見た目はこんな感じ

パッケージ

METAL GEAR SOLID V：GROUND ZEROESのゲームクーポン付属かどうかは一目瞭然。

内容物一式

グラフィックボード本体、マニュアル、インストールCD、DVI→D-SUB変換アダプタ、ペリフェラル４ピンx2→GPU補助電源６ピン変換ケーブル、METAL GEAR SOLID V：GROUND ZEROESのゲームクーポン、謎の「風」転写ステッカー。SLIケーブルが無いくらいであとは必要な物全て揃ってますね。

本体正面

上：今回比較のGTX670

下：「Palit GeForce GTX960 SuperJetstream」

GTX670リファレンスのダサさと相まってPalit GeForce GTX960 SuperJetstreamのかっこよさが際立ちますね。

ミドルクラスにしては結構大きめの冷却ファン。その分本体も大きめ。ちなみにNvidiaのグラフィックボードはGPU BOOST2.0という温度と電力に余裕があれば定格以上にオーバークロックする機能が標準装備なので冷却能力が高ければ高いほど圧倒的に有利。

出力部分

HDMI、DisplayPort、DVIx2の4ポートでマルチモニタ可能、HDMI接続のみででマルチモニタしたい場合はDVI→HDMI変換等用意する必要あり。

サイド

補助電源はなんと６ピン1本！補助電源4本の750W電源買ったのにどんどん必要無くなっていくな・・・

ちなみに基板は補助電源コネクタの位置まで。あとは冷却装置となっていてここまで冷却に力を入れた成果は発揮できるのか気になるところ。

PCに設置してみた

ロゴ、スチール部分のスリット、冷却ファンのLEDなどPCに収めた状態で一番かっこよく見えるように作られたデザインがモチベーション上がりますね。

ちなみに上から数えて3番目のスロットまでハミ出るのでマザーボードのスロット配置にご注意を。

試してみる

今まで使用していたGTX670とPalit GeForce GTX960 SuperJetstreamのパフォーマンス、静音性、省電力性の違いをベンチマークソフトで比較してみます。

検証環境

【OS】 windows 7 Pro x64 DSP
【CPU】 intel core i7 4770K (3.5GHz)
【ｸｰﾗｰ】 Scythe グランド鎌クロス SCKC-2000
【M/B】 MSI Z87 MPOWER
【Mem】 CORSAIR CMY8GX3M2A1600C9 4GBx2
【SSD】 インテル(R) Solid-State Drive 730 480GB
【HDD】 WD20EARS
【ｹｰｽ】 IN WIN IW-BUC101
【電源】 Scythe 鎌力5 プラグイン 750W
【ﾓﾆﾀ】 PHILIPS 288P6LJEB/11

静音性も比較するため、iアプリのSoundMeterを使用。当初ケース上に置いたところ、Palit GeForce GTX960 SuperJetstream側で全く変化がなかったためやむを得ず直下にiPhoneを設置。

・3DMARK

公式サイト　http://www.3dmark.com/

GTX670

音量65～70dB

消費電力　アイドル時70W　ピーク時245W

Palit GeForce GTX960 SuperJetstream

音量45～50dB

消費電力　アイドル時60W　ピーク時200W

バス幅の狭さが災いしてか下がるところはがっつり下がってしまったもののDX11テストのFIRE STRIKEではほぼ同等のスコアをマーク。これを45W少ない消費電力でこなしてしまうPalit GeForce GTX960 SuperJetstream。やっぱりKepler→Maxwellの世代間における電力性能比は圧倒的な模様。

静音性についてはPalit GeForce GTX960 SuperJetstreamのピーク時ですらGTX670のアイドル時を下回っています。そもそもPalit GeForce GTX960 SuperJetstreamは温度が60度を超えるまでファンが回らない「0-dB テクノロジー」搭載なのでアイドル時静かなのは当たり前なのですが、最大限負荷をかけても静かなまま温度が70度を超えることはありませんでした。今は気温低めなので全く問題ありませんがこれなら暑い季節も静かなまま使えそう。i7と組み合わせてもピーク時200Wの消費電力にもちょっとびっくり。

・ファンタシースターオンライン2

（C）SEGA 『PHANTASY STAR ONLINE 2』
公式サイト http://pso2.jp/

簡易設定5

次はNvidiaのグラフィックボード標準装備（但し世代、グレードに制限あり）の録画機能「Shadow Play」を使用して４K画質でベンチマーク時の画面を録画しながらスコアを測ってみます。

「Shadow Play」での録画はとっても簡単。Nvidiaグラフィックボードドライバー付属のGeForce ExperienceからShadowPlay項目を開いてオンにするだけ。あとは録画したい時ALT＋F9で録画開始、もう一回押せば録画終了。録画した動画はゲーム毎にライブラリのビデオフォルダ内に追加されてるはず。

GTX670

４K画質でベンチマークを起動したはずなのになぜか動画は2560x1440に・・・と思ったらKepler世代のGTX670では2560x1600:30Pまでの録画にしかShadowPlayが対応してないので残念な結果に。スコアも快適動作判定の5000を切ってしまい若干残念な結果に。

Palit GeForce GTX960 SuperJetstream

こちらMaxwell世代のPalit GeForce GTX960 SuperJetstreamは3860x2160:60Pまでの録画に対応していますが、60PだとYoutubeにアップロード出来なかったのでフレームレートを30Pに下げて録画。GTX670とそんなに大きな差はありませんが無事快適動作判定の5000超え。これなら実ゲームもいけそう！

遊んでみる

4K画質でもいけるパフォーマンスが確認できたところで現在プレイ中のゲームを実際にプレイした動画をShadowPlayで録画してみたのでご紹介。

・ファンタシースターオンライン2

（C）SEGA 『PHANTASY STAR ONLINE 2』
公式サイト http://pso2.jp/

混戦必至の緊急クエストを録画。フレームレート（秒間書き換え回数）を動画の左上に入れて録画していますが、60台安定いけるか！と思ったら混戦時は40台まで下がっちゃってますね。但しプレイ中フレームレートの低下が気になるところはなかったので十分及第点かと。ちなみに動画自体は12分間離れたところから禍津のケツに弓を撃ち続けるチキン映像となっております。

・バトルフィールド4

© 2015 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved

公式サイト http://www.battlefield.com/jp/battlefield-4 

手持ちの洋ゲーの中でも最重量級のグラフィック。現在引っ越し間近で安定した回線が確保出来ないのでマルチプレイは省略してキャンペーンモードのみ。4K画質に耐えられるのかなー？

とりあえず画質は一番下に。それでも4K画質だと結構キレイに見えてしまいますね。さすがにフレームレート60安定はムリっぽい。一番下がるところで40台後半くらいか。私は気になりませんがフレームレート60以上を要求する方はGTX980の購入を検討したほうがいいかも。ちなみにフルHD→４Kだとマウスを倍動かす必要があるのでカウントを調整できるマウスのご用意を。

遊んでみて

Palit GeForce GTX960 SuperJetstreamでゲームを遊んでみてゲーミングパフォーマンスはGTX670とほぼどっこい。それでも2世代前とはいえGTX670はハイエンドの部類で、同等の性能がこの省電力性、静音性で発揮できてしまうのですから入れ替えの価値は十分にありですね。

ただし今発売直後でGTX960自体がちょっと高めなので最初から安めのPalitのグラフィックボードがオススメです。なかでも静音性を考えたらPalit GeForce GTX960 SuperJetstream一択ですね。

あとは今ケースに入っちゃって見えないけどデザインがどうにもかっこよすぎるので今度はサイドアクリルケースの購入を検討してみたいと思います！