レビューメディア「ジグソー」

際立った特徴の無い優等生サウンド

今日はカメラ機材の展覧会であるCP+に足を運んだのですが、帰りにビックカメラのアウトレット店に立ち寄り、インナーイヤーフォンを数種類仕入れてきました。今回取り上げるのはその中でも最も高額だった、ONKYO IE-HF300です。

 

 

 

 

 

 

 

このモデルには、IE-FC300という姉妹モデルが存在していますが、この2つはドライバー部は完全に共通で、添付のケーブルの差によって差別化されているとのことです。IE-HF300の添付ケーブルは6NのOFCを採用していて、6千円程度で単品販売もされたそうです。端子はMMCX形状ですが、比較的取り付けはシビアで適合しないケーブルも少なからずあるようです。

 

更新: 2016/02/28
音質

ソースを選ばない万能型

今回はSONY WALKMAN NW-ZX1と接続して試聴しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「Chicago XXVI "Now" / Chicago」や「The Seventh One / TOTO」などを中心に色々と聴いてみましたが、どの分野の曲であっても程々に整った音で鳴らしてくれますので、得意分野や苦手分野といったものがあまり感じられません。標準添付のイヤーピースでは少し解像感が甘いと思ったのですが、JVC Spiral Dotに交換してみると解像感が増し、空間が明瞭になります。

 

ただ、一見低域も高域もよく出ているように感じられるのですが、「Get Lucky / Daft Punk feat. Pharrell Williams」辺りの曲を聴くと本当に低い低音は出ていませんし、高域方向はSpiral Dot併用でもまだ甘さが残っていることがわかります。端的に言ってしまうと「一見良い音」なのですが、本当の意味で良いわけではなく、程々にまとめているというべき音です。

 

もっとも、まだまだ鳴らし込みは足りていませんので、今後どのように音が変化していくかは未知数の部分があります。良い方向に変わって行けばなかなか面白い音になりそうですが…。

 

 

とはいえ、既に生産完了となっていて処分価格で売られる製品となっていますから、現在の実売価格を考慮すればかなり優秀な音質の持ち主といえます。5~6千円クラスと考えれば頭一つ抜けた表現力を持つ製品と思えますからね。

 

そもそも現在の販売価格程度であれば、ほぼケーブル代と考えても割り切れるものです。5千円前後クラスで万能型のインナーイヤーフォンを探しているという方には間違いなくお薦めできる品です。

  • 購入金額

    6,458円

  • 購入日

    2016年02月28日

  • 購入場所

    ビックカメラ アウトレット

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