これ、「10年前程度」では無いと思います。
会社の近くにあったので、お昼は良く行きました。

四角いカウンターとボックスがある店で、カウンターには10人、ボックスには20人は座れる大き目な店でした。

美人姉妹が店を切り盛りしていて、時々、二人の母親らしき粋な母さんも手伝う。

きっと、以前は母親がやっていた店なのだろうが、昔の事は誰も知らない…。

普段はたいてい姉妹二人でやっているのに、昼時ともなると30人分の席が埋まる。

この店は、「早い」、「安い」、「美味い」の三拍子が揃っていて、若いサラリーマンや学生には絶大な人気があった。

昼時間以外はガラガラなので、備え付けの漫画本は読み放題だし、長居もOK。

会社帰りの「待ち合わせ」にも良く利用されていました。

とても忙しい時や夏休みには、姉妹のいずれかの息子や旦那までが協力する、とても仲良しな家族の協力でなりたっていたが、いつしか誰かが抜け、店が成り立たなくなってしまった…。

味については、とにかく「早いのが取り柄」の所があり、シンプルな味付けであった。

「納豆スパゲッティー」はかなりの人気だったと記憶している。
ミートソースやナポリタンは、とにかく、使う調味料も少ないので「シンプルその物」だった…。

とても印象的なのは、各メニューには「普通盛」、「中盛」、「大盛」があって、「大盛」は4人前ぐらいの量があり、この店の「中盛」が普通の店の「大盛」の量だった…。

大盛でも、値段は普通盛の倍くらいで…。

考えただけでも「ゲップ」が出ます。

マッチのデザインは、「母親のセンス」に依るものと思っている。