レビューメディア「ジグソー」

ほぼ無名のCDプレイヤー 名機か?それとも、迷機?

久しぶりに、しかしまた性懲りもなく落札しました。

私もこのメーカーのことは全く知りません。

 

ADC(Audio Dynamica Corporation)という会社はアメリカのカートリッジブランドらしいです。

(アナログ派の方々はご存じのブランドなのかも)

 

調べてみたところ、1980年代(1986年?)の製品で定価は不明

ヤフオクでの相場は2~3000円程度で、出品自体もレア、出品されていても(私を含め)よほどの物好きでない限り入札はしないでしょう。

 

 

ピックアップや駆動部には意外にコストがかかっていて、あなどれない音質だとか。

届いたら早速開腹ですが、ネットにあがっている写真を見る限り、中身はスカスカ。

基板もショボそうです。

 


 

ネットでの情報をたどってゆくと、

 

ADCが設計、BSRジャパンが製造(京セラがOEM)ということのようです。

このBSRジャパンという会社、こちらのようです。

 

http://www.laserturntable.co.jp/index.html

 

レーザーターンテーブルシステムの会社でした。

アナログとの関係性、レーザーというCDと同類の製品、などなんとなく関連性があるような、

無いような・・・(沿革をみると当時とは経営者も事業も変わっているようです。)

 

京セラ DA-310CX(輸出仕様?)と基板そっくりですね。これのOEMかな

http://forums.stevehoffman.tv/threads/kyocera-da-310cx-cdp.416293/

 


 

 

ONKYO C-700は期待値が大きかったわりにちょっと残念でしたが、これはどうかなw

SONY、KENWOOD、Aurex、ONKYOと来ましたが、今のところはAurex(KENWOD)がベストチョイスかなぁ。(思い入れもあるし)

 

ほぼ同世代のSONY製DACを使っているのに、各々のメーカーの思い入れによる音色の違いは面白いですね。

 

EJECT不良の現状渡し、果たして直るのか?

 


 

 

覚書

 

・DAC PCM54HP

・Laser Pick-up KSS-123A

・Mechanics Sanyo SF-86

 


 

 

PCM54HP採用モデル(1985年前後)ーわかったものだけ

 

・DENON DCD-500(Single)

・DENON DCD-700(Single)

・DENON DCD-1300(Single)

・DENON DCD-1500(Dual)

・Lo-D DAD-005(Single)

・Lo-D DAD-5500(Single)

・Technics SL-P500(Single)など多数

・Technics SL-P1500(Dual)

・YAMAHA CD-2000(Single)

・NEC CD-500(Single)

・NEC CD-610(Single)

・NEC CD-410(Single)

・NEC CD-430(Single)

・Nakamichi (ほとんどのモデル)

・SONY CDP-25などES系では実績なし

 

この頃の普及機に多く使われていたようですね。

中~高級機は2パラで使用されていました。(YAMAHA CD-2000は高級機なのにシングル)

 


2016.08.05

 

到着。

さっそく、開腹w

わかってはいたものの、中身はスカスカ。

 

 

トレーの開閉は最初、グズっていたものの何回か操作するうちに復活。

しかし、ベルトはちょっと緩い感じなので交換が必要かと。

 

例によって軽くレンズクリーニング。

CDは無事認識。するも、読み取りはちょっと弱い感じです。

レーザーピックアップの問題なのか、サーボの問題なのかは不明。

 

で、出音。

初見ではちょっと寝ぼけた感じです。普通の音って感じですね。

もう少し通電しておかないと目覚めないのかも。

 

けれど、C-700のほうがマシです。L-03DPとも比較試聴していますが、かなわない感じ。

さて、どうしましょ?

 

と、面構えですが、フロントパネルはいたってシンプルです。

 

 

 

グリーンの表示パネルはちょっとおしゃれかも。

余計な情報は一切なく、必要最低限なのが好感触です。

 

 


2016.08.08

 

エージングを重ねているうちに、初期の印象から随分変わってきました。

ヴォーカル曲はとてもいい感じです。

 

艶っぽく、空間表現も悪くないです。しっとりした雰囲気が伝わってきます。

あのスカスカのメカを思うと、ちょっと意外です。

 

先達のレポートはまんざらでもないですね。

こんなにシンプルなモデルなのに。

 

本日、弐号機が発送されたと連絡がw

 


2016.08.10

 

弐号機到着。

 

かなりの美品です。一応、通電前に開腹しレンズクリーニング。そして通電。

 

 

初号機と比べてCDの読み込み不良もなく、軽快です。

30年経過して、まったく動作には問題ありません。

これで、初号機はオク放出決定。

 

驚くべきことに、オリジナルのユーザマニュアルが付属していました。

リモコンも付属していれば完璧でしたが、ま、10キーもないリモコンですから実用性は「?」です。

 

 

保証書もオリジナルのままです。(驚)

昭和62年の刻印が。1987年ですから、発売後、1年後の個体ですね。

 

 

 

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2016年08月02日

  • 購入場所

    ヤフオク

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • タコシーさん

    2016/08/02

    BSRは昔(こればかり)、レコードのフルオートターンテーブル作っていましたよ
    それも機械式で、レコードを数枚自動演奏できました 作りもがっちりしてましたね
    BSRやDUALなど日本のステレオの組み込み式のプレーヤーに使われていました
    BSRは英国だったような..http://audio-heritage.jp/BSR/player/710x.html

    BSRの更に古いプレーヤーは殆どメカニカルで動いていて動作は乱暴でしたが
    面白いメカでした DUALもそうでしたが。
  • mr_osaminさん

    2016/08/02

    BSRの歴史、そうだったんですね。
    しっかし、その会社がCDプレイヤーとは・・・これも時代の流れだったんでしょうかね。

    それにしても、ほぼ国内でも無名のまま終わってしまったように思います。
    定価がいくらだったのか、まったくわかりません。
    誰がどうやって知って、どこに魅力を感じて買ったのやら。

    という不思議な製品ですね。
    天然記念物レベルかも。絶滅種ですし。
  • jive9821さん

    2016/08/02

    私が子供の頃に、ダイエー系列のディスカウントストアなどでADCブランドのCDプレイヤーをよく安売りしていた記憶があります。京セラOEMだとは思いませんでしたが…。

    当時の単品オーディオ用CDプレイヤーとしてはダントツの最安値でしたので、今思えば買っておけば良かったですね。
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