レビューメディア「ジグソー」

ゲーマーが求める「音」と「機能」を高い次元で融合させた新世代のゲーミングサウンドカード(;=゚ω゚)=333

ASUSTekのサウンドカード「STRIX RAID PRO」
同社の試用する機会が得られたので試してみました(;=゚ω゚)=333



■ゲーマー向けサウンドカードって?
皆さんはパソコンでゲームをするとき、どのような音源を使用されているだろうか?
恐らく、多くの方がマザーボードに搭載されたいわゆるオンボードサウンドのHD Audio Codecを使用されているだろう。ゲームに向くかどうかは別として、音にこだわる方はUSB-DACを搭載されている方もいると思う。

ASUS A68HM-Eの音源チップ周辺
ASUS A68HM-Eの音源チップ周辺


しかし、2000年頃までは、マザーボードに音源が搭載されておらず、音を鳴らすためにはサウンドカードを増設する必要があったのだ。当時はクリエイティブのSoundBlasterシリーズやYAMAHAのYMF、C-MediaのCMI8000シリーズ系等多数存在していたのだ。

当時のサウンドカードの販売ランキングを見ると、格安と最上級モデルがそれぞれ1、2位を獲得していた。つまり、音(あるいは機能)にこだわる層と、とりあえず鳴れば良いという層とがはきりと二極化していたのだ。

昔のゲーマー向けサウンドカードと言えば、4chスピーカーによるサラウンド再生や、EAXやA3Dなどによる残響あるいは3Dポジショナル、そして、DSP搭載によるサウンド再生中のCPU負荷低減などの要素があった。

ゲーム向けサウンドカードで有名だったSoundBlasterシリーズ
ゲーム向けサウンドカードで有名だったSoundBlasterシリーズ


今ではオンボードサウンドでも6ch以上は当たり前のように搭載され、CPUも飛躍的性能が上がったために、サウンド再生による負荷はほとんど気にならなくなった。

そんな中、今回レビューさせていただく、ASUSのゲーミングサウンドカードではどのように仕上がっているのか非常に楽しみである(;=゚ω゚)=333


■STRIX RAID PROの特徴
ちょうど、このレビューの前の2016年3月21日に大阪日本橋のPCワンズのASUSイベントに参加していた。そこで同社のペーター氏がSTRIX のサウンドカードについて紹介されていた。非常にわかりやすいプレゼンだったので一部を抜粋&味付けさせていただこうと思う(^^;



STRIXサウンドカードはASUSのHI-FIサウンドカード「Essence」シリーズのデザインを継承し、ゲームに最適化したゲーミングサウンドカードである(`・ω・´)キリッ!



STRIXサウンドカードには3つのラインナップある(`・ω・´)キリッ!
・STRIX SOAR(カード自体はRAID PROと同じ。外付けユニットが付属しない)
・STRIX RAID PRO(外付けユニット付属)
・STRIX RAID DLX(音質重視の最上位モデル)



EMI(電磁波シールド)、4層基板、電源とアナログ部、出デジタル部を分離した高音質設計(`・ω・´)キリッ!
※PCの中は電源のスイッチングノイズや電流の磁界ノイズなどノイズの宝庫である。これらをうまく対策しないと、いくら良い部品を使ってもノイジーな音となってしまうのだ。



STRIXサウンドカードの音質は、上位のDLXでは一般的なマザーボードのサウンドよりも最大64倍、PRO及びSOARでも最大32倍鮮明になっている(`・ω・´)キリッ!
※マザーボードのサウンドのS/N比が90dBの場合。DLXが124dB、PRO/SOARが116dBとS/N比だけを見れば、HI-FIオーディオも顔負けである。



優れた音質を出せる理由はこれだ(`・ω・´)キリッ!
上位のDLXではESS ES9016S、PRO/SOARではSABRE9006Aを採用。



DACのICチップの型名を言われても(゚Д゚)ハァ?という方が多いと思うが、単刀直入に言えば、この価格帯のオーディオ製品に搭載するには贅沢過ぎると言えるチップなのだ。一例を挙げるとYAMAHAの10-20万円後半クラスのAVアンプに搭載されているDACなのである。
http://www.phileweb.com/news/d-av/201508/20/37230.html

もちろん、オーディオ性能はDACだけではなく、コンデンサや電源、基板レイアウトに至るまで突き詰めることで最高性能が発揮できるのである。

高音質なヘッドホンアンプも搭載しているぜ(`・ω・´)キリッ!
上位のDLXではTI LME49600、PRO/SOARではTI TPA6120A2を採用。
このスライドではインピーダンスを600オームにブーストと謎の文章になっているが、交流抵抗の高いヘッドホンでも鳴らし切るだけのゲインを確保しているとのことである。ハイレゾオーディオブームでいわゆるポタアンを使用している人にも魅力に映るのではないだろうか?



他にボリュームコントロールとRAIDモード、SonicStudioについての説明があったのだが、そちらは実機で確認していきたいと思う。


■主な仕様
【インターフェイス】
 PCI-Express×1(PCIe用6pin電源が必要)
【オーディオパフォーマンス】
 S/N比(フロント出力):116dB
 S/N比(ヘッドホン出力):110dB
 S/N比(ライン入力):110dB
【サウンドチップ】
 C-Media USB2.0 6632AX High-Definition Sound Processor
【搭載D/Aコンバータ】
 ESS SABRE9006A Premier 8 Channel Audio DAC
【アナログ出力】
 3.5mmステレオミニ×5(ヘッドホン、フロント、サイド、センター/サブウーファー/リア)
【アナログ入力】
 3.5mmスレテオミニ×1(ライン入力/マイク入力兼用)
【デジタル出力】
 S/PDIF OUT(アナログ出力のサイドOUTと兼用)
【対応OS】
 Windows7 SP1/8/8.1/10 各32bit/64bit対応
【メーカー製品HP】
 https://www.asus.com/jp/Sound-Cards/STRIX-RAID-PRO/


■開封の儀
これがASUSのゲーミングサウンドカードのSTRIX RAID PROである(`・ω・´)キリッ!


英語だけど書いてることはイラストを見れば大体わかるという・・・


高級マザーボードのように開くと中身が見ることができる。


【内容物】
・STRIX RAID PROカード本体
・コントロールBOX
・接続ケーブル(カードとコントロールBOXの接続用)
・STRIXの目のシール
・謎のキャップ?(写真左上)
・ドライバDVD
・冊子類(3冊。但し、多言語でクイックスタートガイド以外は日本語なし)


【コントロールBOX】
STRIX RAIDの「RAID」はこのコントロールBOXの動作に由来するとのこと。
このBOXの機能としては、サウンドカード本体からマイク端子、ヘッドホン端子、ボリュームを手元に持ってくることができ、さらに設定変更用のRAIDボタンを使用できることである。HDMIコネクタのようなものはカード側との接続ケーブルを挿す場所だ。


【サウンドカード本体】
これがサウンドカード本体だ。
うん、カバーに覆われていて何だか薄型のグラフィックカードのようだ。PCI-Expressの6pin電源もあるしな!

 

 


中身が気になるのでカバーを取ってみた。
ネジを数か所外すだけで簡単にカバーを外すことができる。
見た瞬間、大量のオーディオ用コンデンサが実装されており、音質に期待がかかる。


オーディオプロセッサはC-MediaのCM6632AX。
周りに複数の水晶発振子が実装されており、複数のクロックを扱っていることがわかる。


NEC/TOKINのシグナルリレー。多分、電源ON時のホップアップノイズ防止用だと思われる。


交換可能なソケットに取り付けられたオペアンプはナショナルセミコンダクター(現TI)製の
LME49720。HI-FI用の超低歪が特徴のオペアンプである。プリアンプとして使用されているようだ。
データシートはここから見ることができる。(注:PDFの直リンクです)
http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/lme49720.pdf


ヘッドホンアンプはTI製TPA6120A2。チップ単体でS/N比128dBを誇る高音質なヘッドホンアンプ用ICである。
同じく興味のある方向けにデータシートのリンクを貼っておく。
http://www.tij.co.jp/product/jp/TPA6120A2



他の部分(恐らく8chサウンドのフロントやヘッドホン端子以外部分)には、RC4580やNE5532クラスの定番のオペアンプが使われていた。


■セットアップしてみよう
早速、STRIX RAID PROをセットアップしてみよう。
普通のPCI-Expressの拡張カードなので、グラフィックカードなどを増設したことがある方なら何も悩むことはないだろう。

マシンの構成
【CPU】AMD A8-7600
【CPUクーラー】AMD FX-8120のリテールクーラー
【メモリ】A-DATA DDR3-2400 4GB×2(2133MHz駆動)
【HDD】WD 250GB S-ATA
【マザーボード】ASUS A68HM-E(SocketFM2+、M-ATX)
【光学ドライブ】DVDマルチドライブ
【ケース】IN WIN(ドスパラのショップブランドPCの抜け柄)
【電源】玄人志向 KRPW-SS600W/85+(600W)
【OS】Windows7 HomePremium 64bit

組み込んでみた。
PCI-Express電源の挿し忘れに注意。


電源ON(`・ω・´)つポチッ!
サウンドカードのSTRIXのフクロウの目の部分が光るという遊び心が。
ただ、今回使用したASUSのA68HM-Eというマザーボードもパックパネル付近のオーディオ回路で光るというギミックがあるので、光るところが増えたという印象に(^^;


ドライバは付属のDVDからセットする。


普通のインストーラーが立ち上がる。


Σ(゚Д゚;)ファッ!


この時は、署名の関係でドライバはインストールできませんでしたと表示されますが、そのまま再起動すると何食わぬ顔で認識されていた。できるなら署名をしておいて欲しいと思う。


■STRIX SONIC STDIOを使ってみよう
ドライバをインストールすると、STRIX SONIC STDIOというアプリケーションが一緒にインストールされる。


STRIX SONIC STDIOは多彩な設定を1画面で設定できるために使い勝手は良好である。

・レベルメーター
 各スピーカーから再生されている音を音量に応じてバー表示する。

・出力デバイス/入力デバイス
 接続されているデバイスを表示する。

・音量(再生)/(録音)
 再生/録音時のボリュームを調節する。

・サンプリングレートとビット深度
 サンプリング周波数と解像度の設定する。

・オーディオエンハンスメント
 グラフィックイコライザー(周波数ごとの強弱を調整する)
 バスブースト(重低音増強)
 ボイスクリアリティ(ボーカルを目立たせる)
 コンプレッサ(ダイナミックレンジを圧縮して聴きやすくする)

・バーチャルサラウンド
 2chスピーカーやヘッドホン等でも、仮想の複数のスピーカーで臨場感ある音を再現する。

・リハーブ
 映画館やスタジアムなどの残響を再現する。

・マイクのノイズリダクション、ボイス強調機能
 マイク使用時のノイズを減らしたり、声をハッキリさせたりする


各設定項目のプルダウンメニューを見てみよう。



周波数やビット深度をみる限り、ハイレゾ音源を再生させてもだろう。
イコライザーやリハーブ機能でエフェクトをかけるのも楽しい。但し、エフェクトを強くかけすぎてしまうと音が割れるので注意が必要だ。気に入った設定はプロファイルとして記録し、次回から一発で設定を呼び出すことができる。


■STRIX RAID MODEを使ってみよう

本機の特徴として、コントロールBOXが付属する。

このコントロールBOXは、ヘッドホンやマイク端子を手元に持ってくる他、ボリュームを調整することができる。しかも、LEDが円形に並んでおり、暗闇でも音量が一目でわかるというギミックがある。


また、RAID MODEというボタンが備えられており、STRIX SONIC STUDIOのSTRIX RAID MODEの項目から、一つの機能を割り当てることができるのだ。


例えば、バスブーストを選択し、コントロールBOXのRAID MODEボタンを押すと、ジョグダイヤルで重低音の量が調整できる。サラウンドを選択すると、バーチャルサラウンドのモードを切り替えられるといった具合だ。

 

さすがに手元でサラウンドモードを切り替えることは少ないと思うが、録音時の音量は生放送をする人には便利かも知れない。


■音を聴いてみよう
この項目は私の耳で聴いた感想であり、100%主観になることをご了承いただきたい。

STRIX RAID PROはヘッドホン専用の端子が用意されているのがポイントで、アクティブスピーカーと同時に接続できるメリットがある。また、このヘッドホン端子はインピーダンスが600オーム(つまり、パワーが無いと音量の取れないヘッドホン)でも鳴らし切ることができる。

とりあえず、手持ちの適当なヘッドホンで聴いてみた。
(記載のない限り、エフェクト類はすべてOFFとしている)

・高域重視のHI-FIヘッドホン Audio-technica製 ATH-A9X


・HI-FI入門用ヘッドホン Audio-technica製 ATH-A500X


・お手軽AV用ヘッドホン エレコム製 EHP-OA300BK



私はモニター用として普段はATH-A9Xを使っている。このヘッドホンは高域が強く出る傾向があり、PC関係に接続するとノイズを拾い易いという特徴があるが、STRIX RAID PROのヘッドホン端子を使用する分には全くノイズを感じさせない。非常にクリアである。これはSoundBlasterAudigy2やA68HM-Eのオンボードサウンドよりも明らかに優れていると感じる。

力強い低音が出てくるのも特徴だ。とは言え、いわゆる「ゲーム音」のような中高音が低音に埋もれて聴こえにくくなることはなく、うまく共存できてる印象。この辺はオーディオコンデンサなどを物量投入しているのが効いているのかもしれない。

確かにピュアオーディオと比べるとゲーム用の音という印象がある。しかし、恐らく多くのゲーマーやストリーミング動画を見るような層が求めている音という意味ではより理想的な音であろう。

意外だったのが、お手軽なエレコム製 EHP-OA300BKを使ったときの音。このモデルを含め、お手軽なAV用ヘッドホンやゲーミングヘッドホンは、音圧の低いモデルが多く、マザーボードのヘッドホン端子に接続しても大きな音量が確保できなかったり、うまく鳴らしきれずにバランスの悪い音になることが多い。

しかし、STRIX RAID PROにすると結構化けるのだ。
キレのある迫力のある低音から、(超高域ではないが)高域までしっかり鳴らしている。SoundBlasterAudigy2ではボーカルやボイスが低音に埋もれて聞き苦しい点があったが、STRIX RAID PROなかなかクリアに再現してくれる。

こう考えると、今使っているゲーミングヘッドセットやヘッドホンをSTRIX RAID DLXに接続するだけでも音のアップグレードになる可能性は十分にあるだろう(;=゚ω゚)=333


■サウンド性能をRMAAで比較してみよう
音響性能を測定できる定番ソフトのRMAA(RightMark Audio Analyzer)5.5を使用して、いくつかのサウンドカードの性能を比較してみた。

このソフトはライン出力-ライン(マイク)入力間をケーブル接続してループバックでテストを行うのだ。測定時はサウンドエフェクト関係はすべて無効にしている。



【ASUS A68HM-Eオンボード(REALTEK ALC887)】
まずは多くの人が使っているオンボードのサウンドで定番のALC887を搭載している。しかし、このA68HM-Eは廉価モデルながら音源周りにオーディオグレードのコンデンサを使用したり、基板レイアウトにも工夫が見られる音にこだわったマザーと言える。


測定結果もVery goodと良好で、さすがはASUSのマザーボードと言ったところである。


【Creative SoundBlaster Audigy Value】
SoundBlasterシリーズの低価格モデル。音にこだわる人向けというよりは、マザボードのオンボードサウンドで音質的にハズレを引いた人や、格安サーバーを購入した人向けのお手軽PCI接続モデルだ。


測定結果はS/Nこそ良好だが、周波数特性の乱れが大きめで若干イコライジングがかかったような数値となっておりフラットとは言えない。とは言え普通の低価格のサウンドカード相応だと思う。


【Creative SoundBlaster Audigy2(ループバック先はALC887)】
SoundBlaster2の上位モデル。当時はDVD-Audioをサポートすることで話題になった。5インチベイにマウントする入出力ユニットのAudigyDriveやワイヤレスリモコンはまるでバブル期のミニコンポのように豪勢だったのだ。しかし、このカード出力は問題ないが、入力端子が故障しているらしく正常な波形が得られなかった、この為、Audygi2の出力をALC887の入力に接続するというイレギュラーな方法で計測している為、参考程度にしてほしい。


SoundBlasterAudigyValueであった周波数特性の乱れがなく良好である。


【ASUS STRIX RAID PRO】
レビュー品のSTRIX RAID PROではどうだろうか。スペックで比較すると群を抜いているので気になるところだ。しかし、RMAA5.5を動作させようとしてもスペアナに正常な波形は現れない為、本カードのみRAMM6.4.1で計測している。このVer.でも-1.0dBにゲイン調整ができず、-3dB程度の調整となっている。Windows7以降の音量調整機能あるいは、STRIX RAID PROのようなサウンドカードのドライバを想定していない可能性がある。


この状態でも良好な結果が出ている。S/Nがカード上のスペックより劣っているのはビット深度が16bitの為だと思われる。


■サウンドカードのCPU負荷を比較してみよう
昔のゲーミングサウンドカードと言えば、サウンド再生時の負荷を低減させる機能を持っているモデルもあった。そこで、各サウンドカードを使用したときのゲームのベンチマークを測定したみた。

STRIX RAID PROに関しては、GAMEプリセットと、エフェクト関係をすべてOFFにした状態で、他のサウンドカードはデフォルトの設定で測定。
 
ドラゴンクエスト10

 

 
 



ファイナルファンタジー14 蒼天のイシュガルド(DirectX9)

 

 



ファンタシースターオンライン2 EPISODE4

 

 


各ベンチを見る限り、STRIX RAID PROはALC887と比較するとわずかに負荷が重いようだ。音源チップのC-Media系のドライバ関係かもしれないし、STRIX SONIC STDIOがバックで何らかの処理をしている可能性がある。が、実際のゲームに影響することはまず無いだろう。

 

SoundBlasterシリーズでさえ、Vista以降はEAXのアクセラレーションが効かないですしね・・・(一応、ALchemyというアプリがあるのだが、対応ゲームがほとんど無いですし)

 
■ゲームでSonic Radar Proを試してみよう

ASUSのゲーミングマザーボードのR.O.Gシリーズではお馴染みのSonic Raderという機能が本機にも搭載されている。このSonic Radarを一言で表すと「音を視覚的に表す」ことである。

 

もう少し具体的にいうと、FPSやフィールド対戦型のゲームは多チャンネルのサウンド再生に対応している場合が多い。そのようなゲームではプレイヤーが前を向いているとき、背面から敵が走ってくる音はリア(背面)スピーカーから再生されるのだ。

 

この複数のスピーカーからなる音を視覚的に表示されたものがSonic Radarであり、どの方向から音がなっているのか一目瞭然なのである。後ろで音が再生されるとレーダーの下(手前側)のバーが伸びるのである。

 

設定はSONIC STDIOの下部分にSONIC RADER PROの項目をあるのでクリックすると専用のメニューが出てくる。今回はスクウェア・エニックスのLoVA(LORD of VERMILION ARENA)で試してみたが、ゲームを起動すると自動的にプリセット項目に追加されていた。


レーダーの表示はカスタマイズ可能で、

表示位置、透明度、サイズはゲームに合わせて変更する必要がある。

 

 

デフォルトではレーダーの位置は画面中央のやや下側に表示されるのだが、LoVAの場合、この位置だとカードに隠れて見えないのである(^^; 下記のスクリーンショットの黄色い四角で囲った部分だがお分かりになるだろうか?

 

という訳で、LoVAでも見やすいように、位置と透明度を調整してみた。


もう一つ、アドバイスとして、このSONIC RADER PROを使うときは、BGMを控えめにし、効果音を大きくしよう。と言うのも、SONIC RADERがBGMのレベルを拾ってしまうので効果音が埋もれてわかり辛くなるからだ。FPSのようなBGMの少ないゲームに最適化されているのであろう。

 

LoVAプレイ時のSONIC RADER PROの動作を動画にしてみました。(25秒)



プレイヤーが敵と反対を向いたとき、効果音に応じてSONIC RADERの表示が後ろ(下)側に伸びているのがお分かりになると思う。LoVAではあまり後ろから攻撃されることは無いのだが、敵に位置を知る手がかりになるので便利である。FPSのようなゲームだとより大きな効果を発揮するだろう。


■総評
STRIX RAID PROを10日程度使ってみた。

 

私としてはASUSのサウンドカードは初めて使ったのだが、第一印象は想像以上にしっかりした音が出るということである。

 

特にLoVA等のゲームをプリセットの「GAME」を使用してプレイしてみたが、実に効果音がクッキリとした形で再現されるのである。効果音が際立つという意味では、どの方向から攻撃されているのかわかりやすいし、ゲーム世界への先入観が増すのである。

 

10年近く前の、SoundBlasterAudigyシリーズを比べるのは酷だが、数段上のサウンドを楽しめる。マザーボードのオンボード音源では、今一つ高音が伸びず、音量も取れないような廉価なAV用ヘッドホンやゲーミングセットでもしっかりと鳴らすことができたのは好印象である。

 

特に以下のような人にお勧めだ。

・音でゲームに没頭したい人

・マザーボードのオンボードサウンドでは満足できない人

・パソコンで高音質なサウンドを楽しみたい人

・手元にヘッドホン端子、マイク端子、ボリュームを持ってきたい人

・SONIC RADER PROでゲームに有利に進めたい人

 

STRIX RAID PROは、ゲーマーが求める「音」と「機能」を高い次元で融合させた新世代のゲーミングサウンドカードと言えるだろう。

 

 

権利者表記

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本画像(動画)は「LORD of VERMILION ARENA」において撮影されたものです。

LORD of VERMILION ARENA公式サイト http://lova.jp/ 2014-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2016年04月05日

  • 購入場所

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