本モデルには、ブラック、ネイビー、ホワイトの3色があるが、ベゼルの回転計算尺との対比も有り、ホワイトが一番見易いように思える。

ホワイトモデル

右下の竜頭は、回転計算尺用だ。

上部にパワーリザーブ、下部にデイト表示、右にはデュアルタイム用表示があり、回転計算尺と合わせ、メカメカしい感じなのだが、ホワイトの文字盤は、意外とすっきり見せてくれるので、スーツ姿でも、カジュアルな服装でも、どちらにも合いそうだ。

サイズ的には、今まで使用していたOCEANUSとEdificeの中間的な大きさ。

左：OCEANUS　中：本品　右：Edifice

多針時計好きなので、デザイン的には好みのものだ。

重さは、チタンのOCEANUSよりも重いが、Edificeよりは軽く、程良い重量感。

風防はサファイアクリスタルで、透明度も高く、普通に使っていても傷付くことはないだろう。

裏蓋はミネラルガラスだが、スケルトン仕様だ。

裏スケルトン

ブレスもステンの無垢っぽく、バックルの作りはEdificeよりもしっかりしている。

微妙なカーブを描く凝った作りのバックル

微妙な形状にカーブさせていて、OCEANUSよりも凝った作りだ。

機械式時計で気になるのは時間的な精度。

特に、OCEANUS購入後はソーラー＆電波の、止まらない、狂わない時計を長年使ってきたこともあり、外しておけば止まってしまうし、日差数十秒レベルの誤差は当たり前の機械式時計は久し振り。

で、約4日間使ってみたのだが、今のところ、1日約10秒進む感じで、思いの外正確に動いている。

オリエント時計は、今ではセイコーエプソンの子会社だが、1950年創業の老舗時計メーカーだ。

この20年くらいは、機械式時計を復活させ力を入れている。以前より気になる存在ではあったが、手に入れ使ってみて、改めて日本製ならではの作りの良さと、精度を感じられる。

これぞJapanese 匠の技か・・・

オメガ・スピードマスター・オートマチック以来、20数年ぶりに購入した機械式時計だが、価格、機能、クオリティ、精度、どれをとっても満足できるものだった。