レビューメディア「ジグソー」

ジャンクで1000円のノートPCはWindows10の夢を見るか?(;=゚ω゚)=333

NECのノートPC「VJ16M/FD-4」です。
ジャンク品を税込1000円にて購入しました(;=゚ω゚)=333

【機種名】NEC / PC-VJ16MFDURFH4
【CPU】CeleronM 520(1.6GHz)
【メモリ】DDR2 PC5300-512MB
【HDD】40GB(S-ATA)
【ODD/FDD】コンボドライブ
【VGA】RADEON Xpress1100M(チップセット内蔵グラフィックス)
【サウンド】Realtek HDAudio
【その他】USB2.0×3、VGA(D-SUB)、100BASE-TX有線LAN
【液晶】15.4型ワイドTFT液晶(1280×800)
【OS】WindowsXPPro(Vistaモデル有)
【製品のHP】
http://121ware.com/psp/PA121/NECS_SUPPORT_SITE/CRM/s/WEBL...

NECのビジネス向けノートPCです。
2007年ごろに発売されたモデルで、当時はまだ4:3の液晶モデルが多い中のワイドモデルでした。

CPUはCeleronMにメモリ512MB、HDD40GBとネットブックにも負けてしまうようなローエンド構成です。チップセットにGPU内蔵のRADEON Expressを採用することでWindowsVista以降のAeroに対応することができたのがせめてもの救いです。

国内メーカーのビジネス向けPCということで、キーボードの使い勝手は良いです。しかし、スライドパッドのクリックボタンは小さい上に変な形状をしているため非常に煩わしいです。

本機はPCショップでジャンク品として売られていました。状態は非常に良くACアダプタもセットで1000円の為、遊び用に購入してみました。


外観を見てみましょう。

■天面
ビジネスモデルらしくシンプルな天板です。これで不満は無いのですが・・・


■底面
こちらもプラスチッキーでシンプルです。
左下の小さいフタにHDDが、右側の大きなフタにメモリやCPUファン等が格納されています。地味にファンにアクセスしやすいのは嬉しいですね。


■左側面
LAN、排気口、USBポート、PCMCIAカードスロットがあります。PCMCIAは無線LANの増設に便利ですね。


■右側面
コンボドライブとUSBポートだけのシンプル構成です。
できれば、手前のデットスペースにもUSBポートが欲しいなぁ・・・


■背面
ACアダプタージャック、USBポート、VGAポートがあります。
意外と背面のUSBポートは据え置き型のノートとして使用する場合に重宝するんですね。

■開いてみる
これぞ、ビジネスノート!とい言えるくらいシンプルな外観です。
まさに絵に描いたノートPCという感じがしますね。
ワイド画面が目を惹きます。


■ポインティングデバイス
キーボードは特に変則的なところはなくスタンダードなものでキータッチも普通です。スライドパッドのクリックボタンが細くて押しにくいのが難。どうしてこうなった!?パームレスト手前には各アクセスランプとヘッドホン、マイク端子があります。


■ACアダプター
ジャンク購入なので純正かどうかわかりませんが、NECの19V 3.16Aの標準的なものが付属していました。



外観をチェックしたところで、OSをインストールしてみましょう。
本機はAero対応なのでWindows7でも良いのですが、せっかくなのでWindows10のプレビュー版(2015年1月版)をインストールしてみましょう(;=゚ω゚)=333



CeleronMはEMT64には対応していないので、x86版でインストールする必要があります。


Let'sインストール(σ・∀・)σ


HDDは40GBしかないのでCドライブ:20GB、残り18GB程度をDドライブに割り当てました。


その後は遅いながらも普通にインストールできました。
インストール開始からデスクトップ画面表示まで約1時間半。
安物のDVDメディアに焼いたことや、メモリ512MBという過酷な環境なので遅いのは仕方が無いのですw


CeleronM-520&メモリ512MB環境。



インストール直後のメモリ使用量は400MB強と、Windows7、8の32bit版と同じくらいです。メモリ512MBでもスワップは頻繁に発生しますが何とか動いています。


HDDの使用量は8.64GB。SSD16GBのタブレットが存在するくらいなのでこれくらいあれば必要十分でしょう。


ドライバはグラフィック以外は刺さっているようです。
グラフィックは1024×768で横に伸びた状態になっており、解像度の選択でもワイド解像度は選べません。


まず、ここでメモリに限界を感じたのでメモリ512MBを追加して、合計1GBにしました。
後はグラフィックドライバを探しましょう。


AMDのページへ飛びます。
http://support.amd.com/ja-jp

手動でドライバを選択で画面のように選択します。
RADEON Xpress1100はVista 32bitまでしかありません。


これを普通にインストールすると、このOSに対応したドライバが無いぞヽ(*`Д´)ノゴルァと怒られて失敗します。ただ、これはWindows8のときも同様なのでネットでinfファイルを書き換える対策方法が出ています。
RADEON Xpress1100MもXpress200Mも、同じRADEON X300相当のGPUコアであり同じドライバが使えると予想されます。

AMDのドライバを展開したフォルダのCL_95951.infを開きます。

<パス>
C:\ATI\Support\10-02_legacy_vista32-64_dd_ccc\Packages\Drivers\Display\LH_INF\CL_95951.inf


<CL_95951.infの変更箇所>
”ATI RADEON XPRESS 200 Series” = ati2mtag_RC410, PCI\VEN_1002&DEV_5A61
という行がありますので、末尾の5A61を5A62に書き換えて保存します。

その後、デバイスマネージャから手動でインストールし、一覧にあるドライバ~→ディスクの使用で先ほどのinfファイルを選択すると、RADEON Xpress200シリーズが選択できるようになります。

インストール中、ドライバの署名に関する警告が出ますが、そのままインストールを続行すると完了します。


すると、再起動しなくても勝手に解像度が1280×800に切り替わりました(;=゚ω゚)=333特に不具合もなく動いているので大成功でしょう。


オーディオのドライバはOS標準でも鳴りますが、RealtekのWindows7/8のものがそのまま使えました。イコライザやサラウンドを使うなら入れても良いと思います。

これで普通に使えるようになりましたね・・・


CeleronMなので動画再生はやや重いですが、それ以外はメモリ1GBでも遅すぎることなく、特に困らない程度にもっさり動作します。元々、Vistaモデルが存在するくらいなのでそれよりはずっと速いでしょうw


っと言うわけで、メモリさえ1GBに増設すれば1000円のジャンクノートでもWindows10が普通に動作してしまいました(;=゚ω゚)=333
  • 購入金額

    1,000円

  • 購入日

    2015年02月21日

  • 購入場所

    日本橋のPCショップ

31人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • jakeさん

    2015/02/22

    このスペックでも動くんですねー、ちょっとびっくり。
    うちにもCorei7の3桁モデルがありますが、HDDを交換すればまだ使えそうですねえ
  • ふっけんさん

    2015/02/22

    jakeさん

    ジャンカーから見ると初代Corei7でも超高級品ですよ(;=゚ω゚)=333
    x86版は実質、Pentium4とPentiumM/CeleronM/初期のATOM等の一部のモデルの為に残されたようなモノなんでしょうね。

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