3月11日に名古屋で開催されたASUS Zenシリーズの体験会“ZenTour 2016”に参加してきたので、そのレポートをしていきたい。

ZenTour 2016とは、ブロガー、SNSユーザーを対象としたZenシリーズ(ASUS ZenPadまたはZenFone)のプレゼン＆体験会のことで、福岡、広島、大阪、名古屋、東京、札幌の6箇所で開催されている。

普段は話すことができないASUSのスタッフと交流できる貴重な機会ということだけではなく、プレゼンテーションで紹介された製品をいただける豪華なイベントなのだ。

イベント会場は、JR名古屋駅近くにあるオフィスビル内の貸会議室。イベントは、前半の1時間がプレゼン、後半1時間がASUS製品のタッチ＆トライの2時間構成。

プレゼンは、ASUSの製品開発における基本理念“Start with People”～全ては人から始まり、人のために～の紹介を経て、ZENシリーズの製品説明へ。

ZENシリーズの初製品といえば、第一世代のUltrabook ZENBOOK。プレミアムレビューを担当させていただいた思い出深い機種でもある。思い返せば、ASUSのことを知るようになったきっかけがZENBOOKであった。

ZENシリーズのコンセプトは、“Beauty and Strength in Balance”、美しさと性能の調和。

ASUSでは、製品デザインを台湾本社にあるデザインセンターで行っているのだとか。PCメーカーの中では、デザイン部門を自社で持っておらず、製品デザインを外注しているところも多いらしい。

ZENシリーズの説明が終わると本題の製品プレゼンへ。プレゼン製品は開催会場ごとに異なり、名古屋会場では、7インチのAndroidタブレット“ZenPad 7.0”。

ZenPad 7.0（Z370C）の詳細レビューは別枠で行うので、ここではさらっと特長に触れておくだけにしておきたい。

ASUS独自の映像テクノロジー“Tru2Lifeテクノロジー”。画像のピクセルを分析し、最適なコントラストに自動調整してくれるので、鮮明で美しい映像が楽しめる。ZenPad 7.0の解像度はHD（1280×800）だが、フルHD（1920×1080）と遜色ないくらいに綺麗に見えるという。野外でも見やすいとのことなので、後日試してみようと思う。

ZenPadはアクセサリが豊富。カバータイプのスピーカー“Audio Cover”、ケース一体型の外付けバッテリー“パワーケース”の説明もあった。

ここで特別ゲストとして“ASUS好きのZenBlog”の管理人さんが登場。ユーザーの立場からZenPad 7.0の使用感をお話しいただいた。

ZenBlogさんによると、ヘビーユーザーは物足りなさを感じるだろうが、価格と性能のバランスが良いので、初めてのタブレットに最適とのこと。

1時間のプレゼンタイムはあっという間に終わり、後半はZENシリーズのタッチ＆トライ。会場後方に展示された製品を手に取りながらの意見交換会。

Zenfoneシリーズが勢揃い。一番人気はLaser（ZE500KL）とのこと。

光学3倍ズームが可能な“Zenfone Zoom”。本革製のプレミアムレザーカバーがなかなか渋い。アルミ製のフレームの質感も良い。革と金属という質感の異なる素材が調和したスタイリッシュなデザイン。
 

3倍ズームで視力検査表を映してみた。Zenfone 2と比較すると格段に綺麗に映っていた。Zenfone 2とほぼ同じ厚みの本体に10層構造のレンズが搭載されているのだから驚きだ。

こちらは新製品の“Zenfone Max”。大容量バッテリー（5000mAh）を搭載したモデルで、モバイルバッテリーのように他のデバイスにも充電可能とのこと。
エンボスレザー柄の背面カバーはまずまずの質感。デザインはZoomに近い。

プレゼン製品のZenPad 7.0。片手で扱えるサイズ感が丁度良い。ぱっと見た感じでは、画像が鮮やかな印象。

8インチのZenPad 8.0、10インチのZenPad 10も展示されていた。

スマートウォッチ“ZenWatch 2”。軽く触れてみたが、インターフェイスの分かりにくさが気になった。
話のタネにはいいが、操作感はそれ程スマートではなく、実用性に欠けるという印象だ。

製品に触れながらスタッフから説明を聞いたり、参加者の方との会話も盛り上がり、2時間があっという間に過ぎ去っていった。ASUSの製品を介した交流会のような感じで、参加者とスタッフが和気藹々と話し合える雰囲気がとても良かった。

プレゼン製品のZenPad 7.0以外に、アクセサリのZenClutch、Audio Cover、Power Case、さらに・・・

ZenTour 2016専用のTシャツまでいただいてしまった。