「オイルマッチ」とか「パーマネントマッチ」、「メタルマッチ」、「AQマッチ」などとも呼ばれます。

最も面白くて吹き出しそうなのは「AQマッチ」。

「永久マッチ」…。

着火棒の「フリンジ」と呼ばれる部分の「芯」と「オイル」は消耗する物の、フリンジそのものや、ライターでは「着火石」の役目をする部分もほとんど消耗しません。

水に濡れても拭けば使えるのと、ライターオイルを補充すれば何年でも使えるので緊急時の防災品やキャンプやアウトドア、サバイバルグッズとしても使えます。

…筈です。

今でも、ネットショップなどでは人気の品で、注文すれば簡単に手に入ります。

zigsowでも無数に登録がありますが、「これ」は見付けられませんでした。

弱点は、たいていオイルタンクが小さくてオイルが余り入らないのと、ライターでは「芯」と「タンク」が常に繋がっていのですが、オイルマッチは「芯」を使う時はタンクから切断されてしまいます。

だから、長い間火が付いていないですぐ消える。

いくらネジをしっかりしてもオイルが乾燥しやすいので「いざ使おう」と思ってもたいていオイル切れで「停電や災害時」には実用になりませんでした。

今まで使ったオイルマッチで、この弱点を克服した製品は見たことがありません。

最近新品を購入した方のネット上での評判を見ても、「使いにくくてなかなか着火出来ない」、「100円ライターの方が格段に使い易い」、「オイルが漏れて危険なので、普段室内では使えない」などと「否定的な物」が多いです。

人気だけど、じつは「アイデアは素晴らしいが実用にはならない、残念な製品の代表作」だと思います。

実用性よりも、「アンティークとしての価値」を認めてやって下さい。