倉木麻衣。今も継続的に楽曲を発表するシンガー。デビューが「アメリカで先にデビューした謎の美少女シンガー」
という売られ方をしたためか、英詞の曲も多く、日本語の詞の曲も比較的ビートに乗せて歌うために、あまり文節や抑揚を意識しすぎないメロディーがつけられていた。
ただその後J-POP風味が増し、日本語の詞がほとんどを占めるようになった活動歴10年以上経った後のこの35枚目のシングルはちょっと違った。
「1000万回のキス」は麻衣のデビュー曲、「Love, Day After Tomorrow」を提供してから関係が深い大野愛果の曲。ピアノ主体のバックのリズムインするまでの切々とした感じと、リズムインした後の速めでやや派手なビートが効いた感じの落差がちょっと？？あと♪1000万回のキス♪というところが、「イﾂセﾝ．まﾝ・か↑ーい/の/きーす」という切り方、抑揚なのがしっくりこない。もともと彼女は宇多田ヒカルたちと同世代で日本語を記号的に歌うけれど（そしてそれを否定はしないのだけれど）、なんかこの歌詞、この抑揚だと「一斉、満開のキス」にも聴こえるんだよなー。ソコがチョイ↓
「さよならは まだ言わないで」は、ファットなシンセの音色とキラキラしたSE、リバースサンプリングのシンバル音等を使ったちょっと懐かしい感じのハッピーな8ビート。♪Year,Year♪というコーラスがモジュレーションがかかっている感じなのが面白い。歌詞は♪ずっと話したいこと／今なら伝えられそう／癒やしてあげられずにごめんね...／〝まだ、好きだよ〟♪のようにチョイシリアスなのだが。
どちらも曲自体は悪くないンだけれど、ちょっと歌詞のフレーズと合わないかなー．．．詞は麻衣自身なのだけれど、この曲って詞先の曲なのか、曲先の曲なのか。前者だとするとムリヤリ充てた感満載？
CFタイアップでもあり？そこそこ売れたみたいなんだけれど、そのあたりどーなんだろ、と思うわけです。
付属の写真集は結構分厚い
【収録曲】
1. 1000万回のキス
2. さよならは まだ言わないで
3. 1000万回のキス -Instrumental-
4. さよならは まだ言わないで -Instrumental-
「1000万回のキス」-SPOT-
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購入金額
180円
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購入日
2012年03月18日
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購入場所
Yahoo!オークション
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