２口コンロと言っても、ご家庭用のそれのように魚焼きグリルは必要ありません。

シンプルに２つのバーナーがあれば　それで事足ります。

Amazonで調べてみると　相場は1.5〜２万円。　思っていたより高いな〜。

改めて調べると、うちにある古いコンロには備わらない「立ち消え安全装置」が備わっています。

なるほどね～　でもオーブントースター等に（おそらく強制的に）サーモスタットが装備されるようになってから、続けてトーストが焼けない・ピザが焼けない　等のクレームを思い出します。

厨房内で使うハイカロリーバーナーコンロには　そのような安全装置は備わりません。

もしも機械が勝手に火力を調整するようだと　美味しい料理は作れませんやね。

どうしようかな～　と思っていると、1口コンロなら四千円以下で並んでいました。

立ち消え安全装置は？　付いているようです。

話が前後しますが、調理用ではなく　ポット用、雪平鍋用なので　これは問題なし。

リンナイ製品です。

パロマ製の１口コンロが遊んでいるので、とりあえず　このリンナイを一台買ってみます。

気に入ったらもう１台買い増して並べれば２口コンロと同じです。

ご家庭用なら、ガスコックの数と相談する必要が出てきますが、業務店なので　それは大丈夫

２万円の予算なら、４口コンロが出来上がりますね。　要らんけど〜。

古いパロマ製と比較しますが

コンパクトです

ステンレストップは鏡面仕上げで美しい（磁石は反応します・プレス成形の質感はそれなり）

つまみは小さめですが、実用上なんら問題ありません

着火性自体は良いのですが、立ち消え安全装置が装備されているので、パチンと音がしてから１秒ほどはその姿勢を維持しないと消えてしまいます。

但しその状態でガスの供給は止まりますので、ガス漏れ・ガス代金の増大の心配はありません。

バーナートップは黒色セラミックコーティング仕様で、奥・前　位置が浮き彫りになっております。

この位置マークをきちんと合わせることでバーナーとトップの隙間が管理され、不完全燃焼を防ぎます。

ステンレストップはネジ止めされており、ひどい吹きこぼしを起こした時は面倒なことになります。

分解改造は固く禁じられていますが、中身を見てみましょ。

四半世紀以上前のパロマ製の内部はこのような感じ。

立ち消え安全装置のあるなしがはっきりとわかります。

燃料噴射直噴エンジンとキャブレター式エンジンの違いを見るようですな。

バーナーの形状が全く異なるので、炎の様子も、このように差が出ます。

普通にお湯を沸かしたり、インスタントラーメンを作ったりする用途なら、立ち消え安全装置由来の

微調整が出来ないかもれない、強火連続使用が出来ないかもれない、着火させるためにタメが必要など予想されるデメリットより、不意にガスが消えると同時にガス自体の供給が遮断される安全装置がもたらす長所の方が歓迎されると思われます。

弱火だと　このようにグループに別れて火がでます。

外周グルリと火が出る仕組みより、風による立ち消えは少ないのでは無いかと思われます。

もう一台同じものを買うか、パロマ・リンナイ連合艦隊で使用し、リンナイの欠番場所にIHコンパクトヒーターを導入するか　迷っております。

ビルトインコンロ・IHクッキングヒーター等の代わりになる製品ではありませんが、一人暮らしの方が新規に買われたり買い替えなさる場合には、この安価でありながら一定の品質が保証されている

パロマの１口ガスコンロは　良い相棒になると思います。

ウチはこき使うよ〜　四半世紀は使うよ〜。　がんばってね〜。