一人暮らしとなり、（実家にはあふれているものもあるが）とりあえず必要に迫られて現地調達した小物類。使ってみてベンリと感じたものをいくつかご紹介。

実家にはさまざまな鋏（ハサミ）があり、散髪用など特殊用途・特殊形状のものは除いても、封筒を開けたりする普通の紙用、レトルトパックなどをあけるキッチン用、調理に使う食品用、糸を切ったりする裁縫用などさまざまある。

ただ、一人暮らしでそんなに鋏を何丁も持っていられないので、できるだけ汎用性が高いものを買うこととした。

ボタン付けの糸切りなどをすることもあろうが頻度としてはレアで、たぶん紙用＝キッチン用＞食品用＞＞＞裁縫用．．．みたいな感じだと思う（工具も充実していないので、リード線剥きなどで使うかもしれないけれど、それは超レアｗ）。

そこで紙用途とキッチン用途でベンリそうな鋏を物色。

この分野で求められるのは
・まっすぐ切りたいので多少長めのブレード
・糊つきのものやテープを切ることもあるので、刃がべたつきに強いもの
・ラーメンの液状スープの口などもあけると思うので、ガシガシ洗えるもの
・簡易包丁として使う（少量のねぎを刻んだり）こともあるので、丸いものを切っても力が必要ないもの
．．．こんな感じで条件出しして、大手スーパーやコンビニ、ホームセンターをうろつくこと数日。
よさそうなものが発見できた。

ステーショナリーで有名なプラス（PLUS）の鋏。

鋏で「青」というのがイカしてる！←死語

かなり注目のアイテムらしい。

一番のポイントは「ベルヌーイカーブ」を持つ鋏ということ。流体力学の祖ベルヌーイの名を冠した大げさな？名称だが、分かりやすくいうと「根元から刃先まで切断に最適な刃の開き角度（約30°）を常に保つゆるやかなカーブを持った刃」ということ。一般的な鋏では刃が直線なので、根元の近くは角度が大きく刃先は角度が小さくなる。そのため、刃先で硬いものを切ろうとするとかなり力が必要となるのだが、それを一定の角度が保てるような曲線にすることによって、どこで切っても力のかかり具合が一定、というようにした工夫ものらしい。

どうしてこのカーブがいいのかの解説。

その「ベルヌーイカーブ」を持つ鋏は、最近のプラスのイチオシ機能らしく「フィットカット カーブ」シリーズとして広く商品展開されているが、今回購入したのは「プレミアムチタン」。スタンダードタイプには付加価値として刃にフッ素樹脂コーティングをして非粘着性を高め、梱包用のガムテープやキッチン使いに適応させた「フッ素コート」タイプと、チタンコーティングにより、汚れにくく、さびにくくし、かつ50万回以上の耐久性を誇る「チタンコート」タイプがあるが、この「プレミアムチタン」は50万回以上の耐久性を実現するチタンコーティングに加えて、歯の「面」を3D形状（具体的には凹面状）にして粘着テープを連続して切ってもベタつかない工夫を加えたもの（従来比100倍とかｗ）。

まさにタレや調味油の袋といった「ぬめる」ものを切るキッチン鋏と、粘着テープや硬い紙（厚紙とか）も切る一般紙用で要求される性能を完全網羅している鋏。

カラバリとしては左右が対称なグリップのタイプは5色（ピンク、 グリーン、ライトブルー、ブルー、ブラウン）あるが、裁ち鋏風の親指が入る穴と残りの指が入る穴が違う左右非対称グリップのタイプは「ブルー」のみとなる。

ただ、このブルー、刃先もブルーで凄くカッコも良い（他色（ライトブルー含む）は刃はブラウン）。ケースもついて使い勝手バツグン！

ケースつき。特に刃先がとがっているわけではないケド安心。

超お勧めです。

フィットカットカーブ　プレミアムチタン 製品説明

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2018/12/24　ムリにクッソ硬い酒のパックを分解しようとしたら持ち手が断裂⇒廃棄処理