この本を購入したのは、何故だったのだろうか。
京都寺町通の古書店辺りで、立ち読みして、一度、棚に戻し、後日、購入した事は覚えています。
しかしながら、その時の決め手が何だったのか、これが分からない。
おそらくは、当時、ハマっていた
この辺りのゲームにまつわる何かを見出した、とか、何やらマイブームが起きたのではないだろうか。とは、推察されますが。
はい、内容について、ですね。
これは、事典とありますように、ひたすら人名と大まかな業績が記されている書物にございます。
タイトルでは学者系が充実している、と申しましたが、流石に室町末期から江戸成立前後までの有名どころは半ページから、ほぼ一ページの勢いで掲載されています。
画像は、室町時代の有名どころ、南朝方の懐良親王によって制圧された九州を奪還した、今川貞世(了俊)ですね。子孫である今川義元は、左遷の地であった駿府より勢力を広げ、海道一の弓取り、或いは、了俊以来の俊才と称されたとか。
こういった感じで、まあ、生没年と主な業績などが記されている訳です。
皇統とそれに近い重要人物などが多い古代、戦国期の武将が多い中世を経て、近世江戸期になると、その平和な治世を象徴して、藩士や藩主よりも急激に学者や文芸の士の名前が増えます。
新井白石や佐久間象山といった誰もが知る人物から、田村藍水(坂上田村麻呂の子孫で、本草学者。平賀源内の師)のような、一般人の興味の外側を走っていくような人物紹介があります。
今上帝までの皇統の流れとか、摂政関白の任期などが書かれた付録は、中々、年表形式では一覧になっていない資料も多いので、一見の価値あり、かなあ。
読み返してみると、東洋編と西洋編も、少し、欲しくなったりする。そんなミーハーな歴史マニアとしては、面白い書物です。
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購入金額
1,900円
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購入日
不明
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購入場所
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