25年くらい前に購入した一脚（モノポッド）です。

三脚を一本だけにしたものが一脚（そのまんま）です。

ビデオ撮影用に購入したもので、ビデオ撮影だけでなく普通の写真撮影にも使っていましたが、いつしか使わなくなって倉庫の中で埋もれていました。

ベルボンはカメラアクセサリーを製造販売している日本のメーカーです。

もう使うことも無いかと思っていましたが、下の子が通っている小学校の運動会で、とうとう三脚の使用が禁止されたため、ここにきてまさかの復活を遂げました^_^;
 

■ 製品の概要
本体はアルミ製（シルバー色）の4段伸縮式で、1方向の首振り機構（90度）のみのシンプルな雲台が付いています。

スリム感の欠片もないゴツいレバーを採用したロック機構

ちょっとカタ目ですが、金属製なのでガンガン扱っても大丈夫です。

90度の首振りが可能な雲台

縮長は約52cmで、伸長は約148cmで、レバー式のロック機構により無段階で長さ調節が可能です。

最高に延ばした状態（148cm）

最長の状態でビデオカメラなどをセットすると、身長170cmくらいの人の視線と同じ高さで撮影するが出来ますし、縮めて座った時の高さなどにも変更できます。

石突はプラスチック製の固定式で、取り外せるようにはなっていないようです。

樹脂製ながら頑丈な印象の石突部分

また、重さは609gほどあり、決して軽くはないものの携帯用のハンドストラップも付いているので、さほど重く感じることもありません。

作りがしっかりとしているので、それなりの重さがあります。

■ 使い勝手
運動会で実際に使ってみましたが、ビデオ撮影時に大きな手ブレを抑えたり、スムーズに「パン」させることができて良いです。三脚には敵いませんが、機動力は三脚よりも勝っているので、運動会などに持ってこいのアイテムです。

何より場所を取らず周囲の邪魔にならないところが魅力です。見知らぬ幼児が柵の支柱と間違えてしがみついてしまうというハプニングもありましたが、人込みの中でも安定して使えます。

ただ、機構上「パン（左右）」は得意ですが「ティルト（上下）」は難しく、カメラを上下させないと撮れないような状況ではうまく使えません^_^;

ネジを緩めておけばティルトできないこともないのですが...

それから、148cmというのはちょうど良いようで、実は運動会では物足りない高さです。常に最前列で撮れれば良いのですが、自分の前に何人かいると、その人たちの上からでないと撮れない状況になります。

あと20cmほど高くなれば完璧だと思いました。世の中には「延長ポール」という、まさにドンピシャの製品があるようですが、わざわざ買うほどのモノでも無さそうなので、来年は何か自作で準備しておこうと思います。

ハクバの延長ポール

もし、これから運動会用に一脚を買おうというのであれば、全体の高さも考慮した方が良いかと思います。

面白い撮り方としては、ビデオ撮影の際に視線の高さから撮り始めて、一脚の最下部を持って少しずつ上に持ち上げていくと、3mくらいまでですが、何となくドローンで撮った風の映像が撮れます（サンプルは恥ずかしくて見せられません^_^;）

さらに長時間の立ちんぼで疲れた時や、山道などを歩く際に「杖代わり」にも使えるので、意外と重宝します！ 運動会では結構これに助けられました（半日立ち続けていると腰が死にます^_^;）