
使用感

馬鹿にしていたけど、思ったより良い

はっきり言って、何でもできちゃう系統の工具は馬鹿にしていました

たいていは出来なくはないと言った物が多いからです

 

ある仕事に特化した工具は使い勝手が良いですが、ちょっとした仕事内容なら何でもできる系統でもいいような気がしました

 

電動ドリル、丸鋸を持っていれば、その次あたりに買ってもいい工具だと思います

  • 購入金額

    15,000円

  • 購入日

    2017年07月13日

  • 購入場所

    ヤフオク

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