レビューメディア「ジグソー」

個人でのゲームプレイ ネット配信時代の幕開け。

最新ゲーム機(PS4・XBox One)には、ゲームプレイをネット配信する機能が付いている。
個人がパソコンなしでも簡単にネット配信できる時代になっているのだ。
しかし、私の持つ「Wii U」はそれには対応していない。とても残念なことだ。
 
Wii Uでネット配信を実現するためにはビデオキャプチャユニットが必要となる。
 
私の目的は、普段やっているニコニコ生放送でゲームプレイを実況配信することだ。
マイクを使うのはもちろん、付加情報を載せたり画面のレイアウトも凝ってみたい。
そんな私がネット配信するためのキャプチャユニットに求める条件は結構ある。
 
・パソコンに接続して使用するものであること
・インターフェースはUSB3.0であること
・最大1080P 60fpsで画面が取り込めること
・付属ソフト以外を使っての配信が容易であること
 
ネットで実際に配信している人の情報を集め、条件を満たそうとするなら
「AVerMedia GC550」が最適であると判断したため、今回導入と相成った。
 

 
今回のレビューはGC550本体と「Xsplit(3ヵ月プレミアムライセンス)」について述べる。
付属のソフトウェアは、使う機会があればレビューするが今回は割愛する。
 
現状のハードウェア構成はこうなっている。
 

 
HDMIビデオキャプチャユニットが無い状態では、PCゲームを取り込んで
ネット配信するだけだったが、これでゲーム機も取り込めるようになった。
 
ニコニコ生放送でゲーム実況配信するためにパソコンに下記のツールを導入している。
簡単にだがツール類を列挙していこう。
 
<配信用ツール類>
■アマレコTV・・・HDMI入力映像をパソコン上に表示


■Xsplit(有料版)・・・配信画面のレイアウト・シーン切替など行う


■FFmpeg modified-v2・・・映像と音声をエンコード(x264,FDK-AAC)
■FFMPEG Launcher・・・FFmpegを使用したニコニコ生放送の外部配信ツール 

 
 ■やります!アンコちゃん・・・ニコニコ生放送コメントビューア 

 
■棒読みちゃん・・・コメントを合成音声で読み上げ 

 
■Flashコメントジェネレーター・・・配信画面上にコメントを表示 

©Nintendo 2015

 

あとは、自動で放送枠を取得できるよう設定中だ。
今はまだ手動で放送枠を取っている。
 
わざわざ付属のソフトを使わず、いろんなツールを立ち上げているが、
一度起動しておけばいいものも多く、割と簡単に配信できている。
 
もしツールを全てフリーで揃えれば維持費もかからないわけだが、
Xsplitだけは無料版には機能制限があるので、有料版を使っている。
GC550は3か月分のチケットが付いているのでお得だ。
 
<Xsplitについて>
 

 
今回使うXsplitとは、「Xsplit Broadcaster」というソフトのことだ。
多彩な入力ソースに対応し、配信画面のレイアウト編集・シーン切替がとても使いやすい。
また、連動させるゲームやソフトを記憶していて、立ち上げれば即時に反映できたりと
非常に高機能で便利なソフトである。
 
本来、GC550付属のソフトや、Xsplitだけでもネット配信はできるのだが、
私がやっているニコニコ生放送では他の動画ネット配信サイトとは違い、
 
・リスナーとのコミュニケーションにコメントを多用する
・配信品質があまり良くない(特に夜は規制が掛かる)
・基本的に1回の配信時間は30分間
 
などあるため、よりよい配信環境を構築するため多様なフリーソフトを併用する人が多い。
ネット上にはそのノウハウが沢山あがっているので私もそれを参考に環境を構築した。
 
ここ最近はスプラトゥーンで遊ぶ時は必ずと言っていいほど配信している。
それくらい、手軽にネット配信できるのでこのGC550は凄くオススメである。
更新: 2016/01/27
総評

パソコン画面で遊んでも問題なし!パススルーが惜しかった!

私の環境ではチップセット(Intel)のUSB3.0コネクタに接続して動作はすこぶる良好であった。

ただUSB3.0接続の条件が厳しいため、パソコン環境によっては相性があるかもしれない。

 

パソコン画面での遅延については、テレビとパソコンの両方の音を出して聴き比べると、

確かにズレがあるため明らかに遅延はあるものの、そのまま遊んでいても差し支えなかった。

(あくまで付属ソフトではなく、フリーソフトの「アマレコTV」を使用しての感想である)

 

特にニコニコ生放送でネット配信時にはパソコンのモニターのままゲームをするので、

遅延が多すぎるとTVの入力切り替えがめんどうになる。そのためパススルー機能はとても便利だ。

 

でも、ただ一つだけ惜しかったのは、これだけ高機能にもかかわらず、

HDMIのパススルー機能はパソコンでOSが立ち上がっているときじゃないと使えない点。

もし、パソコンを付けずにゲーム機単体で遊びたい場合は、あらかじめHDMI分配器を

使った方が良いだろう。

 

※私はほぼパソコン使いながら遊ぶので実害はない

更新: 2016/01/27
画質

文句なし。

GC550はHDMI入力のパススルー機能を持っている。

そのおかげで映像をパソコンに映し出すと同時にTVやモニターにも

遅延なく綺麗な画面を表示することができる。

 

その2つの画面を見比べても、全く違いがわからないほど。

デジタルだと分配させても全く違いが判らない。

 

アナログキャプチャの時にさんざん苦労した画質問題は、

デジタルのHDMIビデオキャプチャだとなんら問題にもならないのだ。

 

まったく便利な時代になったものだ。

  • 購入金額

    23,270円

  • 購入日

    2016年01月22日

  • 購入場所

    ツクモ(通販)

21人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • カーリーさん

    2016/01/27

    >HDMIのパススルー機能はパソコンでOSが立ち上がっているときじゃないと使えない

    ほぼスマホかHDMIの無い機器ばっかりつないでたので気づかなかった!
  • ポン酢レッサさん

    2016/01/27

    >カーリーさん
    電源OFF時でもUSBに電源供給されるタイプのポートにさして、
    ”GC550の動作ランプが青色に光ってる状態”であっても映像が出てきませんでした。
    そこだけが残念でしたねぇ。

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