レビューメディア「ジグソー」

携帯性重視の Manfrotto三脚

今まで旅行に三脚を持って行きたくとも重くて嵩張るので車を使う時以外は持参していませんでした。

それでも家族で行く旅行には車で行く事が多くあまり問題は無かったのですが、近年友人知人との旅行(出張)が入るようになり三脚が欲しい場面が多々ありました。

 

そこで、旅行鞄に入れられ一眼レフを載せられる三脚を探す事にしました。

 

私は同じクイックシュープレートを使える様に Manfrotto製の三脚で揃えているので、今回も Manfrotto製のモノで探すと befreeというシリーズが該当しました。

 

Befreeシリーズには素材違いの他、小さく折り畳んだ時の長さの違いや耐荷重の違うモノ等でいくつかありましたが、今回は折り畳んだ時の長さ(格納高が一番短くなる「befree one」を購入しました。

詳細は後ほど見ていただきますが、三脚の足を 180度回転してセンターポールを縮めた長さ = 格納高になるタイプです。

更新: 2017/05/03
仕様と特徴

とにかく折り畳んだ時に短く丈夫なモノが欲しかった

格納高を短くするには多段にしてしまえば伸ばした時の高さが同じままで実現できますが、縮める毎に脚の中に格納されていくわけですから、脚を伸ばした時には先細りになり不安定になってしまいます。

一眼レフを載せる三脚としては 4段くらいまでが現実的でしょう。

特に多段になると耐荷重が低くなり軽いモノしか載せられなくなってしまうので、注意が必要です。

 

フタに仕様が少し載っていますが

主な仕様を示します。

 

素 材 アルミ
全伸高(センターポール格納時) 113 cm
全伸高 130 cm
最低高 49 cm
格納高 32 cm
最大耐荷重 2.5 kg
脚段数 4段
重 量 1350 g
開脚角度 25°,51°

 

今回購入を迷った”one”が付いていない「befree」は同じ 4段なのですが、耐荷重は本品が 2.5Kgに対し 4Kgまでとなっています。

自重も 50gしか変わらないのですが、格納高が 8cm長くなってしまいます。

その分全伸高が 144cmと 14cm高くなるのですが、カバンに仕舞うのに 8cmの差は大きいです。

 

耐荷重も 2.5Kgあれば、CANON 70Dと使用するレンズから考えれば問題ありません。それこそ、車で行かない旅行ならばカメラ自体ミラーレスにしてしまう事が多いのでとにかく格納高が短く丈夫なモノが欲しかったのです。

更新: 2017/05/03

【外 観】

本品には Manfrottoデザインの携行袋が添付されています。

本体の他にシュープレート(200LT-PL)、専用ドライバ、説明書(9ヶ国語対応)が入っています。

この様にきっちり折り畳まれた状態になっていないと携行袋に入らないので、雲台は交換しない方が良いでしょう。

というか「befree」は雲台交換が出来るのですが「befree oneは雲台交換は出来ない様になっています。

 

そして今までと型番が違い気になっていたシュープレートですが、

材質が金属から樹脂(テクノポリマー製)に変わりサイズは同じで、今までのシュープレートも問題なく使えます。

今までと違いネジの頭にロゴが入っていたりラバー製のグリップにマンフロットロゴが施され、軽くなっただけでなくオシャレになりました(^^

 

金属製のプレートは実測 40gで、今回のプレートは実測 30gでしたので、

三脚に装着して計測した数値はほぼカタログ値通りです。

 

他にも軽量化やコンパクト化の為にいろいろ施されており

雲台のネジは折り畳める蝶ネジタイプになっています。

ただこれだと力が入りにくいので、もう少し大きいネジにして欲しかった。折り畳み時に向きを少しだけ気を付ければ良いだけなんですけどね。

脚の角度を変える部分はこんな感じです。

各所に使われているネジは星形で、専用のドライバが付属しています。

留めているのが緩くなった時に締め付けに使うのでそれほど使う事はないのですが、今まで使ってきた三脚のネジは六角穴だったのになぜわざわざ星形(トルクス)ネジに変えてしまったんだろう?

 

今回のシュープレートの取付方法はちょっと面倒でした。

ロックレバーを下に押しながら外すのはカメラを載せていた時に不意に外れてしまうのを防ぐためにも仕方ありませんが、取付時にもロックレバーを押しながらでないと装着出来ません。

これによりプレートの付いたカメラを押さえつつロックレバーを押し込みながら、手前のプレート押えを操作しなくてはなりません。

 

シュープレートの固定方法は私の持っている雲台毎にも結構違うのですが、取付時にロックレバーを押さえながら操作するのは勘弁してほしい。

個人的には ↓ のロック方法が一番良かったのだけど、

 

軽量化のためには仕方ないのかなぁ。

 

最後に伸長時を見ていただきます。

こちらが脚を一番開いた状態でセンターポールが収納されている、最低高の状態になります。

「befree」等他の三脚だとセンターポールが更に沈み最低高がもっと低くなるのですが、「befree one」はその機構を付けない事でより格納高を短くしたのだと思われます。

本品でそこまで低い位置で撮る予定は無いので最低高については問題ないのですが、ある程度の高さに伸ばした(上げた)時に普段は安定性の為に極力センターポールは伸ばさずにいるのに、「befree one」だと常にセンターポールが伸びた様な状態になってしまいます。

特に一番伸ばした時には風の強い日には注意が必要そうです。

そしてこちらが脚を一段狭めた状態でセンターポールを延ばした、全伸高の状態になります。

 

とにかく嵩張らず持ち歩ける一眼レフの載せられる三脚としては、私の持っている三脚の中では一番です。

ただし、細かい操作や全伸高を考えると普段使いとして使う事は無いでしょう。

 

三脚はケースバイケースで使い分けたいですね。

  • 購入金額

    11,800円

  • 購入日

    2017年02月22日

  • 購入場所

    Manfrotto Outlet Store

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