新日本無線から発売されている2回路入りFET入力オペアンプです。定番のTL072と同じ型番ですが、これは単純なセカンドソースではなく、その改良版です。純粋なセカンドソースはNJM072Bですが、こちらは既に入手できないと思われます。
TL072より改良されている
NJM072はTL072と比べAC特性が改良されています。TL072よりドンシャリに寄っているようで、低域が聞こえやすくなっています。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
位相余裕が少ない
電源電圧は±4~±18Vです。電池駆動には電圧的に難があります。
位相余裕が40°と少なめなためユニティゲインでは発振する場合があります。代替品として、NJM2082が推奨されています。
DIPの2回路品なので、ユニバーサル基板でも使いやすいです。
100円にしては良い方
100円程度にしては音質が健闘しています。ただ、安定性にやや難があるようなのでその分減点することになります。
発熱は並か
24V駆動のcMoy回路では、外気温25.7℃に対し、パッケージ表面温度が29.1℃まで上昇します。
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購入金額
108円
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購入日
2015年頃
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購入場所
共立電子
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