レビューメディア「ジグソー」

MODは使えないけど、面白い。

元々はアメリカで開発されたPC用シングルプレイゲームのTheElederScrollsシリーズをオンラインゲームにしたものです。

ジャンルは3DアクションRPGになるでしょうか。操作視点はFPSとTPSに切り替えられます。

原産国が欧米なので「洋ゲー」、MODが盛んに開発されていることから「MODゲー」というジャンルにもなりますが、その中ではかなり有名なタイトルです。

 

シリーズものということで、舞台となる世界は一応共通しています。

年代的にはTES4Oblivionよりも更に何百年か昔だそうです。その割に生活環境(中世ヨーロッパ風)は殆ど変わっていません。この頃からすると遥か未来になるSkyrimでもそんな感じだったので、文明は全くと言っていいほど進歩していません。この世界の人たちは千年近く何をやっていたのでしょう。

 

変わっていないのは文明レベルだけではありません。地名や組織なんかもTESシリーズをやった人には聞き覚えのある名前が沢山出てきます。暗殺者ギルトのDark Brotherhood(闇の一党)も既に存在しています。

ただ、オンラインゲームですので、当然ながら沢山のプレーヤーが同時に冒険しているわけで…本来メンバー以外は誰も場所を知らないと言われている暗殺者ギルドの本拠地が、一大観光名所みたいになっています。他のギルドと違って拠点が一つしかないため、ギルドクエストを進めている人が大陸全土から集まってきますから、混み合うのも当然です。あれで誰も知らないなんて無理がありますよね…。ちなみに、暗殺者ギルドに入るには有料のDLCを購入するか、月額会員になる必要があります。

 

キャラクターの方はOblivionではなくSkyrimに近いです。Oblivionのゆるい感じの顔が好きだったんですが、Skyrimのガチムチが採用されました。獣人系種族の表情がよくわかりません。

キャラクターメイキングの自由度は割と高いですが、基本がアメコミですから、リアル美人orイケメンにすることは出来ても、魔法少女は無理です。どんなに年齢設定を下げてもょぅι゛ょにはなりません。外見に萌え要素は一切ありませんので、日本のオンラインゲームに慣れている方は気を付けてください。

 

ゲームとしては面白いのですが、海外が主体なゲームだけあって、完全日本語版が出たにも関わらずゲーム内で日本語の会話は全く見かけません。たまに日本人っぽい名前も見かけるので、沢山居るのだとは思いますが…。幸いにも英語で話しかけられたこともありません。

 

 

追記

プレイ開始から半年ほど経過しました。クエストをどんどん進めているのですが、まだ全てやりきってはいません。残り2割くらいでしょうか。クエストの進捗はキャラクター別ですので、新規で作ればまた最初からです。

レベルの方はチャンピオン400を突破しました。他のMMOでよくあるレベル上げや、アイテム探しの類は殆どやっていません。やろうと思えばやれる要素はありますが、無理にやらなくても困りません。装備関係も、一部を除けばギルドストアで見つけることが出来ますし、値段も総じて安めなので、装備を買うために金策を何週間とかいうことはありません。

 

日本人ギルドにも入ることが出来ました。入ってみると思ったより日本人も多いようで、今のギルドでメンバーが300人、時間帯によって100人以上が活動しています。もっと大きいギルドでは500人以上所属しているらしいです。説明が不親切なゲームですし、どこか大きめのギルドに入っておくと何かと助けになってくれると思います。ラ・ウルハあたりで一度叫べば、たぶん誰かが反応してくれると思います。

 

少し前に有料の大型パッチが公開されました。3700円(別途本体が必要)と少々高いですが、その代わりに本体価格が1980円に値下げされました。新規で始める場合は、両方買っても以前のパッケージ版より安いです。

大型パッチでは、新しいマップの追加と職業が一つ増えました。PVP関係でも何か増えたみたいです。

 

 

更新: 2017/06/26
満足度

独自のシステムが良い

『横殴りという概念のない世界』

英語でも日本語でも会話は一切ないですが、そこはオンラインゲームだけあって、プレーヤーキャラクターは人間が操作しています。このゲームは基本的に直接他のプレーヤーの妨害をすることは出来ませんので、ダンジョン等でもキャラクター同士で殺伐としたやり取りはありません。それにはESO独自のシステムが関係しています。

 

多くのオンラインゲームでは、モンスターを倒すことによって得られる経験値やアイテムは平等には配分されません。経験値ならダメージ量で配分されたりレベルで平均化されたり、アイテムなら戦った人の中からランダムで選ばれたり…そういう理由で、他人の戦闘には介入しないというのがマナーになっています。

 

しかし、ESOの場合は何人で戦おうが全員がそれぞれソロで戦ったのと同じ扱いになります。そのため、他人の獲物に遠慮なく手を出すことが出来るわけです。危なそうな人がいれば遠慮なく援護射撃をして構いませんし、自分が危ないときも手伝ってくれる人が多いです。お互い遠慮がいらないので、会話しなくても通りすがりで助けて、そのまま無言で立ち去る…そういう無言のふれあい?も悪くないです。何年か前に風ノ旅ビトというゲームがありましたが、あれと似たような感じです。その気になれば会話もできますし、殺伐さでは全然違いますが。死体がその辺に転がってるのも日常茶飯事ですからね。

 

『再分配やり放題』

ステータス関係の再分配が、ゲーム内通貨のみでやり放題というのもうれしいです。大抵の課金制のオンラインゲームでは稼ぎどころの一つであり、かなり高額で販売されている場合も多いです。ゲーム内の通貨のみでやり放題というのは少数派でしょう。金額的にも安いので、再分配のために必死で金策…ということは全くありません。ただ、そのあたりの説明はゲーム内ではありませんので、自分で調べない限りは存在に気づかない可能性が高いです。

 

『チャンピオンシステム』

このゲームにはレベルというものが複数存在します。キャラクターのレベルは50が上限ですが、それ以降もスキルの熟練度等がレベルアップはしていきます。更に、チャンピオンレベルというのがあります。レベル50でレベルアップするとレベル50チャンピオン1になり、それ以降はチャンピオンレベルが上がります。上限は今のところ630(2017年7月現在)です。このチャンピオンレベルについては、アカウント全体で引き継がれます。そのため、サブキャラもレベル50まで上げればメインキャラと同じレベルになるということです。オンラインゲームの育成は大変ですから、これはとても便利なシステムです。

 

他にも、クエストが豊富、クラフト要素あり、家を持てる、ガチャによる課金地獄に堕ちにくい等、プレーヤーにとっては生きやすい世界です。ただし、ソフト買い切りの上に実質2千円程度の月額制ではあります。名ばかりの無料ゲームよりは、決まった金額で遊びつくせる方が良心的だと思います。

これでもう少しキャラクターの見た目がどうにか出来れば…

  • 購入金額

    4,605円

  • 購入日

    2016年12月26日

  • 購入場所

    Amazon

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