レビューメディア「ジグソー」

できることは非常に制限されるのでいっそストアアプリ専用椨に。それでもWindowsマシンがこの値段で買えるのは驚異的。

赤札天国で9970円(送料込み)に購入。

Intel Atom Z3735G+”正規版”Windows 8.1/w Bing搭載でありながら1万ぎりを果たした狂気の中華タブレットです。昨年デフォルトの検索エンジンをMicrosoftのBingに固定する代わりにタブレット機に無料でライセンスするWindows 8.1/w Bing(エディションとしては無印版Windows 8.1に相当)の登場でいずれは登場するとは思っていたのですが…

Ploylerは中華Android椨としては割と知られるメーカーで、2012年には7インチのAndroid搭載タブレット”MOMO7"を発表しているのですが、本製品はそのMOMO7のWindows版となります。

なお現地ではプロモーション価格で299元(約5800円)で販売。Office 365 Personalの1年ライセンスもしっかりついてるのでいくらBayTrail-T Refrash世代最廉価の3735G+1GB RAM+16GB ROM構成とは言っても異常過ぎる価格設定になっています。

更新: 2015/03/16
クオリティ感

あぁこれ中華椨だわ

 

 

 

 

 

どうでもいいけどパッケージのデザイン、それWindows 8.1じゃなくてWindows Phone 8.1なんだよなぁ(白目)

付属品は中文のマニュアルとUSBケーブルのみ。ACアダプタは付属しておらず「持ってるの勝手に使ってね」という感バリバリですが、ここらへんも値段がねだ(ry

液晶フィルムは最初からセットされているのは評価点。この機種専用のなんてないでしょうからねw

液晶はIPSで1024x600とかつてのネットブックと同じ解像度。ストアアプリは起動しますが要件ぎりぎりな印象です。とはいえIPS液晶なので表示自体は他のメーカー製のタブレットに劣るということはありません。さすがにFHD(1920x1200)のThinkPad 8と比べると表示は若干荒い感じはしますが、十分実用になるんじゃないかと。一昔前のAndroid中華椨は表示性能が劣るTN液晶を使っていたのですが、最近では製造コストが下がったのかよっぽどでもないかぎりIPS液晶が標準になった感はありますね。

まぁこれは論外ですが(笑)

本体自体はプラスチック製。かつて所有していたU-ZONE Q7Vを彷彿させるプラスチッキーなボディで高級感もクソもない感じですが、まぁここらへんは5800円椨ですし「あぁ中華タブレットだなぁ」と思います。むしろこの価格帯の中華椨はこうじゃないと感すら。

更新: 2015/03/16
デザイン性

ThinkPad 8どころかNexus 7すら大きく感じるこのコンパクトさ。軽さも○

本機は8インチ主流の日本のWndows椨ではあまり見ない7インチ機となります。

というわけで手元の

そういえばもう最初のプレミアムレビューから1年たつんですね…

でサイズ比較してみました。まず同じBayTrail搭載WindowsタブレットのThinkPad 8から

そしておなじ7インチサイズのNexus 7(2013)との比較がこちら

8インチサイズのThinkPad 8はもちろんなのですが、7インチサイズのNexus 7よりもう一回りコンパクトなことに驚きました。

重さもプラスチック採用のおかげもあってか280g程度と軽く、モバイル用途にはもってこいな感じになっていてここら辺は気に入りました。

更新: 2015/03/17
実用性

性能自体は十分高いが、ストレージ容量の少なさが…

搭載CPUはBayTrail-T Refrashの最廉価モデル、Atom Z3735G、1.3Ghz。最廉価とはいえターボブーストテクノロジーにもしっかり対応しており負荷がかかれば1.8Ghzまでブーストアップされます。CPUとしてはThinkPad 8搭載のZ377xがCore 2 Duo P8xxxと同程度といわれていますが、Z3735GはCore2 Duo SU9400程度だといわれています。

RAMは1GBとWindows 8.1で緩和された最低条件ギリギリではあるものの、ストアアプリメインで使う分には特にもたつくこともなく十分軽快に動作してくれ、WEBブラウズ端末・艦これ用端末としては十分活躍してくれる性能になっています。

ただし本体の設計の問題からか長時間使ってると結構熱を持ってくるのは機になる点かもしれません。

ストレージ容量は16GB。Windows 8.1 Update1でサポートされた「WIMBoot」という仕組みを利用し、起動ドライブ.wimファイルにイメージ圧縮することでそれなりの空き容量は確保していますが、Windows Updateすることでアップデートされたファイルが実ファイルに置き換えられて容量が減っていく関係上同梱されているOffice 365 Personalのライセンスを使ってOffice 2013 Proをインストール(Office 365ではコンポーネントを選択してインストールすることはできません。強制フルインストールです)し、最小限のデスクトップアプリとWEB端末として必要なストアアプリのみをインストールした状態でWindows Updateをかけると容量不足で一部適用不可という信じられない光景が見られます。

一応解決策としてデータはOneDriveに保存して最小限のファイルのみオフライン同期、外部microSDHCカード(必須)を使用しSDカード内に.vhdイメージを作成して仮想HDDとしてマウントさせるという方法はありますが、仮想ドライブはWindows起動時に自動マウントされないのでバッチファイルを作ってスタートアップに放り込んだりする必要があったりいろいろ制限があるのであまりお勧めはできないです。

ちなみに回復パーティションなのですが、WIMBootでこの圧縮イメージを使っている都合上これを削除することはできず、無理やり削除しようとするとOS起動不可になります。

またWIMBootの仕組み上Windows 10 Tecnical PreviewへのDVDイメージを利用した上書きインストールは不可能。Windows Update経由でのアップデートは可能”かも”とのことですのでWindows 10 TPが椨のほうにも最適化された時点で試してみたいなぁとは思っています。

どのみち次期Windows 10の7インチ以下向けはWindows Phone相当に統合されるので、もういっそ割り切ってストアアプリ(+外部ストレージにインストール可能なエロゲなどのゲーム)専用椨として使ってしまったほうが割り切りがいいかもしれません。

 

更新: 2015/03/17
コストパフォーマンス

1万切りでOffice 365 Personalの1年ライセンスもしっかりつくのは驚異

もちろんちゃんとした正規版Windows 8.1が搭載されて1万切ってる時点で驚異なのですが、さらにMicrosoft Office 365 Personalの1年分のライセンスもバンドルされています。

プロダクトキーはMOMO9WにインストールされたWindows 8.1/w Bingと一緒に紐づけされているので特に入力は不要で、スタートメニュー内にあるOfficeのショートカットをクリックするだけでアクティベーションは完了。関心のMOMO7W自体には容量不足に陥るため(前述のとおり、Office 365のOffice 2013 Pro Plusはコンポーネント選択やインストール先の変更が一切不可能です。個人で使う分にはInfoPathやPublisherなどは不要だと思うのでパッケージ版同様選択できればよかったのですが…)インストール不可ですが、Office 365 Personalはタブレット本体とは別にもう一台分インストールできるライセンスがついているのでメインPCにOffice 2013 Pro PlusをインストールしてMOMO7W側には容量が少ないLibreOfficeをインストールするのが正解かもしれません。

一応日本でもOffice 365 Personalの利用自体は可能なのですが、日本で個人向けに提供されているOffice 365 Soloとは別物なのでサブスクリプションを継続できるかどうかは不明です。

一応うちは自動更新はOFFにしておきました。

正直これだけでもかなりお得なんじゃないかと思います。

更新: 2015/03/17
総評

正直この値段だけでも存在意義はある。エロゲープレイヤー、艦これ専用機、Twitterマシンとしての利用がおすすめ。

まず日本でちゃんとした技適が通った端末ではないことと、ストレージが16GBしかないゆえにx86版Windowsが搭載されたPCでありながらほぼWindows RTと同じような使い方しかできないことを考えると間違っても初心者がメインに使うWindowsタブレットとしては全くお勧めできないと思います。

ただ動作自体は腐っても高性能化したIntel Atom Z3735G搭載タブレットなのでWEBブラウズ、文章編集程度であればストレスなく動作しますのでもう本当に割り切ってデスクトップアプリは最小限のもののみ、ストアアプリもTwitterクライアントと動画プレイヤーなど厳選したものを入れてツイッター兼WEBブラウズマシンとしてセットアップしてしまうのが一番正しい使い方な気がします。

また一部のゲーム…ぶっちゃけエロゲに関しては特にインストール先を制限しないようなものがほとんどですので(もちろんディスクレス起動できるものに限られますが)、外部microSDにインストールしてエロゲープレイヤーとして使うのも非常に正しい使い方だと思います。

何にしてもこの椨の存在意義は「正規のWindows 8.1+Office 365を搭載7インチタブレットが、1万切って登場した」だけで価値があるんじゃないかと思います。

  • 購入金額

    9,970円

  • 購入日

    2015年03月16日

  • 購入場所

    赤札天国

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • タコシーさん

    2015/03/17


    レビュー興味を持って拝見しました
    赤札天国さん見たときに興味があった品です
    ストレージが弱いですか microSD入れて何とかなるかな 遅いけど。
  • クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさん

    2015/03/17

    >>タコシーさん
    性能自体は問題なくて、弱いのはストレージくらいなんでmicroSD入れれば…
    ただストアアプリとかは内蔵ドライブ固定になるんでやっぱり入れられるアプリは限定されそうな感じはしますね~

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