レビューメディア「ジグソー」

最後の国産古典ブルーブラック

ペンメーカーの純正インクとして販売されているものの一つです。これは60mlの瓶入りですが、カートリッジでの販売もあります(但しカートリッジ版は同社または中屋の万年筆でしか使えません)。

更新: 2016/06/26
耐水性

没食子インクである

他の多くのペンメーカーと同様水性染料のインクですが、このインクは鉄分を含む没食子インクです。没食子インクは万年筆が常用されていた頃(すなわ ちボールペンがまだ普及していなかった頃)は各社から出ていたそうですが、今や国内ではプラチナ万年筆1社だけ、外国を含めても数社だけとなりました。没食子インクは鉄分(第一鉄イオンが空気中で酸化することで生じる硫酸第二鉄または塩化第二鉄)の沈殿が黒く耐水性を示します。

更新: 2016/06/26
コストパフォーマンス

ミリリットル単価では安価

ミリリットル単価は20円です。これは万年筆インクの中で安価な部類に属します。しかもこれは没食子インクですので、一般的な染料インクより実用に向きます。

更新: 2016/06/26
入手性

町の文具店にも大抵ある

これは国産メーカーの定番品ですので、わざわざ専門店まで足を運ばなくても、町の文具店でも取り扱いがあることが多いです。

更新: 2016/06/26
使い勝手

古典色は薄い

ブルーブラックインクで書く筆跡は目に優しく、派手でないので実用に向いています。

現状入手可能な没食子インクの中では最も青みが強いです。但し煮詰まっていたりフローが良かったりすると濃紺に見えます。乾くと鉄分の化学反応(これで発生する沈殿が耐水性を示します)の影響で若干彩度が落ちます。

更新: 2016/06/27
取扱難易度

古典インクの中では扱いやすい方

現在入手可能な万年筆用没食子インクの中では古典色が薄い部類に属します。逆に、その分扱いはしやすいです。

金ペンは当然として、鉄ペンでも最近のはステンレス製で腐食しにくいので問題はないでしょう。実際にプレピーに付属するインクのうちブルーブラックがこれ(がカートリッジに入ったもの)です。

  • 購入金額

    1,296円

  • 購入日

    2014年頃

  • 購入場所

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